子どもが1歳になってからチャイルドトレーラーを使って親子キャンプを始め、親子ともに慣れてきたので、2歳になったのを機に連泊に挑戦しました。せっかくなのでより達成感が得られるようにと、アワイチ(淡路島一周)をメインに、前泊を加えた3泊4日のキャンプツーリングを計画しました。
この準備編では、チャイルドトレーラー特有のことだけではなく、子どもと一緒の夏のキャンプツーリングをできる限り安全に行うために対策したこと(ハード面)について記していこうと思います。
(追記・修正 2023/9/3)
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<目次>
〈暑さ対策〉
〈服装〉
〈雨対策〉
〈寝具〉
〈虫対策〉
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〈暑さ対策〉
今回の天気は晴れの日の最高気温が予報で32℃、日なたでの実測で34℃、快晴ではなく半分以上は曇りと、わりと穏やかな暑さでした。それを踏まえて参考にしてください。
□ DAIICHI チャイルドシート用 Air pocket2
(チャイルドシート ベビーカー エアファン)
→在庫なく購入不可。類似品を新しい記事で紹介しています(→こちら)。
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ベビーカーに装着可能な送風シート、とでもいうのでしょうか。USBでモバイルバッテリーから給電して使います。送風の強さが3段階、タイマーが最長1時間。重量は公称710gで実測は若干公称より軽かったです。ファンを外せば水洗いもできます。韓国製なのでお値段は高めですが、よくできた製品だと思います。
いろいろベビーカー用のグッズはありますが、暑い中での”冷感”素材という物の効果を私は信用しておらず却下。保冷剤を入れるタイプは、ツーリング中に保冷剤を確保するのは難しいと思って却下。叩く・パンチ式の冷却材を利用する手もありますが、過去にうまく内袋を破れなかったことがあり、あまり使いたくないという事情もありました。ジェルビーズで冷却するタイプは1.5kgと重い。以上を吟味してこれに決めました。

シートはベルトやフックで装着できるようになっています。チャイルドトレーラーには基本土足で乗るので、洗いやすいのはよい点です。
モバイルバッテリーはAnchorのAnker PowerCore III Elite 25600mAh 60Wを購入しました(現在は在庫切れで購入不可)。
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詳しいスペックは理解しておらず、容量と充電の速さだけで選びました。送風シート本体と同じくらいの値段がしますね。これで中の送風強度で主に使用し、4日目の途中で使い切りました(ただし、約3回のスマホ充電も含む)。電源サイトを選ばなくても、これくらいの容量があれば4日間は不自由しません。実測は560gで、送風シートと合わせると約1.3kgです。
肝心の効果のほどは、まだ子どもが答えられないので推測になりますが、最終日にバッテリーがなくなって止まってから膝裏を汗で痒がるようになったので、それまでは多少送風の効果があったのではないかと思っています。またクッション性がよく、チャイルドトレーラーの座面に直接座るよりは快適だったのではないかと思います。
□ エアシャツ扇風機

(Amazon)
ハンディ扇風機の中で、Amazonで一番評価が高かった物を購入。強度は3段階で、1回の充電で弱なら8時間、中で4時間、強風で2時間使えるようです。顔に向けると弱でも目が乾きそうなくらいの風力はあります。そしてこのクリップ、挟むだけでグリップ力はないので固定場所は選ぶものの、扇風機の角度をかなり自在に変えることができるようになっています。実測は210g (クリップ・電池含む)とわりと軽量です。
充電式で、電池はPanasonicのNCR18650B (3400mAh)を使うよう記載があります。
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(楽天市場)
事前に充電した電池を持って行き、移動中は強度中、テント内では弱で使用し、1日で電池1本弱を使いました。効果のほどはというと、移動途中でトレーラーの中を覗き込むと明らかに涼しかったです。またテントはインナーがメッシュの通気性のよいダブルウォールテントでしたがそれでも熱はこもってしまい、寝る前26℃でも蒸し暑く、天井のライトポケットにこの扇風機を固定して弱で回していました。それだけでもだいぶ快適になったので、普通のキャンプにもこの扇風機はオススメです。
□ モンベル ロールアップ クーラーバッグ 10L (モンベル商品ページ)

かなりでかいです。重いです。公称706gのところ、実測は720g。

トレーラーの荷室に入れると、横幅の半分強を占めることになります。
3Lのもありますが、大人と2歳児でも2人分の飲料・食品を入れるなら足りなさそう。でも10Lも要らなかったという感想です。使い方は、昼に夕食のお惣菜や果物、同時に森永のアイスボックスやロッテのクーリッシュ、冷えた飲料を保冷剤代わりに買って一緒に入れ、夕食で余ったら朝食に回すという方法を取りました。朝でもバッグ内はひんやりしていました。アイスボックスとクーリッシュは溶けた後、補給食になりました。安心して食品の保管ができたという点で、持って行ってよかったと思っています。あとは性能とは関係ないですが、色がアイボリーで擦れ汚れがめちゃ目立つので、見るとちょっと凹みます。2023年夏現在では、ブルーグリーンのもあります。
□ 100均 ペットボトルに付けるストロー (ストローキャップ)

普段はマグマグを使っていますが、お茶を頻繁につぎ足さなければならないので手間だし、洗うタイミングが難しいし、乾燥する時間もないし…と考えた結果、これを使うことにしました。さすがみんなの100均、便利でした。だいたい1日にちょうど麦茶のペットボトル1本を消費したので、なくなるタイミングに合わせて吸い口を水道水で水洗い&アルコール拭きし、中のストローを新しいものに交換しました。
難点の1つは、ストローのゴミが出ること。もう1つは、きちんと洗おうとすると吸い口とキャップを分離させないといけないのですが、それが固くて外しにくいこと。まぁ仕方ないかな。
〈服装〉
□ モンベル ジオライン L.W. Tシャツ Kid’s (モンベル商品ページ)
普段はユニク□のメッシュインナーのお古を着せているのですが、暑さ対策を兼ねてジオラインの半袖インナーを準備しました。60℃までの乾燥機が使えるのが便利です。実は、今回替えのジオラインを持っていくのを忘れ、4日間着せっぱなしだったのですが、最後の晩にこぼしたきつねうどんの汁の匂いがほんのりしたくらいで、いわゆる臭さはありませんでした。また普段汗で胸やお腹を掻くことがよくあるのですが、ツーリング中は一切なくむしろ肌はきれいになっていきました。普段のインナーもジオラインにしてやりたいと思います(お古で…)。
□ モンベル クールライト ロングスリーブT Kid’s (モンベル商品ページ)
□ モンベル WIC.パンツ Baby’s (商品ページ, Kid’sの商品ページ)
虫対策には長袖長ズボン。ということで、涼しそうなウィックロンにしました。これも乾燥機が使えて便利です。サイズ感ですが、少しでも長く使いたいので、普段のサイズは90〜95のところ長袖は100cmを購入。まだ丈も袖も長いですが、袖を折り返せば汚れやすいけどまあ着れます。ズボンのほうは90でも裾が長めで、室内裸足では裾を踏んで滑ってしまうので、裾を付属のゴムでたくし上げておきました(カタログ落ちの旧製品は7分丈くらいで長さが全く違うので、中古を買うときは品番を確認・要注意)。

別の製品ですが、こういうゴムが裾に付いていて、引き出してねじって止めたり、絞って結んだりして長さを調節できます。
ウィックロン長袖長ズボンとスプレータイプの虫除けを併用し、子どもは虫刺され0(ゼロ!)で過ごせました。
〈雨対策〉
□ モンベル クレッパー Kid’s (モンベル商品ページ)
連泊になってくるとどうしても雨天の日が出てきます。子どもは雨でも遊ぶのを躊躇しないのでレインウェアが必要。雨上がりでも、濡れた地面のどこでも座るのでやっぱり必要です。普段から使っているモンベルのクレッパーを持って行きました。これも裾をウィックロンのズボン同様、裾をゴムで調整できます。透湿性は良くないので、長時間の着用は避けたほうがいいと思います。
〈寝具〉
□ エバニュー FPマット 125 (公式商品ページ)
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(楽天市場) (Amazon)
今回はテントのサイズに合わせてこれ2枚。長さが100cmのもあります。厚さは5mmと薄いものの、最軽量級ながら地面の凸凹を十分カバーしてくれます。マットの表面がザラザラしていて、直接寝ても自分の汗があまり気にならないです。
□ SEA TO SUMMIT (シートゥサミット) シルク/コットン トラベルライナー スタンダード
(ロストアローオンラインストア, 楽天市場)


寝袋のように中に入ることのできるシーツのようなものです。SEA TO SUMMITの製品は、素材、サイズ、形状、色がいろいろ選べるようになっています。私が選んだシルク/コットンは洗濯機が使用可能。
夏は高地でないなら寝袋までは要らないと思っていますが、シーツくらいはあったほうがいいと思って持って行きました。主にマットの上に敷いて使いましたが、明け方に23℃くらいになって寒さを感じたときがあり、ちょこっと足腰に掛けたところとても快適でした。
〈虫対策〉
□フマキラー 虫よけスプレー 天使のスキンベープ

(Amazon) (楽天市場)
小児にも使えるイカリジン配合。蚊に対して効果があるはずですが、塗りムラがあるとそこを狙って飛んで来ます。なかなかスプレーのみでの撃退は難しいです。一方で、テントの入口にも噴霧したところ、侵入防止にある程度効果があった気がします。
□ キンチョウ おでかけカトリス スリムタイプ

(Amazon) (楽天市場)
親子で一緒に歩いているときに使えば2人分ガードしてくれないかなーと期待しましたが、1人1個必要な感じでした。特に大人は首元に吊るすとガードできるのは上半身のみで、足は刺されました。スプレーとの併用がよいです。テント内で使うと虫が去っていく様子が見られ、出入りのときに余裕ができました。
□ ダニ取り: ティックツイスター
マダニに刺されないためにはまず薮に入らないことですが、過去にテントにダニが付いていたこともあるし、ダニはいい道具がないと除去できないのでAmazonで買いました。上記の虫よけスプレーも効果があります。

(Amazon) (楽天市場)
商品名で動画を検索すると、使い方の説明でダニが取れる動画もあるのでご覧ください。
□ ドクターヘッセル インセクトポイズンリムーバー
ポイズンリムーバーはこれを持って行っています。

(Amazon) (楽天市場)
ブヨ(ブユ)に刺された後でも効果があると言われています。今回私が数ヶ所ブヨに咬まれたのですが、いつ刺されたか分からず、痒くて咬まれたと気づいたときには水疱ができていて使うタイミングがありませんでした。
次回以降、ツーリングのレポートをしていきます。
Part 1はこちら:
チャイルドトレーラーで自転車キャンプツーリングin summer ~準備編~
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