今年はブルベでできれば3月までにSRを取りたいと考えていて、都合が合えばちょっと離れていても行こうと決めた。そこで2月はAJ神奈川の400への参加を決めた。職場には休日の居場所もおおまかに伝える必要があるので、自転車のことは抜きで1日目は名古屋(実際は安城市スタートだけど)、2日目は神奈川と伝えたら、それなりの用事だと思われて「大変だねぇ」というお言葉をもらえた(^_^;

□準備
気温は高め、2日目は雨の予報だったので、服装は前回同様最低気温5℃くらいのものを選択、レインウェアも準備した。
・服装:
ミレー ドライナミックメッシュ 3/4スリーブ
ファイントラック メリノスピンライトジップネック(L2ベースレイヤー)
SUNVOLT ウィンタースーツ
パールイズミ レッグウォーマー
蛍光ベスト
雨でレインウェアを着る前に腰が濡れると冷えがきついので、腰~少し背中にスポーツバルムのオイル イエロー1を塗っておいた。
・レインウェア:
モンベル(mont-bell) バーサライトジャケット、スーパーストレッチサイクルレインパンツ
通勤でも使う、いつもの。
・心拍計:
Wahoo TICKR FIT Heart Rate Monitor(ワフー ティッカー フィット ハートレート モニター)
後半はそもそも無理が利かないのであまり必要性は感じないけれど、前半の特に登坂は心拍を抑えながら行くので、モニターはあったほうがいいと思って使うことに。
・補給
前回はジェルをフラスクに移していなくて補給が遅れてしまったので、今回は準備しておいた。途中でコンビニでジェルを継ぎ足すことにした。
・荷物
飲料ボトルは750mlを1本。輪行袋とツールボックスをボトルケージに。トップチューブバッグにモバイルバッテリーと筆記用具など。サドルバッグには中身はチェーンカッター、チューブ2本、空気入れ、サイクルパンツ、メガネ入れ、クリートカバー、走行後の補給食、ワイヤーキー、防寒着など。14Lのサドルバッグに最初はゴール後の着替えも入れていたが、受付で手荷物預かりしてもらえることが分かったので、前回の200kmのときとさほど変わらなくなった。1サイズ小さい9Lのサドルバッグに入ったと思う。
・ポケッタブルバックパック:
シートゥサミット(SEA TO SUMMIT) ウルトラシルナノデイパック


畳むと手の中に入るサイズでありながら、容量18Lで30g、耐過重20kg(写真は別の日のもの)。輪行で移動中はバックパックとしてすぐに取り出したい物などを入れ、輪行を解除したらサドルバッグやトップチューブバッグに荷物を分散させて、このバックパックも畳んでしまうことができて便利。容量は大きい分、重くなると紐が肩に食い込むのと、すべすべしていて背中から滑りやすいのが難点といえば難点だけど、用途を決めれば便利さが上回ると思う。
□出発
昼スタートなので大阪からでも前泊なしで参加できるのがありがたい。新幹線で仮眠をと思ったけれど、大阪からだとすぐで眠れなかった。起きている時間が長くなるので、眠気が早めに、強めに出て来るだろうと覚悟した。新幹線の中で参加者の1人と出会い、降りてから昼食をご一緒に。最近胃の調子がいまいちで、食後に胸焼けというか食道がつかえる感じが続いていて、たくさん食い溜めすることはできなかったけれどラーメンと餃子を普通においしく食べた。
AJ神奈川のブルベは今回が初めて。参加人数は多いのは関東のクラブならではで、特に人数制限なしの女性枠があるので女性が多かったし、シニアも少なくなかった。最高齢は77歳とのこと(喜寿!)。私も一生自転車を漕いでいたい。
人数が多いと装備の工夫もいつも以上にいろいろ見られておもしろかった。参考になった例としては、後輪のハブのところにディレイラーガードをつけてリアライトを装着していたり、リアライトを足に直接取り付けていたり、フォークにお手製の土台を取り付けて前照灯を付けていたり。リアライトと反射板を4つ以上、トマトが実るかのように付けている人もいた。ライトへの気の遣いようは、人数的に今まで見た中で一番だった。
AJ神奈川は20人ずつ10分おきの時差スタート。受付時間には余裕をもって着いたはずが、受付場所が分からず結局3番目のグループになった。スタートしてからずっと交通量が多く、できるだけ抜かさないで後ろについて行った。20kmくらいで登りが出てきて、そこでようやくばらけて何人か追い抜いた。
□ひたすら東へ
途中で何か大きい池があったように思う。一瞬ダムかと見紛うほど大きく、後で調べると大井池という愛知県内最大級の人造池だったらしい。それ以外は あまり目ぼしい景色もなく 走りに集中することができるコースだった。…写真はやはり撮ろうと思ったときに撮らねば後悔する。
60km弱でコンビニPCに到着し、空腹感もなかったので軽めにサンドイッチと飲料を補給してすぐ出発。しかし、80kmくらいで足が重いと感じるようになった。それほど登坂してもいないし、疲労感もないのに足だけが重い。振り返り考えた結果、空腹感がなくて「今日の昼食は腹持ちがいいわ~」と思い込んでいたが、胃の不調による食事からのエネルギーの供給不足と判断した。そこで手持ちのゼリー飲料を走行中に積極的に飲むことにした。
110kmくらいで通過チェックのコンビニでまたサンドイッチを補給。思い返すと、固形物の消化がイマイチというのに、この時点であまり懲りていないw
またこの日はやたらトイレが近かった。40kmほど進んでコンビニでトイレ休憩。ついでに胃薬を飲んでプリンを補給。そしてまた40kmほど進んでコンビニでトイレ休憩。昼のスタートで出発が遅かった分、予想通り眠気が早くも出てきたため、トイレが近いけれど仕方なくカフェラテを飲んで眠気を飛ばした。ちょうど補給が追いついてきたようで、足の回りが回復、パワーメーターで見ると明らかに10~20Wほど改善していて、笑ってしまうほどだった。
□峠の豚汁
次のチェックポイントは宇津ノ谷峠・明治トンネル。この出口で豚汁が振る舞われると公言されていて、近づくにつれて楽しみで楽しみで、直前の登りも全く苦にならなかった。ただ暗くて、夜に一人で来たくはないと思った(^_^;

このあとトンネルの半分の照明は落ちていたw

東屋での豚汁は本当においしかった。ごちそうさまでした(-人-)
このあとはしばらく調子がよく、先頭を走れるくらいの体力もあった。胃が豚汁で温まったのもよかったのかもしれない。でもこの日のエネルギー源は基本的にゼリー飲料。効果が切れるのも早く、結局25kmでトイレと補給のためコンビニ休憩。ついでに、少し寒くなってきたのでレッグカバーを履いた。さらに25kmほどで眠気のためコーヒー休憩。…だんだんと休憩が細かくなっていき、グロスタイムは落ちていく。そしてまた25km先でトイレ休憩。ついに食べ物で補給したいものがなくなり、家で使うためのセロハンテープを買う(思考能力の低下…?)。
□登るよ東へ
この後は伊豆半島に入り、登り基調になった。ここはある程度覚悟していたので耐えられた。冷川ICで高速道路に入りそうになった後、コンビニPCに到着。おにぎりなら大丈夫だろうと補給するも、結局日が変わると胃の調子がまた悪い方向にリセットされてしまい、この後の登りが非常につらくなってしまった。このPCですでにレインウェアを着ていた人を横目に、まだ大丈夫だろうとスタートしてしまったが、ほどなく雨が降ってきた(~_~; 雨が止む見込みがないことは分かっていたので、登り途中の広い路肩のスペースでレインウェアを着たけれど、こういうところで何度も止まってしまうのが効率が悪く、反省点である。
途中で食べ足したようかんがさらに異様に胸焼けを発し、つらさを感じながら熱海あたりの登りを進み、35kmほどでトイレ休憩と胃薬内服。再出発すると、雨足がひどくなった上に、下りで非常に視界が悪く、通過チェックを通り過ぎて下りきってしまった。標識で気づいて、また登り返して、ようやく通過チェックの根府川駅。

この後も雨でよくキューシートが見えず、いくつかミスコースが続いた。見えにくいならなおさら確認が必要なのだけど、なるべく止まりたくないと思ってしまうのが自転車乗りのよくない性(さが)ですな…。
□海岸沿いを東へ
相模湾沿いに出た風景は、普段田舎の海岸を走ることが多い私には新鮮な風景だった。浜があって、沿道におしゃれな雰囲気のお店が並び立っていた。「ほぉほぉここがこのあたりが湘南かぁ~」とおのぼりさんのごとく風景に浸りながら、途中新江ノ島水族館も気になりながら、小降りになったとはいえ雨のままで早くゴールしたかったので先を急いだ。なので写真なし\(^o^)/

ゴールでスタッフさんや参加者何人かと話したが、今回はやはり追い風は吹かなかったようだった。とはいえ、風に悩まされることもなかったので、本当は快速コースなんだろうなぁと思った。
ゴールで手荷物を受け取り、ゆっくりお風呂に入って温まりこざっぱりすると、もう駅まで泥だらけの自転車を漕いで行く気がしなくなってしまった。輪行袋に入れてタクスィ~♪さらに東に行ってから新幹線に乗り換え、課金の力で早めの帰宅を決めた。
タイムとしては過去2番目の遅さで、今年実走2回目という練習不足に加えて、胃の不調、トイレ近い現象、昼スタートで後半眠気出やすいという、体調面でしんどくて苦労した400kmだった。次の600kmに対して不安を感じ、急いで対策することにした。
[場所・愛知] [場所・静岡] [場所・神奈川]
ゴー イースト ~追い風400~
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