ほんのちょっとグラベル+チャイルドトレーラーキャンプ: 蓬莱峡(船坂)ヒルクライムでCLUB NISHINOMIYA@兵庫県西宮市

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 昨年最後のキャンプは兵庫県西宮市のCLUB NISHINOMIYA(クラブ西宮)で。前回行ったときはプレオープン中でしたが、インスタグラムを見ているとどんどん開発が進んでいるのが分かり、また行ってみたいと思っていました。前回の記事はこちら↓
自転車+チャイルドトレーラーキャンプ: 蓬莱峡(船坂)ヒルクライムでCLUB NISHINOMIYAへ@兵庫県西宮市
 キャンプのたびにスモールステップで自分なりに目標を決めているのですが、今回の目標は「グラベルロード(ディスクブレーキ車)」を「輪行」してプチ「ヒルクライム」とプチ「グラベル」を体験することです。もちろん、前回と同じくチャイルドトレーラーを引っ張って子どもと一緒に行きます。前回は春先でしたが今回は冬なので防寒対策で荷物増、子どもが成長したので2kg増、テントも1人用から2人用にサイズアップと、全てがマシマシです。
 CLUB NISHINOMIYAは現在進行形で開発・進化中のキャンプ場です。Youtubeチャンネルがあり、雰囲気が分かりやすいです。詳細は公式サイトで最新情報を確認したり問合せたりしてください。

<CLUB NISHINOMIYA (クラブ西宮)>
ウェブサイト インスタグラムYoutube

利用期間: オールシーズン (月極サイトあり(*空き待ち状態))
料金: ウェブサイト参照。未就学児以下は無料。
宿泊: 14:00~翌12:00
予約: ウェブサイトから(事前支払い(PayPay・銀行振込)、当日支払い(現金・PayPay))
*オートキャンプ場(1台目無料)。自転車無料。
*全体の雰囲気はファミリー向け。料金はソロ向けもあり。
*Docomoで若干電波が悪い所あり。
設備:
・蛇口式のシンクあり(飲料用ではない)
・自動販売機あり
・遊具あり
・電動自転車あり
・ごみは持ち帰り (捨てる場合は500円)
・トイレは簡易トイレ(温便座、きれい)
・売店あり(商品は要確認)
<周辺施設>
・セブンイレブン西宮船坂店(5:00~23:00)…1.2km (坂きつい)
・有馬温泉…4.5km (坂きつく、行きも帰りも登坂あり)

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<目次>
□ 準備: 子どもの成長と装備増
□ 輪行: 生瀬へ
□ プチヒルクライム
□ キャンプ場到着
□ 遊ぶ
□ 夕飯、睡眠
□ 遊ぶ、帰る

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□ 準備: 子どもの成長と装備増
 前回の記録と対比させてサブタイトルを付けてみることにしました。前回はポップアップテントから普通の1人用のテントに変えて軽量化することができましたが、もう2人で過ごすには狭くなってきたのでアライテントのエアライズ2に変えました。寒いときは前室でご飯を作ってテント内で食べるので、フライシートはDXフライシートにしています。

アライテント エアライズ2 DXフライ仕様 2人用 (Amazon)(楽天市場)
 マットはエバニューのFPmatをいつも通り2枚。まずこれで地面の寒さや凸凹を軽減させます。寝るときはニーモ(Nemo)のテンサー インシュレーテット レクタングラー(64cm×183cm・R値4.2)を子どもと一緒に使い、寝袋(シュラフ)はもう一緒に入れなくなってきたので、最近はファスナーを開けて布団みたいに、いわゆるキルト代わりにしています。最低気温を-2℃くらいを想定して、モンベルの#1(コンフォート温度-3℃)を持って行きました。
 このように荷物がぐっと増えたので、車体の重いグラベルロードで思うように登れるのか少し心配でした。

□ 輪行: 生瀬へ

 上は前回の走行計画のスクリーンショットですが、今回も同じです。JR生瀬(なまぜ)までは輪行です。前日、夜な夜な自転車を輪行袋に入れて準備。ディスクブレーキ車のホイール着脱は初めてで、後輪をはめるのに少し手間取りました。チャイルドトレーラーはけん引アームを短縮させておきます(参照: バーレーの不思議な穴と縮む腕 ―チャイルドトレーラー ハニービーのけん引アーム短縮のやり方―)。
 おんぶで輪行していた前回と違い、もう電車の乗り換えも自分で歩いてもらっています。そのほうが楽かと思いきやそうでもなくて。JR宝塚駅から生瀬駅は1駅しかないのにうっかり座ってしまい、車窓を機嫌よく眺めていた子どもが降りたがらずひと悶着。

実は帰りの写真ですが、こんな感じで。
 前回はおんぶしながら輪行を解除した記憶がありますが、今はもう勝手に電車に釘付けになってくれているので、その間に自転車を組み立てることができます。しかし、ここで準備不足が判明(-_-; キャンプ前にはリアキャリアを付けていたのですが、それを外すだけでサドルバッグを事前に取り付けしてみることなく来てしまったので、タイヤとバッグが接触するじゃないですか…。このグラベルロードは乗り始めたばかりでポジション調整ができておらず、サドル高が低めになっていました。とりあえず、サドルバッグがタイヤと接触しないように数cmサドルを上げてから出発。もっと太いタイヤを付けたらクリアランスがシビアになるんだろうなーと、キャンプ用に買った自転車なのに何だか思ったのと違う感じになっています…。

□ プチヒルクライム
 食料は船坂のオアシス、セブンイレブンで買い込むことにして、少しでも軽量化してあります。このヒルクライムは約6km、私の走力でけん引状態で推定50分のコースですが、今回はサドルの高さを調整しながら走ったので1時間以上掛かってしまいました。

心配していた車体の重さ=足への負担は、カーボンフレームで車体は10kg弱、フロントシングルで40T×11-42T、32Cのタイヤという構成で、速度を気にしなければ普段のロードバイクと同じような感触で登ることができました。
 食品と水を買い足して、昼食を食べてからキャンプ場に向かいました。船坂小学校前の交差点までは下りですが、キャンプ場の案内板までは登りです。


案内板からキャンプ場までは結構な下り。


前回よりも案内板が増えています。

□ キャンプ場到着

 これは夕方に撮影した受付の写真です。到着すると、オーナーさんの他に、赤い服の怪しいサンタさんが待っていました。クリスマスシーズンとのことで、子どもにシャボン玉セットをプレゼントしてくださりました。怪しいサンタさんには警戒していましたが、シャボン玉セットはものすごく気に入っていました♪(ありがとうございます!) 前回は竹に囲まれたサイトでしたが、今は月極サイトになっているようで、今回は広めのサイトに案内されました。前日に降った雪が隣のサイトの地面にはまだ少し残っていました。-5℃近くになるかもという噂で、テントの下に何か敷くことを勧められ、木の板とアクリル板をお借りしました。
 寒さ対策でタープも持って来ていましたが、確認を怠ったせいでタープクリップとガイラインが1ヶ所足りませんでした。張り方を変えようかとしばらく考えていたところ、コインでトグルを作る方法を思い出しました(自転車キャンプ: ブロンプトンで杜のテラスへ)。ツェルトにサイドリフターを作る方法と同じで、まぁ経験を積むと覚えていることもあるものですね。


手持ちの小銭の一番少額だった10円玉を括り付けて、ガイラインはエアライズにデフォルトで付けたままにしておいたのを2本連結して使いました。

ポールを持って遊びに行ってしまう人がいて、呼び戻したり取り返したりしながら1時間ほど掛かって設営完了。

□ 遊ぶ
 おやつの時間になったので子どもをイスに誘いましたが、ずっといただいたシャボン玉セットを持って「(おやつは)食べない。遊ぶ。」と言うので、シャボン玉で遊ぶことにしました。母ちゃんはお茶したかったよ…。シャボン玉を作って見せると「シャボン玉する!」と訴えるので、対象年齢ではないけど液を飲まないかな、大丈夫かなーと思いつつ、「ふ~ってするんだよ」と教えると、最初は息が短くて強すぎて下手でしたが30分くらいすると上手になってきました。
 シャボン玉で1時間ほど遊んだ後、少し他のサイトのテントを眺める散策に付き合ってもらい、今度は遊具エリアに行きました。

スリックラインがあります。

車のおもちゃで何度も、繰り返し、散々遊んでいました。崖みたいになっている所があるので、そこだけ注意が必要です。

遊具エリアの反対側は臨時のバーエリアとなっているようです。
 さらに1時間遊んでから、やっと夕飯の準備に入れました。

□ 夕飯、睡眠
 夕飯の準備中に、テント内で子どもに使わせるテーブルの天板を持って来ていないことに気づきました(-_-) ちょうどいい高さのテーブルでもまだよくこぼすお年頃なので、ピンチ過ぎる。

レジ袋を切り開いてシート状にして、四隅をテーブルの脚に固定してできるだけピンと張って、天板代わりにしました。軽い皿でしたが、それでも皿の重みで即席シートが垂れ下がって来て、なかなかうまく食べさせるのが難しかったです。でもないよりはマシ。
 食後に有馬温泉に行く計画も立ててはいましたが、来るときにキャンプ場から脱出する坂と船坂の坂を見ているので、行く気が失せてしまいました。公式Youtubeからの情報によればe-BIKEを1時間500円でレンタルできるそうなので、1人で行き来するなら使うかも。
 寝る前には自動販売機で暖かい飲み物を買って、湯たんぽ代わりにしました。温かい物も冷たい物もあり、飲料水を準備し忘れてもいつでも買えるようになったのは便利です。子どもが寝た後にお湯を沸かして1人でお茶を飲むのも好きなのですが、今回は楽をすることにしました。
 テント内の温度は夕食準備のときは4℃でしたが、寝るときには6℃に上がってきていました。子どもと共用した幅64cmのマットはもう狭く感じました。次からはもう1つマットが必要そうです。天気が曇りだったこともあり、気温は結局-1℃くらいにしかならず、寝るときこそ地面側の腰回りが少し寒く感じたものの、眠れてからは朝まで温かく過ごせました。

□ 遊ぶ、帰る
 朝6時、まだ暗い中チャイムの音で目が覚めました。学校のそれと同じなので頭の中が「???」となりましたが、隣の老健施設からだと思います。サイトの場所やテントの種類によってはよく聞こえると思うので、非日常感にこだわる人はサイトの場所をあらかじめ相談しておくか、6時より前に起きてしまうことをお勧めします。とりあえずトイレに。

広いとは言えませんが、子ども1人となら一緒に入れるスペースがあるのはありがたいです。
 サイトに戻って結露で重くなってたわんでいたタープのロープを張り直して、1時間くらいまた寝袋の中でごろごろして過ごしました。ダブルウォール+タープで心配していた結露はほとんどありませんでしたが、子どもがマットから外側に転げ落ちていて、その周りはインナーテントとフライシートが接触していて結露していました。テント内には自作の軽量ハンガーでウェアを一部吊るしていたのですが、テント内の湿度が高くて、予想とは逆に湿っぽくなっていました。今後の課題です。
 朝食を済ませ、子どもを周りで遊ばせながら、早めに撤収作業をしました。

隣の大型サイトにはまだ少しだけ雪が残っていました。
よく邪魔が入りましたが、チェックアウト時刻の1時間前に撤収完了。残り時間は遊具エリアでまた小一時間また遊びました。
 チェックアウト後、キャンプ場から脱出する坂はやはり押し歩きして、行ってみたかったパン屋に向かいました。

北西にあるダディーズ・ベーカリー。行きは県道82号線を下ります。

高級感が漂っていて、子どもが粗相しないよういつも以上に注意しながら購入して退散(;⌒ー⌒) パンは家へのお土産にしました。
 帰り道は結構な登りで、県道は交通量が多くてチャイルドトレーラー付きではストレスなので、Google mapの写真で予習していた1つ西側のプチグラベルで登ることにしました。


ほどよく荒れた道で、グラベル初心者なので1人ならスリルを感じつつ登り切れそうな勾配でしたが、トレーラーのガタゴトの挙動が読めず、急な所は押し歩きました。
 残りは生瀬駅まで下るだけ。往路でサドルを上げたのでハンドルの角度が合っておらず、下ハンブレーキが掛けにくくて疲れました。後は輪行作業して帰宅。

トレーラーの点検してま~す。
 本格オープンしてから初めて行ったCLUB NISHINOMIYAは、設備がぐっと充実していました。まだまだ開発中とのことで、また涼しい~寒い時期に行きたいと思います。[場所・兵庫]

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