300kmのブルベ後、荷物の軽量化をしたり、雨対策をしたりして400kmに備えた。
400kmのブルベの制限時間は27時間。
仮眠する人もいるけど、仕事での経験で30時間は寝なくてもまあ大丈夫と分かっているので、仮眠せずに走り続けることにした。
初めての400kmをブルベは福井発着、早朝スタートだった。
どこに泊まるか?泊まるのももったいないなと思い駅周辺の地図を眺めると、いくつかネットカフェが目に入った。
シャワーもあるようだし、うん、これで十分だ。仮眠は得意なほうでどこでも眠れる自信はある。
…このとき以来、当日自走で受付に行ける距離にあるネカフェを前日の宿泊場所に選ぶようになった。
何となく聞き覚えがあるところを選んだら、かなり全国展開しているチェーン店だった。
たまたま当たりのほうだったけど、後々を考えて会員登録するときは事前に調べておいたほうがよかったかもしれない。
さて前日、職場から定時ダッシュで福井へ。
電車の中で少し寝て、ネカフェでも5時間ほど睡眠をとった。
当日朝は予報通りの雨(^^;
このときはネカフェの活用法がよく分かっていなくて、店で食べ物を注文したりドリンクバーを活用したりせず、近くのコンビニで雨の中で朝食と飲料準備(アホですな^^;;
しかし前回の大雨ブルベからの反省で、きちんとレインウェア(以下カッパ)は持参。早々に上下とも着用して自転車を組み立てた。
この日はなぜだかマイナートラブルが多かった。
自転車を組み立てたら変速がうまくいかない。
電車の中で倒れてディレイラーが曲がった?などと焦っていると、動くようになった。。
しかもタイヤに空気足し忘れてる。ま、1週間以内だし大丈夫か。
そうして暗い雨の中受付に向かった。
受付・ブリーフィングが終わって、さあ出発。
っと、サイコンに速度が表示されない。受付に来るまでは表示してたやん。。
フォークにつけた送信側がずれているのかと考えて移動させてみるもののダメ。
GPSサイコンとは別に、距離や速度が見やすい普通のサイコンと2個体制にしていたのだけど諦めた。
電池がなくなっていたと判明したのは帰ってからの話。
走り出してまもなく、前輪クイックリリースに取り付けた強力ライト、Volt 1700が重くて振動で回転してしまった。いや、ブラケットの固定が甘かっただけなのだが。
Volt1700で自分の顔が照らされると非常にまぶしい(T_T)
前半は普通の雨の中を峠越え。
カッパのおかげで足は冷えなかったのはよかった。
前回の反省で、雨を吸ってバックパックが重くならないよう、早めにカバーも掛けた。
中のものもジッパー付きの袋に入れて、防水対策してきた。

登り基調で時間が稼げないと思い、動く恐竜のいる道の駅九頭竜、ダムカードがもらえる九頭竜ダム管理事務所は気になりながらもスルー(´Д`)
60kmくらいで、ついつい踏んでしまうペダリングのため、右膝が痛くなってしまった。
坂は無理せず、足付きしてもよいことにした。止まると一気に蒸し暑さで汗が噴き出した。
85kmでようやく下りに。しかし、路面には濡れ落ち葉や枯れ枝が多くて速度が稼げなかった。
下りは30km/hで計算してしまったよ ヽ(`Д´)ノウワーン
昼遅めに、有人チェックのドライブイン御母衣湖(みぼろ湖)に着いた。
御母衣湖はエメラルドグリーンの水が美しく、来た甲斐があった。でも写真はうまく撮れなかったのでいつか再挑戦したい。
予定ではここで肉食しようと思っていたが、強度が思っていたより強かったようで固形物は食べる気になれなかった。
そこでわらび餅を買ったが、1人で食べるにはどうにも多い量。でもいそいそと再出発しようとしている他の参加者によかったらどうぞ、とも言いにくく結局1人で完食。
後から調べるとこのわらび餅、320g(推定700kcal)、食べ過ぎですな。肉食でよかったんじゃ?
次は高山陣屋がフォトコントロール。

このあたりで肉食した参加者もいたようだが、山道を早めに越えたくて先を急ぐことにした。
しばらくして、ゼリーを入れていたソフトフラスクを落としてしまったことに気づくも、どこで落としたか分からず回収できず。コレ2000円クライスルノニ…。そういえば何か変な音がしたような(汗
またしばらく行くと、今度はサドルバッグが垂れてきてタイヤと接触するようになった。見た目は悪いが、ダクトテープで無理矢理バッグを縛って再出発。
道はと言えば、下り基調だったが信号が多かったり、細かい勾配があったりと時間を稼げなかった。
270km地点で富山県高岡市に。
仮眠や長めの休憩を取るならちょうどいい地点だが、食欲も回復して体力・気力とも問題なかったので続行。
しかし300kmを越えてからは膝痛に加えてお尻も痛くなり、さらに時間を稼げなくなった。
途中、汗を拭いた拍子にアイウェアの度入りグラスが落下 (°Д°)
ナイロンか何かで釣ってあるだけなので本当はその輪っかにはめなおすだけなのだけど、焦ってそんなことも思い寄らなかった。
グラス本体は失くさず済み、普通の眼鏡をかけて走った。前が見にくくなるが仕方ない。
しかし持って来ていてよかった。こういうことがあるからなかなか荷物を減らせない…
最後のPCに着くとGPSサイコンの電池が切れた。
Bryton Rider530のバッテリー駆動時間は最長33時間。発走前に少し使ったはいえ、20時間くらいしか経ってへんやんけー(T_T)
ルートナビを稼働させるとこんなものなんだろう。。
ただ、給電させながら使えるのがこの製品のいいところ。
トップチューブバッグにモバイルバッテリーを入れ、コードを穴から引っ張り出s…出せないやん。
思ったより穴が狭いというか固くて端子が出てこない。こういうのは本当は事前にやってみることですな。
仕方なくバッグの入口から端子を出して、ファスナーをぎりぎりまで締めて最後の峠へ。
峠の登りは耐え、下りはよい斜度だったが霞がかかっていて見通しが悪くてあまり飛ばせず。
ゴールに着くと、前日の受付、昼の有人チェックにおられたスタッフさんが待っていた。
いつ寝てるんだろう、走らないのに起きて待機しているって大変だろうな、と思いながら手続きを済ましてお礼を言った。
結局ゴールは自分の予想より35分遅れだった。
時間計算方法がまずいなーと、次に生かそう思ったブルベだった。
終了後はまたネカフェに向かい、シャワーを浴びて仮眠を取った。
2時間弱で自然に目が覚め、輪行で帰宅した。


振り返ってみると、もうちょっと寄り道してもよかったなと思えてくる。
走力を上げて余裕を作りたいところ。
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ネカフェでびゅう
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