チャイルドトレーラーで自転車キャンプツーリングin summer ~Part 1~: 播磨CASAGOYA@兵庫県加東市

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 子どもが2歳になったのを機に、キャンプで連泊してみたいと思い、チャイルドトレーラーとロードバイクの輪行+前泊+分割アワイチ(淡路島一周・2泊3日)のキャンプツーリングを計画しました。Part 1では、兵庫県加東市の播磨CASAGOYAでの1泊目(前泊)まで書きます。
準備編はこちら:

 今回の宿泊地はキャンプ場というより、”古民家シェアハウスの庭キャン”という位置付けになります。Carstay(カーステイ)という車中泊のマッチングサイトで、テント泊可能なスポットの検索で見つけました。概要は以下の通りです。

<古民家ステーション(播磨CASAGOYA)>
予約・問い合わせはカーステイ(Carstay)から
□特徴
・テント泊・キャンプも可能な車中泊スポット
・古民家シェアハウスの庭がキャンプサイト
□利用期間
・多分通年。チェックイン15:00/チェックアウト10:00
□利用料
・1人1泊 2400円(税込)
・テント泊 500円
・AC電源 400円
・シャワー 300円(幼児同時利用で+150円)
・洗濯機 300円、乾燥機 300円
・ゴミ処理 300円/袋
□その他
・屋外に水道・流しがある。
・トイレ・シャワーはシェアハウス内。
・有料オプションいろいろあり。
※詳細は事前に問い合わせを。
□周辺施設
・温泉: とどろき荘 (ウェブサイト)…約2km
・ローソン 加東厚利店…2.5km

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<目次>
□天気は好転!?
□庭キャンと裏山
□夕飯は雨
□朝を告げる鳥は

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□天気は好転!?
 当初の天気予報では、このツーリングの前半は雨予報でした。雨が降らなければ能勢電鉄 日生中央駅から40km、雨天ならJR 新三田駅から20km走る予定としていました。

最終的に徐々に降水確率は下がっていったので、日生中央から40kmコースにしました。
 前日のうちに準備が済ませ…といきたかったのですが、子どもがなかなか寝付けず、チャイルドトレーラーに荷物を積んでロードバイクを輪行袋に入れる作業を終えるのに4時くらいまで掛かりました。この作業と睡眠不足で、体が脱水気味に傾いていたと思っています。当日はチャイルドトレーラーの上にロードバイクを載せ、子どもはおんぶといういつものスタイルで、最寄り駅から輪行しました。日生中央には午前中のうちに着き、サピエ内のスーパーで食料と昼食を買い、屋外で早めの昼ご飯にしました。午前中は雨が降っていたようで外のベンチは濡れていました。昼ご飯は、自分にはこれから走るために腹持ちがよいおにぎりを、子どもには自分で食べやすいようにサンドイッチを買ったのですが、いつもと違って子どもの食いつきが何だか悪くておかしいなと思ったら、2種類のうちの1つの卵サンドが辛子入りでした(=_=;) 申し訳ない。
 自動販売機で水やお茶を買い足し、輪行を解除して「さぁ予定より速く出発できるぞ!」と子どもをトレーラーに乗せるというところで、念のために子どものお尻を確認すると出るものが出ている。サピエの2Fまで行ってオムツを交換しました。それは言葉で書くよりもずっと遠く感じました。
 結局は当初の予定通り出発。

雨上がり後の晴れ間でかなりの蒸し暑さ。中間地点の新三田駅までたかだか20kmなのですが、有馬富士方面へ登っていくのでとても長く感じました。今年まだ暑熱順化ができていなかった私は早々にKOされ、17km地点での自販機前で大休止をしました。子どもは最初は寝ていたものの、登坂の低速が気に入らないようで起きてしまい、チャイルドトレーラーのポケットに入れていた自分の麦茶のペットボトルを取り出してぎゅっと両手で抱え、ストローから飲みながら不機嫌そうな目でじっと私を見ていました。…はい、登りがんばります。

後から場所の確認をするためにメモ代わりに撮った写真ですが、よく晴れているのが分かります。前日の予報では雨だったんですよ!?
 三田からも結構登り、本当にバテバテでした。途中でほんの少し小雨に遭いましたが、すぐ止んでくれた上に曇りになってくれて、三木市に入って平坦になってようやく快走できるようになりました。とはいえ、水分補給が追いつかず、もう4kmで播磨CASAGOYAに着くというのに、スルー予定だった道の駅とうじょうで飲料休憩するような状況でした。このあとはほぼ下り基調です。やったね。
 この日の走行ログはなぜか残っていないのですが、約40km・獲得標高396 mのコースでした。1kmあたり10m upの標準的なコースだと思いますが、これだけの距離でもしんどかったです。チャイルドトレーラーを引いていると、少し登るだけでも、たった10kmが本当に長く感じられます。

□庭キャンと裏山
 古民家シェアハウス 播磨CASAGOYAの入口の道は急坂で、チャイルドトレーラーとこの荷物では挑戦する気も起きず、押し歩きしました。ホストの下のお子さんもうちの子と同じ年なのですが、やはりチャイルドトレーラーをお使いとのこと。ここ登るんだ…?
 ホストより一通りの説明を受けた後、庭のスペースにテントを張りました。

テントを張れるスペースは2ヶ所ありました。裏山と水道に近いスペースは、奥にペナントガーランド(旗を吊るした飾り)があってオシャレな雰囲気でしたが草の丈が高く、もう1つの縁側に近いスペースにしました。道路に面して車の音が少し聞こえやすかったですが、交通量は多くなくて静かでした。地面は軟らかく、どのペグでも刺さりやすそうでした。西日が結構暑くてテント内に熱気がこもってしまったので、おやつや食事は外で摂ることにしました。
 ここで問題発生。雨対策でタープを持って来ていたのですが、ポールを立てるためのガイラインを持って来るのを忘れていました。タープとポール一式が900gくらいの単なる重りと化してしまいました。テントのシームテープが劣化していて雨漏りが心配でしたが、いざとなればテント内に避難するしかないと腹をくくりました。
 テントを立ててしばらくすると、小さなホストの兄弟が登場。うちの子とボール遊びや謎の鬼ごっこなどをして遊んでもらいました。時々ロードバイクやチャイルドトレーラーのチェックが入ったり、テント内探検が始まったり、どちらがホストか分からないような状況もありました(笑) 普段保育園に預けていて子ども同士が遊ぶのを見ることがほぼないので、観察しているとおもしろかったです。うちの子腕白だなぁというのを再確認。体格のわりに体幹が強くてまぁ力が強いことです(汗)
 裏山も敷地内で、ウッドデッキがあるとのことだったので、お兄ちゃんに案内してもらいました。

イトトンボがたくさんいました。立派な黒いスズメガの幼虫も1匹だけいて、ちょっとドキッとしました。この後、2歳児2人を連れて藪を歩き、斜面を抱っこしながら少し登ってウッドデッキを拝見。今は四方から草に迫られていますが、Carstayのページには写真が載っているので季節によっては使えるのでしょう。次の機会には聞いてみたいと思います。

□夕飯は雨
 子どもたち(と)の遊びの合間に、庭でおやつを食べました。おやつは親子2人分を家から持参。私のおやつはマシュマロとサラミとコーヒー♪ 今回は調理はせず、ガスでお湯を沸かすのみと決めたので、JETBOILのスタッシュ(メーカーサイト)を持って行きました。庭にベンチがあったのでそこに座り、テーブルがないので皿は使わず、子どもにはコップを持たせてその中にクッキーやシリアルを入れてやりました。つまんだお菓子を落とすことはありましたが、コップからはこぼさずに食べてくれました。
 夕飯は買ってきた惣菜と果物、お湯を注ぐだけの尾西の五目ごはんなど。湯を沸かすだけなら超高速というJETBOILが、なぜか頻繁に立ち消えするのでそばにずっといなければいけないのが誤算。思ったように準備がはかどりません。ベンチに皿を載せてご飯を取り分けていると、毎度のことですが、まだ準備中なのに子どもが我慢しきれなくなったので、先に食べ始めてもらいます。テーブルがないので私が皿を持ち上げて食べさせる予定だったのですが、準備が途中過ぎてそんな余裕がなく、ベンチの上に置いた皿の食べ物を横から手づかみでワシワシと食べていました。あぁぁ…案の定結構こぼしていますorz スプーンもたまに落とすので、流しに持って行って洗う作業がさらに追加になります。やっと私も夕食が食べられるようになって座ると、今度は雨が降ってきました。「あら、味が薄くなっちゃうじゃないの」なんて冗談を言っていないとやってられない状況でしたが、幸い皿に水が溜まるまでもなく止んでくれました。このあたりから若干カオスになってきました。
 夕食後は簡単に洗い物を。簡単なはずなのに、洗った物に手を伸ばして落とされたり、ローテーブルに置いた物を倒されたり、やかん代わりに水を入れているボトルの口を汚れた手で触られたり、倍以上の時間が掛かります。テーブルを組み立てるのが面倒でこの日は使わなかったのですが、テント内にテーブルを置いてその上に置いておけば3分の1くらいは防げたのかなぁと。こうしてHPは確実に消費されていきます。
 シェアハウス内でシャワーを浴び、洗濯機と乾燥機をお借りして洗濯。これで次の日のコインランドリーに寄る必要がなくなり、行程に余裕ができました。テントで洗濯を待っているうちに子どもがウトウトし始め、でも完全には寝ていなかったので最後にシェアハウスに行くときは抱っこで連れて行きました。これが何か気に入らなかったようで、テントに戻って寝かせようとすると、テントの入口を指差して”靴を履かせて外に出させろ! 歩かせろ!”とばかりに怒り続けました。いやいや、外に出したら中に入りたくないと怒るパターンやろうに…。最終的に力尽きて寝ましたが、かなり時間が掛かりました。今まではキャンプ場でもすんなり寝てくれていたのですが、しばらくは静かなキャンプ場には行けないなぁ…。

□朝を告げる鳥は
 今回使ったテントはソロ用のニーモ ブレイズ(Nemo BLAZE 1P)。数ヶ月前のお花見キャンプ(過去記事)のときはくっついて寝ていたので狭いとは思わなかったのですが、夏はそもそも離れて寝たいし、寝袋に入っていない子どもの寝相はフリーダムで、狭くて寝返りがしにくかったです。添い寝した次の瞬間に、かわいい足やお尻が顔にクリーンヒットすることも少なくないので油断なりません。新しいテントがほしいな。
 翌朝、ウグイスの鳴き声で目覚めました。夏でもまだ鳴くのですね。調べてみると、NHKラジオの子ども科学電話相談のページが分かりやすかったので載せておきます。

 朝食の準備をしていると、子どもが早々に起きてきて、昨夜の続きと言わんばかりに入口の靴を指差します。まだ覚えてるんかいな…。一旦中断して一応トイレに連れて行った後、1人で遊んでもらっているうちに朝食準備完了。前日から子どもの相手に忙しく、自分の飲食の補給がこれからサイクリングを続けていくには足りていないなという感覚がありました。道中補給不足にならないように気を付けることにしました。
 朝食後の簡単な洗い物のときも昨晩同様に大いに邪魔が入り、少しでも早く出発したいところ、出発時間は予定通りとなりました。出発を早めたいなら、ゴミは増えますが、洗い物をせずに済む方法を考えないといけませんね。この日は淡路島に渡るので、できれば予定していたジェノバライン出航の時間に遅れたくなかったのです。
 ホストご一家にさよならの挨拶をして出発、いざ淡路島へ渡ります。
Part 2はこちら:

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