レビュー: ブロンプトン用スタンド 加茂屋 タクト（TACT)

2023.11.14
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　ブロンプトンは”お座り”状態に後ろを折り畳めば自立してくれるので、長らくスタンドの必要性は感じていませんでしたが、チャイルドトレーラーをけん引するようになってからはいちいち車体を横倒しにするか壁や木に立て掛けないといけないのが負担になっていました。そこでスタンドが欲しいなと思って探したのですが、トレーラーの連結部分は後輪ハブの位置の六角ナットになるので、これ以外の場所に取り付けられる物でなければなりません。そこで、加茂屋のブロンプトン用スタンド タクト(TACT)を見つけ出して使ってみることにしました。
TACT
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＜目次＞
□使用方法
□使用レポ: 良い点
□使用レポ: イマイチな点
□代替品はあるか
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□使用方法

商品ページ: 加茂屋オンラインショップ
色: シルバー、ブラック、ゴールド
材質: ジュラルミン、 一部削りだしアルマイト仕上げ。
特徴: BBの後ろ～チェーンステーの間の、丸い穴を利用して取り付ける。
重さ: 120ｇ
値段: 7,260円
取扱説明書:

取付方法は説明書だけだと分かりにくいですが、実物を見ると何とか理解できました。以下、部品と付属の取付方法を補足します。
表(外側)
left
裏(内側)

細長いプレートは一旦外します。六角ナットの取り外しとプレートの再取り付けに、10mmのレンチが必要です。出先で調整することも考えて、Amazonでこういう工具↓を買ってツールケースに入れています。

Amazon: オフセット45° M46-0810 8mm & 10mm　　　[広告]

BBの後ろ～チェーンステーの間の丸い穴に、裏の部分の出っ張った丸が入るようになっています。

細長いプレートで挟み込みます。
装着したときの挙動。

このポスト(ツイート)の下に、先人たちの使用レポもメモとしてぶら下げましたので、参考に見てみてください。

畳むときは、ペダルがスタンドに当たって1周させられないので、ペダルの向きを気にしながら前輪のフックを掛ける必要があります。畳むとスタンドはペダルより少し外に広がります。私が輪行袋として使っているIKEA DIMPAには、これでも納まります。

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□使用レポ: 良い点
　冒頭に記載したとおり、後輪ハブの位置以外に取り付けられるスタンドで、扱いやすくて容易に入手できるものはこれくらいしかないように思います。チャイルドトレーラー付きで比較的快適に5泊6日の北海道ツーリングができたのは、これのおかげと言ってよいと思います。


□使用レポ: イマイチな点
1. 不安定
　使用方法で最初に上げた動画を見て、不安定さを感じる人は多いと思います。実際、フロントバッグなしでは悪くない感触なのですが、5kgのバッグを載せただけでコツが必要になります。あくまで写真撮影のような一時的なライトな使い方を想定されているのは分かりますが、最大フロントに10kgまで載せられるブロンプトンなので、半量くらいは耐えてほしいなぁというのが、値段から感じる本音です。停車時は傾斜を気にしながらタイヤの向きを調整して、ブレーキレバーを髪ゴムで縛り、何とか転ばないようにさせていました。
2. もろい
　5kgのフロントバッグを載せて合計300km走った結果、スタンドが歪みました。

歪んでも、ブレーキ髪ゴムシステムを併用すれば使えないことはありません。が、歪むとスタンド付属のゴムの滑り止めが利かなくなり、面ファスナーで固定する必要がありました。これを怠ると、

スタンドが上にずれて車体と擦れて傷ができます(T_T)
3. 保証が利かない
　ブロンプトンには7年の保証が付いていますが、こういう製品でカスタムをすると保証が利かなくなるそうです。購入店でスタンドを付けたいと相談した際に、”うちでは勧めていない”と言われた理由がそれでした。

□代替品はあるか
　ブロンプトンのスタンドで定番なのは、後輪のハブの位置に付けるミノウラ(MINOURA) キックスタンドのようです。重さは約160gでTACTよりも40gほど重くなっています。
(2024/10/24追記: C Line、P Line (Urban 4速)、T Line (Urban 4速)対応となりました。)

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私は使ったことがないので比較はできませんが、定番であるということは丈夫で使いやすいのだろうと思います。
後輪のハブの位置以外でスタンドさせる方法としては、TACT以外ではクランクスタンドみたいな物があります。ブロンプトンに合うものがはたしてあるのかどうか…。チャイルドトレーラーとの旅が続く間(あと数年?)、スタンドも探してみたいと思います。

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