【天橋立】【いったよ】海へいこうよ ほくせつの森【400km】【やっぱ雨】

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 今年もブルベでSR獲得を目指すべく、残るは400kmと600km。

400kmブルベのうち、家から近い茨木スタートの「海へ行こうよ ほくせつの森」が、天橋立まで行けて観光気分を味わえるルートでもってこいだった。今年は自分の中ではリハビリ期間の位置づけ。今回も、ブロンプトンではなくロードバイク(HGSBT)で走る。
HGSBT
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<目次>
□ 準備
□ 海へいこうよ ほくせつの森
□ 海へきたよ あまのはしだて
□ かえるよ ほくせつに
□ 所感

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□ 準備

 タイトルのほくせつ(北摂)は大雑把には大阪北部を指す。400kmのうちのごく一部でしかないが気にしない。
Epic Ride Weather
天気予報は日が近づくにつれて好転。雨の時間が短くなり、前日の予報では夕方から夜にかけてのみ雨、だった。レインウェアとグローブ予備としてテムレスも持って行く。向かい風がそこそこ強そうだったので、ヘルメットはKABUTOのAERO-R1を選択。その他、今年からはできるだけ“荷物全部持つ”スタイルでいく。今度こそゴール後お風呂に寄ることにして、薄手の着替え一式をサドルバッグに入れて運ぶ。気温は高くないので、ボトルは750mlを1本だけにした。前回新調したばかりのシューズは、圧迫で痛い所があったのでシューズストレッチャーで伸ばした。

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 体調はといえば、2週間ほど前から立ち仕事が多かった。ゆえに、足のあらゆる所が張ってちょっとの指圧でも痛くて、腰痛もあった。前回のブルベ後、とある業界で流行っているアバンドを飲んだら脚の痛みを引きずらなかったので、回復の望みを賭けて前日に飲んだ。

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□ 海へいこうよ ほくせつの森
 仰向けに寝るのがつらいくらいの痛みだったが、当日起きたら痛みは足腰の痛みは消えていた。よしよし。自走でスタートに向かう。しかし、到着したときにはすでに右脚の付け根が痛かった。積み重なった痛みだ、フル回復とはいかないに決まっているが、もう少しもってくれればよいのに。シューズストレッチャーで伸ばしたシューズも、両脚とももう横に当たる部分が痛かった。ガッカリだ。先が思いやられる。
 ブリーフィングにて、ほくせつの”森”の部分は北摂にはなさそうだった。前回もご一緒したりくらいまーさんと走ることになった。例によって、早々にレポートを仕上げておられるのでご紹介。

前回と同じ場所でミスコースをしてから、茨木のヒルクライムコースへ。勾配がきついがところで、心拍数169bpmまでがんばった。前回は最高163止まりだったので、あのブルベがトレーニングになったようだ。以降も150以上でコンスタントにいけた。雑談していたら後ろからパラパラと抜かされていった。
 まだ速度が安定しない私が前を走ることが多かった。シューズが合っていないせいか、足裏のしびれ感も早々と出てきて、時々速度を緩めて休めなければならなかった。そんなこんなでも、25分くらいの貯金で51.5km地点、PC1 篠山安田店に到着。前回はPCではないが休憩した所だ。足の不調にうんざりして、気分転換したくてマウントレーニア☕を飲んだ。雨予報でDNSした参加者が応援兼見守りに来ていらして、”雨だから気をつけて”というような声掛けをしてくださった。
 ここからしばらく爆風。2人で先頭交代しながら進む。単独だったらかなり堪えたと思う。ヘルメットをAERO-R1にしたのは確かに効果があって、顔に当たる風をいなしていて呼吸が楽だった。が、頭にうまくフィットしなくてずり落ちてきてしまう。落ちないように締めると額が痛いし、後から鏡で顔を見ると瞼がむくんでいるほどだった。”しばらく乗り込んでいないうちに頭の形まで変わったのか?”などと、アホな考えが頭を巡る。
 気温のわりには喉が渇き、途中で水を買い足した。それでも貯金約1時間で、

82km地点 PC2 水分れ モニュメント。がんばって漕いでいたのと、看板が地味なのとで1回通り過ぎてしまった。

『石生の水分れ』(いそうのみわかれ)』と呼ばれる、日本一低い中央分水界らしい(丹波市観光協会のウェブサイト)。
 PC2から23km、105km地点、福知山のコンビニで遅めの昼ご飯にした。下り基調で登りは市の境のみだったが、すごく長く感じるくらい風が強かった。おにぎりとインゼリーエネルギーレモンで補給、眠気はないが気分転換にコーヒー☕を飲む。ここからしばらくは由良川に沿って行く前回と同じ道だが、前回も必死だったのだろう、ほとんど覚えていなかった。そのまま由良川沿いに海に出るのが定番ルートだろうが、ちょっと西に1本ショートカットした山の中に招かれる。ここがほくせつの”森”の部分か…と思っていたら、急に激坂が出て思わず斜行。ちらっとサイコンを見たら勾配は17%だった。

□ 海へきたよ あまのはしだて
 板戸峠を越えて海まで下る。海が見えくると何だか元気に。

が、風が強くてしんどいし、空の色も少し怪しい。
京都府立青少年海洋センター
BRM531_153.gif
153km地点、PC3 京都府立青少年海洋センター
ひさしぶりにここで何人かと会う。動画を撮っている私を尻目に、皆さん雨を警戒して手早く写真を撮って去っていく。
 数km先の宮津市内でマクドナ ルドで休憩することにして再出発。マクドに行く喜びなのか、りくらいまーさんのペースが上がってしんどかったが、がんばってついていく。同じマクドで他にも休憩している参加者が。うんうん、肉とポテト、食べたくなりますよねぇ。前回のブルベでりくらいまーさんがバーガーを1個余分に買って補給食にしていたのを真似して、今回は私も買ってみた。30分ほど休憩し、天橋立を16時台に通過。
天橋立
天橋立
天橋立
時間帯のせいか人が少なく、何度か来たことがあるが初めて走りやすい速度で走れた。バイクもHGSBTにしてから28Cなのでちょっとのグラベルも走りやすい。宮津・天橋立は、ブルベを始める前の腕試しとしてTANTANロングライドで走ったのが最初。

写真はこの頃は撮る余裕がなかった。内容はブルベと通ずるところがあって、読み返すと懐かしい。しかし7年前とはいえ、リンクが全部切れている…(ノд゚`)アチャー
 天橋立を抜けたら雨が本格的に降って来た。レインウェアを早めに着ることをりくらいまーさんに提案したが、進む方向の雲が途切れているのを見て、そのまま進むと仰せになる。複数人で走るときは時間ロスをしないよう、停車するタイミングを揃えるようにしたいところ。どちらかレインウェアを着たくなったら着ることにした。
 次のPCの集会所で折り返すため、1時間以上前に通過した人たちとすれ違い、手を軽く上げて挨拶を交わす。どこかの登りで追い抜かれた男女ペアも、手を振って何か声を掛けてくれた。雨で気が沈みがちになるところ、何かすごく元気そうだった。


伊根の舟屋を素通りして、くねくね道を行き、歴史がありそうな耳鼻集会所へ。銅像の詳細はネットで調べたが分からなかった。この先にビューポイントがあるが、雨なので寄り道をせず先を急ぐことにした。
 と言いつつ、元来た道を戻ってすぐ、りくらいまーさんの要望で途中の休憩所でトイレ・自販機休憩。ついでにマクドのバーガーを食べる。空腹感はなかったが、サコッシュに入れていたので回りの紙が溶けつつあって限界だった。サコッシュの中がちょっと汚れ、もっと先送りしていたら紙がバーガーと一体化していたかもしれない。いい考えだと思ったが、雨の日は要注意な補給食だった。
 レインウェアを着るか相談したが、まだ着ないということでそのまま出発。私は寒くなりそうなら着るタイプなので、まだ大丈夫と判断していた。次のPCまでは平坦路なので、本来なら速度は稼ぎやすい。が、フェンダーをお互い付けていないので、引くことができない。私のほうが前を行くことが多かったが、だいぶと水しぶきを浴びせていたらしい。気遣いいただいたようでありがたやm(_ _)m
 206km地点、PC5 与謝野のコンビニに夕飯時に到着。

雨粒は写らないがこんな天気。ここでようやくレインウェアを着た。ゴールまで降るわけではないので、グローブは交換せずジャケットのみ着た。私から見たら寒がりのりくらいまーさんがなかなか雨装備に替えなかった理由を聞くと、まだ降る時間じゃない・すぐ止む、と判断されていたらしい(なんでやねんw)。他にもレインウェアを着ていない参加者が寒そうにしていた。私も停まると若干の寒さを感じたので、温かい物が欲しくてカフェオレ☕を飲んだ。カフェインは不要なのに温かい物の選択肢がない。と思っていたら、りくらいまーさんはみそ汁やコーンスープをうまく見つけていた。

□ かえるよ ほくせつに
 南下して、福知山まで3個のトンネルを越えるらしい。ガーミンのサイコンが反応しない程度の登りがある(アラートが鬱陶しいので、登り判定の閾値を上げてはいる)。正直しんどい。右太腿の前側が痛くなる。前兆を感じてから漕ぎ方を変えたつもりだったが、うまくいっていなかったようだ。意識的にさらに変えるが、スピードが出なくてつらい。登りではりくらいまーさんに遅れ、下りで待ってもらうことになった。
 福知山もりくらいまーさんの予報に反して雨が降っていた。それでも次のPCが近づくにつれて雨は止んだ。

穴裏峠のトンネル。
ここから下りと北風が文字通り追い風となった。266km地点のPC6、丹波市氷上町のコンビニに2時間半くらい余裕をもって到着。雨は止んでも、停まって休んでいると多少寒かったのでレインウェアは着たままにした。PC1で買ったまずいパンケーキがまだ残っていたので、生ハムを買って挟んでたいらげた。補給も温かい物がよいと思い、普通サイズのカップヌードルを食べた。
 次は夜中にカフェイン補充休憩をしようということになり、37km先のコンビニを目指す。が、脚が痛くてたったの37kmが遠い。日が変わって目的のコンビニに到着。カフェラテを飲みたい気分だったが、セブンイレブンのは口に合わないのでブラックコーヒー☕にした。
 小野市、三木市と来て神戸に入るとき、神戸民のりくらいまーさんが歓声を上げた。ここからきつめのアップダウンと信号峠。次のPCは先ほど休憩したコンビニからまた37kmだというのに、なかなか着かない。340km地点、PC7 神戸市垂水区のコンビニに3時間の貯金で到着。インゼリー、カフェラテ☕を摂取。
 ここからは市街地。コーヒーを飲んだにも関わらず眠気がやって来る…。普段400kmくらいでは眠気は来ないが、仕事の疲労が溜まっていなのだろう。道中のコーヒー摂取回数もやたら多い。信号峠は逆にありがたく、信号待ちで2回ほど目を閉じて視覚情報を遮断すると少しすっきりした。国道2号線に出て、交通量の多さに苦しんでいたところ、道沿いのコンビニで参加者が目に入った。海のほうですれ違ったときに元気に手を振っていた男女ペアだった。めっちゃ時間差があったのになぜまだここに?? と思っていたら、休憩が終わったところだったらしく、一緒に走ることになった。2人とも話が面白くて、眠気はどこかに飛んで行った。雨を避けて走っていたと聞いて、速さと度胸があると取れる戦法が多いなと、改めて感じた。
 空が明るくなった頃、381km地点、尼崎に近い大阪市のPC8のコンビニに到着。残りの距離は少ないが、念のため、水とコーヒー☕を追加しておく。ついでに、お二人にTwitter (X)名を教えてもらい、かわいさんおかずちゃんさんと判明。今回初対面というのに驚いた。
 神崎川、安威川と遡って、地元北摂に入る。なにわ自転車道は早朝でも歩行者多かった。

5月も終わりだが、摂津市では大正川でこいのぼりを見ることができた(Googleマップ)。
 茨木まで戻って無事コンビニゴールで完走。途中ではもっと早く着くかと思ったが、当初の予想通りの時間だった。かわいさんとおかずちゃんさんはまだ余裕を持て余しているように見え、若さが溢れていた。チロルチョコだけ買ってレシートをゲットし、ゴール受付へ。

体が真っすぐ伸びないくらいの疲労で、体幹の筋力が落ちているのを実感した。何とか帰路寄り道してお風呂へたどり着き、400km運んだ着替えを今回は役立てることができた。

□ 所感
 今回も景色がよい所が多いコースで、それなりのアップダウンがあって走り甲斐があった。足やら脚が痛くなる問題は1回では解決できなかったが、ひとまず400kmがクリアできたことに安堵した。次の週は、SRを賭けた600kmのため東京へ。

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