少し前にロードバイクを行きつけのショップにオーバーホールに出しました。総点検してもらって安心、きれいになって気持ちよくなったという満足感の半面、失敗とまではいかないけれど思ってたのと違う、という点もありました。事前に要望を伝えていれば避けられたことなのですが、そもそも知識がない、そういう想像力が及ばないところもあるからショップにお願いしているわけでもあります。というわけで、事前にこうしておけばよかったと思うところを書きます。
□オーバーホールのタイミング
本題の前にオーバーホールの一般的な話を。どれくらい乗ったらオーバーホールが推奨されるのか調べてみると、10000km以上とか2年ごととかいろいろでした。乗る環境や乗り方にもよるし、そのあたりを目安にして自分の好きなタイミングで、ということになるのでしょう。オーバーホールにはどれくらい分解するかによって値段と掛かり期間が変わってきて、値段は数~5万くらい、期間は1~2週間が相場のようです。オーバーホールに出すタイミングとしては、どうせ分解が必要になるのでパーツを交換したいときがよいように思います。
以上を踏まえて、私の場合は3年・約11800km、チェーンが伸びてきたタイミングで、ホイール点検以外のフルオーバーホールに出しました。雨天走行が多めなのと荒い輪行の頻度が多いのが心配な点でした。また、ハンドル幅を広げたいとも思っていたので、ついでに交換をお願いしました。ロードバイクはこの1台しか持っていないので、出す時期については熟考して、1000kmのブルベの直後にしました。強制的な休養のつもりでしたが、1週間もすると乗れないことに悶々とし出して、残り1週間はとても待ち遠しかったです。
□備品は外すべきなのか
余計なホルダーやDHバーなどが付いたままだと作業で邪魔になるだろうし、万が一紛失されるかもしれない、と考えていたので、できるだけ外して預けました。が、それが自分にとってベストな結果にならないこともある、というのが以下の写真です。

オーバーホール後、ブルベ装備を付けたハンドルです。

前から見た図です。めっちゃ窮屈です。。
ハンドルを2cm幅が広いものに交換したのはポジション上の都合ではありましたが、今までより装備を付けやすくなるのではないかという期待もありました。ですが、交換前よりもぎちぎちに中央までバーテープを巻かれてしまいました。なんでやねん。どうしようもないので、サイコンマウントの1つは直でハンドルに付けるのを諦めてバーテープ上からゴムでがんばって固定し、反対側は六角レンチを入れられる作業スペースも取れなかったのでバーテープを少し剥がしました。見栄えがよくなくて少し悲しいです。
ハンドル周り以外でこういったクリアランスが問題になることがあるのか分かりませんが、装備が多い人や特殊な装備の取り付け方をしている人は取り付けたままで相談して預けるほうがいいのではないかと思いました。
□再利用してもらう物は?
新調する物、再利用する物は事前に確認されるはずですが、漏れなく細かいところまで伝えましょう。でもこちらに知識がなかったり店員さんが忘れていたりすると、以下のようなことが起こってしまう―。
オーバーホール前、買ったときの状態のままでは、バーエンドキャップはネジ式で抜けにくくなっている物が使われていました。で、バーテープを新調するとたいていはめ込みタイプのエンドキャップが付いてきます。もちろん今回バーテープも交換してもらっているわけですが、エンドキャップがそのはめ込みタイプに替わっていました。塗装はげはげのからきれいなのになりました。ですが、気づいたら両方ともなくなっていました。1つは走行中、1つは家のローラー台の横に転がっていました。要は強い衝撃もなく、外れてしまったのです。
バーエンドキャップがないと命に関わる可能性があるので、この件についてはわりとおこです(-_-+ もともとのネジ式のキャップを返してもらっていませんし、その数千円をケチる人間でもないので同等の新品の物を購入しても構わなかったのに…。
□知識をつけよう
店員さんと顔見知りであっても、エスパーではないので要望を伝えない限りは伝わりません。知識をつけてオーバーホールを頼まないと、高額な費用と見合わない部分が出てくるかもしれません。知識はあるに越したことはありません。
これを読んだ人には細かいところまで満足できるオーバーホールとなりますように☆ミ
オーバーホールに出す前の注意点
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