紅葉狩りキャンプができる大阪府茨木市のTHE FOREST OF ARTS -M’s Cafe- (エムズカフェ)に、今シーズンも行ってきました。場所は茨木市(いばらきし)の千提寺(せんだいじ)、いわゆる”教科書に載っているザビエル像”が発見された地です。最近グラベルロードを新調したので、チャイルドトレーラー付きの試乗も兼ねて、前回と同じルートで行きました。
過去記事はこちら
子ども1歳の冬: 自転車+チャイルドトレーラーキャンプ:
ロードバイク+バーレー ハニービーで自走キャンプへ@大阪・茨木市千提寺
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<目次>
□ 北摂のラル・・・でお茶
□ 紅葉と竹槍と自転車
□ 創作カレー
□ 朝食と紅葉
□ 紅葉と鯉と蒸気機関車
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□ 北摂のラル・・・でお茶
M’s cafe周辺は大阪北摂のヒルクライムコースです。安威川ダムの建設に伴ってできた新しいつづら折りの道が”北摂のラルプデュエズ”と呼ばれるようになり、すっかりヒルクライムスポットとして定着しました。名前に過度に期待して行くとそれほど長くも激坂というほどでもないのですが、たくさんサイクリストが来るようになったおかげなのか、ちょうど登り切った所に喫茶おおいわという休憩スポットができたので、そこにも寄ることにしました。正式名称はおおいわ坂になったようですね(Googleマップ)。

府道46号線は交通量が多く、大型車も頻繁に通るのでできる限り避けます。府道110号線、114号線を登り、一番きつい山手台(お山の住宅街)を越え、そのまま登ればM’s Cafeに着くところをわざわざ1号線を西から東に一直線に下って位置エネルギーを開放し、46号線に出ます。

おおいわ坂、および大岩いも掘り園・喫茶おおいわの看板が設置されていました。えっちらおっちら登って行くと、「がんばれ~」という声が上のほうから聞こえた気がしました。上を見ても人影が見えないので気のせいだったのか…。

パニアバッグは今回取り付けていませんが、前回よりタイヤが太くなり、急に冷える予報だったので冬用テントを選択し、成長した子どもとその服を載せて…といろいろ重くなる要素があり、前回よりしんどかった気がします。

登り切ったところに砂利の開けた広場があり、サイクルラックとベンチがありました。先ほどの声援は、ここから誰かが掛けてくれたのでしょう。1年前はなく、後から調べたところ、どうやらサイクリストがたくさん来るからと地元の方が整備されたようです。ありがたや。

また、今年1月6日(土)には”おおいわ坂グランプリ”というヒルクライム大会がラン部門とバイク部門で開催されたそうです。”北摂のラルプデュエズ”と呼び始めた人のセンスを感じます。
・茨木ジャーナル(いばジャル)
「茨木バス旅-おおいわ坂・北摂のラルプデュエズと喫茶おおいわで「いばきた」を満喫!」
・wakuwaku KIMS ブログ より 「2024年1月6日(土)【おおいわ坂グランプリ】参加受付開始」
「おおいわ坂グランプリ2024 (動画)」
サイクルラックのところに自転車とトレーラーを駐輪して、喫茶おおいわのほうに向かうと簡易トイレと自動販売機がありました。広場のほうには缶の回収かごもありました。景色を見ながらジュースを飲めるということですね。
喫茶店に入ると地元の人が団らんしていました。メニューにはカレー、丼物、スープ、おにぎり、ジュースなどがあるほか、携帯食、傷応急処置グッズもありました。私たち親子はジュースを頼みました。ちょうどその頃、外が時雨れていたのでしばらく雨宿りしました。
□ 紅葉と竹槍と自転車
雨が弱まったところでM’s Cafeに向かいます。カフェの直前は激坂で、チャイルドトレーラー付きのときはいつも押し歩きしていますが、今回はそれでもきつすぎて、子どもに降りて歩いてもらいました。カフェにはサイクルラックが併設されているのですが、今回私たち以外の自転車あるのを初めて見ました。隣に駐輪させてもらって、カフェで受付。子どもの料金と翌朝の朝食代を支払いました。この日は先ほどの自転車グループのデイキャンプ、宿泊は私たちだけでした。


昨年の秋は熊の目撃が多かったのをご記憶でしょうか。竹槍数本が準備されていて、「もし熊が出たらこれで撃退してください」とのことでした。このサイトはハイキングコース沿いにあり、前回は朝散策に出掛けてイノシシを見つけてしまいました。熊が出る可能性はあります。デイキャンプのグループが帰られたら、ラジオを点け、テントの入口に竹槍を置いておくことにします。
こちら、サイトの整備をされている方がオーナーさんとは別におられるのですが、訪れるたびにオブジェが増えています。


NHKの某番組のカラスのキャラクターに似たものが鎮座していました。中はベンチになっていて、天井から光が入り、目のところから外をのぞくことができます。中に入ると風がしのげて、子どもは目から手を出して大喜びでした。
□ 創作カレー
今回はひさしぶりに夕食は料理することにしました。カレーなら何とかなるはず。材料は、家で余っていたキュウリ、ネットスーパーで買った冷凍野菜、大豆ミート。ご飯も鍋で炊いてみます。

キュウリを炒めると、たちまち広がるキュウリ臭。冷凍野菜は解凍されていてよい感じ。家から保温ボトルで持ってきたお湯を入れて軽く煮て、フィレタイプの乾燥大豆ミートを投入。お湯を吸うとプルプルしていました。カレールーを投入。まだ残るキュウリ臭…。ご飯はといえば芯が残ってうまく炊けず、お湯を足してみますが”芯の残ったお粥”になりました(T_T)

完成。
子どもは、カレーは「からいから食べない」と言って一口で終了。軟らかめのご飯とカップスープしか食べられなかったので、夕方スキップしたお菓子を補食してもらいました。私はお腹いっぱい。キュウリとカレー、別々に食べたらそれなりにおいしかったはずで、なぜ一緒にしてしまったのか…。
夕食が終わる頃にデイキャンプのグループが帰られたので、グランドシートをずりずり引きずってテントを引っ越しさせてサイトを移動しました。今回のテントはアライテントのエアライズ2、DXフライシートバージョン。自立式なので、こういう移動がわりと容易にできます。
サイトを離れるときも、ライト、ラジオを点けっぱなしにして、トイレ、歯磨き、着替えなど寝る準備をします。昨シーズンまでは寝袋のジッパーを開けて布団代わりにして2人で寝ていましたが、今シーズンからはEnlightened EquipmentのRevelationというカスタムキルト(-17℃対応)を投入しています。最低気温は3℃くらいだと、薄手のダウンジャケット上下+このキルトで快適に眠れました。
□ 朝食と紅葉
夜中はラジオの放送がなくなっていた気もしますが、無事朝を迎えました。ライトもテントの天井に吊るして点けっぱなしでしたが、フル充電ではなくても朝まで点灯していました。使ったライトはキャリー・ザ・サンというソーラー充電タイプのミディアムで、毎度ハンドルやトレーラーの上に面ファスナーで固定しておいて道中に充電しています。フル充電で一番暗い設定で72時間点灯とのことで、朝までもったのも納得です。

初めて見る携帯ラジオに興味津々の子ども。約30年前にコンビニで買った物ですが現役です。
カフェに移動し、子どもと一緒に朝ご飯。

暖炉で暖まりながら、裏山の紅葉を窓から眺めながら、ホットサンドセットをいただきました。

子どもはホットサンドを見るのが初めてで、パンと卵しか食べてくれず、ジュースを喜んで飲んでいました…。残りは私がいただきます。朝から食べ過ぎな気が…。


少し紅葉の実でプロペラ遊びをしてから帰りました。
□ 紅葉と鯉と蒸気機関車
サイトからは下り道。前回は落ち葉で滑りそうで押し歩きしましたが、今回はタイヤを1.9インチにしたので、また新車のコンポのGRXは前のSRAMのAPEXよりブラケットポジションで握りやすく、普通に下れました。チャイルドトレーラーをけん引していると、車体とトレーラーの振動の両方が体に伝わるのですが、タイヤを太くした効果なのか、下りの乗り心地は今までで一番良好でした。
次の目的地は茨木の真龍寺(Googleマップ)。D51 882という蒸気機関車が展示されています。

1年前は非常に子ども受けがよかったのですが、今シーズンは夏に北海道で動態保存の雨宮21号に乗ったからでしょうか、反応が薄いです(T_T)

鯉のほうが楽しいようです。
ここも紅葉がとてもきれいな所です。お参りもして、お賽銭入れを何とか探し出して、今まで何度か遊びに来させてもらったお礼をしました。
M’s Cafeは自宅から自走圏内でキャンプができるという近場なのですが、子どもの成長に伴う荷物の重量増により、チャイルドトレーラーでの親子キャンプに限界を感じ始めました。そのうち、子どもに自転車に乗れるようになってもらって、子ども自転車とブロンプトンのバス輪行で行けるようになったらいいなと考えています。
キャンプ場情報を以下にまとめます。
インスタグラム
予約: カーステイ(Carstay)
問い合わせ: カーステイのチャット (カフェの電話は多忙のためつながりにくい)
□特徴
・車中泊も可
・古民家カフェの庭、裏山がキャンプサイト
□利用期間
・通年
・チェックイン時間は相談
・チェックアウト 11:00
□利用料
キャンプ・テント泊の場合
・1人1泊 2500円(税込)
・AC電源 500円
・ゴミ処理 500円/袋
※カーステイのオプションがやや分かりにくく、細かい料金は事前に問い合わせを。
□その他
・サイクルラックあり。
・朝食にホットサンドセットを注文できる。
・屋外に炊事場はないが、有料で屋内のを借りられる。
・レンタル品や薪や炭、着火剤など現地で購入可。
・シャワーなし。
・トイレがきれいで広い。
・無料WiFiあり(カフェ、庭サイトのみ)。
・回数券の販売あり(インスタグラムより)。
□周辺施設
・ハイキングコース(キリシタン自然歩道(初級)、巨石の丘(上級))
・茨木千提寺PA(新名神高速道路)
・茨木市立キリシタン遺物史料館(いわゆる”教科書に載っているザビエル像”が発見された家)

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