【ブロンプトン】SR目指して3戦目・姫路から天橋立300km【ブルベ】

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 2024年になってからブロンプトンでのブルベ・SR獲得を目指して、3月に200km、4月に400kmの認定を得た。早い時期にできるだけ挑戦してDNFしたときの再挑戦に備えたい、と思い、BRM428近畿300km姫路コウノトリと天橋立を選んだ。400kmブルベ完走の次の週である。半年前には、ブロンプトンでブルベを1週間おきで走ることは体のダメージが大きくて考えられなかったが、何事も慣れるものだった。コウノトリ但馬空港

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<目次>
□ 増える水
□ 山を越え、天橋立
□ 山を越え、戻る
□ 所感

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□ 増える水

 300kmでRide with GPSで累積標高3100m程度と普通の難易度のブルベ。主催はオダックス近畿の”峠の女神”様のお一方なので、ピリッとした登坂は含まれるだろう―そのような予想をして臨む。
 早朝スタート地点に行くと、アクセスがよいためか参加者がたくさんいた。ブロンプトン・ミニベロは見かけなかったが、リカンベントの参加者が1人おられて、なんとなく親近感が湧く。
 最初は姫路の市街地で信号が多いが、まだ交通量は少なかった。姫路城の前で写真を撮る人もいた。”なるほど、往路のこの時間帯で撮ってしまうのがいいよね”と思いつつ、見慣れた城なのでスルー。信号が多い区間はそれほど長く続かず、抜けたら快適だった。この日は天気がよくて最高のサイクリング日和だった。
神河町
朝来市生野町
林の中は涼しい。
 64km地点のコンビニで予定していた休憩を取る。ロードバイクだったら72~73km地点のコンビニに寄るところだろう。案の定、他の参加者はいなかった。ブロンプトンだと速度が落ちる分、エネルギー切れが予想より手前の距離で来てしまうことがよくある。補給食をフロントバッグに積み込みまくるという方法も可能だが重くなるので、アップライトな姿勢のため痛くなりやすいお尻の休憩もかねて、休憩を増やす方法を私は採っている。ところでこのコンビニ、

ありがたいけどさ、水を買った後にさらに950mlも飲料がついてきたら、ロードバイクだったらどうするか困ってしまう。常温だしさ…。でも大丈夫、ブロンプトンならね♪ …フロントバッグにそのまま突っ込む(重いよ!)。
竹田駅
 65km地点、通過チェックのJR竹田駅。予定より1時間早く到着。信号がない快適路のおかげだ。やや存在感に欠け、通り過ぎてしまった人も少なくなかったよう。ここは霧で霞む様子から「天空の城」と呼ばれる竹田城跡の一応最寄り駅である。
 道の駅 やぶの鯉のオブジェ。

何度か見た記憶はあるが、気になりつつなぜかいつもスルーしていて写真を撮るのは初。養父は昔宿場町で、鯉料理を出すために鯉の養殖が盛んだったらしい。
 95kmから3km、コウノトリ但馬空港まで登る。覚悟はしていたが、結構登る。
コウノトリ但馬空港
貯金は30分のみ。この空港に隣接したキャンプ場が以前はあって、子どもと一緒に来れないか考えたことがあった。2023年10月が最後の営業のようだが、この勾配ではいずれにしても自転車では無理そうだ。
 ビューンと下り切って、104km地点のコンビニで昼食にする。いつも通り、おにぎり2個と飲料、甘い物を買うことに。

おにぎりを2個買ったらお茶がついてきた…。よい天気なので冷えていればグッと飲み干せそうであるが、常温である。まだそこまで喉も渇いていない。でも大丈夫、ブロンプトンならね♪ …フロントバッグにまた突っ込む。

□ 山を越え、天橋立
 110km地点、通過チェック コウノトリの郷公園。我々の他にも、自転車で来ている人がちらほらいた。

ここに辿り着くまでキョロキョロしていたが、残念ながらコウノトリはいなかった。トンビは見かけた。このオブジェは幸のトリング(コウノトリング)というらしい。写真で上のほうが切れているように全く気付かなかったが、この先にコウノトリ2匹の板が付いていたらしい。貯金は1時間に増えた。人が多いのでいそいそと再出発する。
 125km地点、通過チェック 道の駅 くみはまSANKAIKAN

本当はここで補給予定であったが、自転車を置ける場所が離れていて、出店があったものの、好みの商品を探したり並んだりするのに時間が掛かりそうだったので断念した。
 折り返して国道312号線に出た。途中、藤の花がきれいで足を止めただった。
wisteria
最近山で藤をよく見るなと感じるようになった。実際、フジは近年増加傾向にあるそうだが、理由は山林の手入れ不足によるとのこと。

 25km進んで左側のコンビニに寄る。周枳(すき)という難読な地名だった。午後になってから暑かったので、雪見だいふくとフローズンレモンを買い、ツゥランを飲んでおいた。荷物を整理していると、オダックス近畿のかたやまさんがやってきた。飯テロ写真を見せられ(私はライド中にグルメしないのでダメージは軽いが)、先に出発されていった。

 背中にフローズンレモンを入れて走ったが、うまい具合に溶けるほどは暑くなかった。しばらくは、2番目のコンビニで増えた緑茶を飲むことにした。ここから中間地点の天橋立を望める展望台を目指す。…と、先に行ったはずのかたやまさんがなぜか後ろから現れ、雑談に。1週間前にきついと有名な岡山1200に参加され、百戦錬磨のかたやまさんでも苦労された部分があったとのことで、貴重な話を伺う。
Ouchi touge Ichijikan park
Ouchi touge Ichijikan park
155km地点 通過チェック 大内峠一字観公園
1年前はラリーで入れずに外すことになったとのこと。晴れていて見晴らしがよかった。キャンプ場もあるので、いつか泊まりに来れたらと思う。
 8km先、164km地点、PC2 丹後国分寺跡に貯金2時間弱で到着。

ここは細い路地のちょっと山側にあった。下ってコースに復帰するとミニベロのカップルがいた。本来ミニベロは観光に、こういう使い方が似合っているなと思いつつ、ブロンプトンでパスする。
 天橋立に前回来たのはコロナ渦であった。人の賑わいは復活していた。レンタル自転車で走る人も多数。人が多いので一部押し歩きする。
天橋立
169km地点、石碑『特別名勝 天橋立』
渡り切ってからも人が多く、しばらく徐行が続く。混雑区間を抜けて間もなく、右側だったが目に入ったローソン宮津須津店に寄る。この後に登坂があったので、とりあえず補給食を買っておこうと思っていた。店内には土産物もあり、フロントバッグには余裕があるのでうっかり買いそうになった。商品を手に取ると重かったので思いとどまった。空腹感はまだなく、オレンジジュースだけ飲んだが、後でエネルギー切れを起こしたので固形物を流し込んでおくべきだった。

□ 山を越え、戻る
 ここから丹波市までひたすら南進する。しばらく進むと、与謝野町の南のほうで地域のお祭があった。

宝巌寺付近

邪魔しないよう、時々押し歩きして進む。子供たちのお囃子演奏もあり、横を通ると「がんばってくださーい」と応援してくれた。ちょっとこそばゆい。
 その先には、与謝野町から福知山市に抜ける与謝峠があった。その手前の集落にかなり勾配の強い箇所があり、先週のブルベでもお会いしたShinさん(Twitter (X))がちょうど押し歩きしていたのが見えたので、”ロードバイクでも押し歩きならさっさと降りちゃえ☆”とすぐさま押し歩きした。2回押した。

下のマークが与謝峠。確かに最短距離だけども…。
 時間に余裕がありそうだったので、福知山城の写真を撮ってみた。
Fukuchiyama Castle
Fukuchiyama Castle
あまりにも城の雰囲気がない角度。横着者なので撮影スポットを探すことなく先に進む。
 県境という名の峠(塩津峠)を越えたら、空腹感が少し出た。信号に引っ掛かることが少なく、走行しながらだと補給が追いつかなくなったので途中で停まって食べることになった。ロードバイクではあまりこういうことはないが、ブロンプトンだと距離あたりに要する時間が長いので、同じ感覚でいると時々こういうことが起こる。
 残り77km地点というところで、コンビニで夕飯にした。後半だったからか、宮津からここまでほんの50kmでも補給が足りず、コンビニ飯の中では好物のカルボナーラをしっかり食べて休憩することにした。さらに40km進み、263km地点のPC3 西脇のコンビニに貯金2時間余りで到着。補給のダメ押しとして400kcalのプリンドーン!!を食べ、多めのミルクコーヒーを飲んだ。
 残り40km足らず。姫路城まで戻ってきた。
Himeji Castle
一応写真を撮ってみたが、横着者なので撮影スポットに寄らずにゴールに向かう。姫路城からはよく信号に引っ掛かるも、十分に時間があったので慌てず進むことができた。

2時間以上の余裕をもってゴール。居合わせた方々と少々情報交換とブロンプトン談義をして終了。

□ 所感
 ブロンプトンで2週連続でブルベを走ったのは初めてだったが、半年も続けていると慣れるものだった。今回のコースは歯ごたえのある登坂が何度か出現するものの、大半は信号少なめの快速路だった。近畿でブロンプトンでSRを狙うならば、姫路スタートシリーズがベストではないか、と思ったが、諸事情で400・600kmには出られず確かめられなかった。
 SRまで残すは600kmとなった。早めに挑戦したいと考えていたが、都合が付いたのは1ヶ月以上先の6月となった。どう考えたって蒸し蒸しの雨ブルベですよねー。
 また次回へ続く。

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