チャイルドトレーラーとロードバイクの輪行+前泊+分割アワイチ(淡路島一周・2泊3日)のキャンプツーリング、Part 4は最終日・岩屋港までと、ツーリングを通じての雑感です。これまでの道のりは以下の通り。
準備編:
Part 1:
Part 2:
Part 3:
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<目次>
□風車をたどって
□もう登りたくない
□進まない平坦路
□雑感
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□風車をたどって
この日の行程は94km・獲得標高751m、岩屋港まで戻ってアワイチ完成、明石から輪行で帰宅という計画。一ヶ所寄り道を減らしましたが、こんな感じ。

最終日まで親子とも体調問題なく、メカトラブルもなく、ショートカットコースや洲本港まで出て深日(ふけ)洲本ライナーで帰宅するプランも立てていましたが出番はありませんでした(^-^)b
島の南側だけはがんばって海岸にできるだけ近い所を走ってみようと、吹上浜のほうを回ってみることにしました。

オレンジ(←)の部分です。

分岐の正面にくるくる回っている風車が見えました。この分岐を左に行き、海に近いほうを通ると、ツーリング計画初期で宿泊候補地だった吹上浜キャンプ場が見えてきました。予約の電話をしたときにはすでに満員で、実際たくさんのテントが並んでいました。ちょっと人の目が気になるくらい隣同士が近い感じで、もし予約できていたら落ち着いて過ごせなかったかもしれません。
しばらく行くと、勾配がきつくなってきました。何とか足付きせずに登りましたが汗ダラダラ。先ほど見えていた風車は段々と近くなり、ホテルニューアワジ プラザ淡路島の風力発電シスタムと分かりました(公式ウェブサイト)。

風車の裏側にロゴが入っていたのですが、止まると坂道発進できなさそうな勾配だったので素通りしました。

この辺りは南淡路椿街道というらしいです。その後、対向車に「がんばれ~!」と応援されるなどされながら、結局1回足付きし、ついでに子どもと飲み物休憩をしました。晴れていて初っ端から飲み物休憩が多い日でした。
□もう登りたくない
福良のコンビニで休憩。伊藤園の冷凍ペットボトル飲料のやわらかフローズンレモンが後々溶けてちょうどよく冷えた飲み物になってよかったです。
休憩が済んだら道の駅うずしおを目指します。海岸沿いから県道25号線に出るときに短いけどきつい坂があり、2ヶ所で押し歩き。その後の地味な登りは何とか足付きなしで行けましたが、もうしんどい。道の駅うずしおへの一本道までは地味に下りがあり、折り返しでまた登らないといけないかと思うと…( ノД`)

当初の予定ではこの次にうずの丘 大鳴門橋記念館に寄ってお土産を買う予定だったのですが、本当にもう登りたくなくなって寄るのを止め、うずしおでお土産を買うことにしました。好き勝手動きたがる子どもを蛍光ベストハーネスでつなぎ、苦労して1kg強の買い物をしました。荷物また増えたNe!
再出発してまた地味~に登り、こんなにしんどかったっけ、と思いながら耐えて何とか海岸沿いに出ました。海岸沿いは過去それほど苦労した記憶はありませんでしたが、思ったようにスピードが出なくて忍耐が必要でした。時々道に玉ねぎが転がっていて、”あぁ淡路島だなぁ”と印象に残っています。
□進まない平坦路

子どもは機嫌よく、きらきら星とチューリップの歌が混ざった舌足らずな歌を披露してくれていました。サイクリストやジョガーが、”わぁ~本当に子ども乗ってる~”みたいなリアクションをしながら抜かしたりすれ違ったりしていきます。”せやで、ちゃんと人間乗ってるんやで”と思いながら、汗だくで淡々と漕ぎました。ツーリングも4日目で暑さには慣れてきた感触があったのですが、自販機休憩でなかなか進みません。物価高が進みつつある中、100円で冷えた飲み物が買えてゴミ箱まである淡路島の自販機は最高でした。
何度目かの自販機休憩の後、さすがに飲み物の消費が早すぎると感じ、もしかしたら塩分不足かもと思い、メイタンの2run(ツゥラン)ミネラルタブレットを食べました。すると、しばらくして今まで止まらなかった汗が一旦落ち着き、それ以降は発汗しても異常な飲み物の消費が治まりました。暑さに慣れてきた気がしていても、暑熱順化がまだまだできていなかったのでしょう。もう少し早く気づけていたら休憩が短縮できたのに。
コンビニで昼食を摂り、がんばれば1本前のジェノバラインに間に合うかもしれないと飛ばします。が、本当にスピードが出ませんでした。最後の10kmでようやく25km/hまで出せるようになりましたが、岩屋港に着いたときにちょうどジェノバラインが出航して行きました。出発15分前には並ばないといけないので、全然間に合いませんでした。

自転車を輪行袋に入れたり子どもの相手をしたりして、出発まで1時間待ちました。

明石港からは子どもをおんぶして、チャイルドトレーラーに輪行袋に入れたロードバイクを載せて、JR明石駅まで歩いて輪行して帰宅しました。今夏の旅はこれで終わりです。
□雑感
最後に、今回の自転車キャンプツーリングを通じて、感じたこと・気づいたことをピックアップします。
1. ウグイスは夏も鳴く。
毎朝起きたらウグイスの鳴き声が聞こえました。
2. 田舎のテント泊は涼しい。
クーラーなしでは生活できない自宅マンションが、いかに過剰な日当たりで機密性がよすぎるか、ということに気づきました。
3. 子どもとのツーリングは補給不足になりがち。
飲酒はせず、温泉も1日だけで脱水になりそうなレクリエーションはほとんどしなかったけれど、アウトドアでは高温で過ごす時間が長い上に、いつもより活動性が高いので脱水に傾きがちでした。また、子どもの世話が優先になって、気を付けていないと自分の補給が疎かになっていることが時々ありました。
4. 暑熱順化は3日にしてならず。
暑熱順化はツーリング前にしておくべき。汗が止まらず異常に水分ばかり摂取しているときは、塩分のみを摂ってみよう。メイタンの2run(ツゥラン)が不味いと感じなかったらヤバい(お世話になりました)。
5 意外にもなんとかなったオムツ。
使用済みオムツを持ち帰る準備はしていましたが、おむつ替え台があるところはゴミ箱を置いてくれていることが多かったです。観光地だからでしょうか。お店ではイオンモールは鉄板。うちの近くの施設や沿線のトイレは大抵持ち帰りなので、ギャップに驚きました。
6. サイクリングのウェアは長くても虫対策にならず。
よく虫対策として”長袖・長ズボンを推奨”されるが、単に覆うだけでは不十分。サイクリングのウェアはピチピチしているので、ブヨ(ブユ)は容易に噛んでくる! 低速走行・押し歩き中の虫対策には虫よけスプレーを。着替えは体に密着しない長袖・長ズボンを着るべき。足首はどうしても密着してしまうので、特に虫よけスプレーを使いましょう。
7. モンベルの子ども用ジオラインがすごい。
モンベル ジオライン L.W. Tシャツ Kid’sのusedをフリマで買い、着替えを忘れたので洗わず毎日着せていましたが、4日くらいでは全く臭くならず、さらにはあせもも治りました。もともとはユニク□のメッシュインナーのusedを着せていましたが、帰宅後全てジオラインに買い替えたところ、汗で体幹を痒がることがなくなりました。見た目は中古でくたびれていても、子どもは成長して何年も着続けないので機能は健在です。中古を勧めるのはどうかと思うけど、SDGsの世の中ですし、新品もたくさん買っているので許してm(_ _)m

また子どもとツーリングができるかどうかは様々な条件次第なので、今しかできない経験ができてよかったです。一連の記事が子どもとキャンプしたいサイクリストの参考になりますように。





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