北海道でキャンプ: 事前準備と飛行機へのギアの持ち込み

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 先日、北海道へロードバイクでキャンプツーリングをしてきました。行程は以下の通りです。
1日目: 伊丹空港出発、旭川空港到着からの400kmブルベ(2019/9/7追記: 記事
2日目: ブルベ終了後、神楽岡公園少年キャンプ村でキャンプ(9/7追記: 記事)
3日目: 月形町皆楽公園キャンプ場へ(9/9追記: 記事)
4日目: 青葉公園ピクニック広場へ(9/15追記: 記事)
5日目: 新千歳空港から帰路に
kairaku park.jpg
 初日のブルベでは荷物を極力減らしたいので、キャンプ道具は別に保管しておいて後で回収することにしました。最初はコインロッカーを利用することを考えましたが、コインロッカーのある駅とブルベのスタート地点がそこそこ離れており、空港から駅に寄ってスタート地点に行くとかなり時間をロスすると予想されました。そこで、宅急便営業所に荷物を送っておく方法を選びました。
 もう1点、キャンプ場で夕食・朝食を調理したいと思いましたが、ガスカートリッジは飛行機には乗せられません。現地で調達すると時間が掛かるので調べてみると、宅急便であれば日にちが余分に1日ほど必要となるものの、航空機を使わないで輸送してもらうことが可能と分かりました。コンビニではなく宅急便営業所に荷物を持ち込み、品名に「キャンプ用ガスカートリッジ」と記載して、「ガスカートリッジが入っています」と受付で告げるとスムーズに対応してもらえました。

 これらのギアを20Lのバックパックに入れてすぐに背負って走り出せるようにして、ビニール袋で包んで送りました。テントのポールがあるので、一応こわれもののシールを貼ってもらいました。今回いつもと異なる点として、1つはテントの収納に付属のスタッフバッグではなく衣類用圧縮袋を利用してみました。まとめてクルクル丸めるよりも、バラバラに入れて圧縮したほうが扱いやすいことに最近気づきました。もう1点、ジップロックのコンテナ1900mlを準備しました。これは、北海道ならではの食品を狙う野生動物対策と、ゴミ持ち帰りのための臭い・汁漏れ対策のためです。以下、ギアを羅列しておきます。かっこ書きは実際には使わなかったものです。
ドライシャンプー、折りたたみ歯ブラシ、ウェットティッシュ、ティッシュ、ダイソー コンパクトタオル、(ファイントラック ナノハンカチ)、ヘッドライト: ペツル ティキナ、洗剤、圧縮スポンジ、折り畳みテーブル: カスケードワイルド ウルトラライトテーブル、スプーン・箸、折り畳みナイフ、ジップロック コンテナ1900ml、ゴミ袋、コーヒー、ドライフード、エアーマット: Klymit Static V Ultralite SL、折り畳みイス: DOD ウルトラライトマイクロチェア、(シートゥサミット キッチンシンク 5L)、折り畳み皿: Fozzils(フォッジルズ)、プリムス ノーマルガスIP-250G、プリムス 153ウルトラバーナー、プリムス ライテック トレック パン+DUG ポットM+EPI シングルチタンマグカバーセット500、米・調味料、(手袋: テムレス)、テント: NEMO BLAZE 1P、R250 どこでもホルダー、着替え
 ちなみに、自転車用の飲料ボトルとして550mlサイズを2本持って行っており、これに水を入れてポット代わりにしました。炊事場が離れている場所でも、何度も往復せずに済みました。一石二鳥です。
 今回のために準備したジップロックコンテナは、形が規定されていてかさばるため、バックパックに入れるのに少し苦労しました。日ごとに荷物が減っているはずなのに、全然バックパックが小さくならないのです(笑) 肝心の効果ですが、野生動物対策については杞憂ですみました。キツネを2回見ましたが、他のキャンパーの焼肉の匂いに我慢できなくなってやって来たようで、人に近づいてはいけないとは分かっているようでうらめしそうに去っていきました。むしろカラスのほうが油断できず、口を縛ったゴミ袋をうっかりテントに吊るしたままトイレに行っている隙に、集団でゴミ袋との距離を詰めていました。ゴミは洗える食品容器は洗い、ゴミ袋を二重にして口を縛って入れました。最大2日間のみの保管でしたが、臭い漏れは全くなく、容器を空けても許容範囲の臭いでした。北海道の涼しい気候のおかげもあると思います。
 帰りはキャンプ道具も飛行機で持ち帰るため、荷物の詰め替えや整理を行いました。ガスは過去の1回使用量からすると計算上使い切れるはずでしたが、少量残ってしまいました。いずれにせよガスカートリッジは飛行機には乗せられないので、保安検査のときに没収される予定でしたが、幸い最終日のキャンプ場(青葉公園ピクニック広場)の管理人さんが気遣ってくださって回収してもらえました。ゴミ持ち帰りが原則ですが、空港に近いという土地柄、多少融通を効かせているようです。事前に問い合わせしておくのがベストだと思います。
 先端の尖ったもの・刃物類である折り畳みナイフ、爪切り、ペグのついたテントは、サドルバッグに入れて預けました。テントのポールは道中は自転車のトップチューブに固定しており、そのまま輪行できなくはないのですが、壊したくなかったのでバックパックに入れて機内持ち込みにしました。すると、保安検査で目視確認となりました(^_^; 先端が尖っていないことの確認と、長さのチェックを受けました。バックパックに余裕で入るサイズなので確認されること自体が意外でしたが、長いポールは機内持ち込みできないのかもしれません。
 もう1つ、引っ掛かったものがありました。
検査官「折り畳みナイフのようなものを入れていませんか。」
…折り畳みナイフは前日に確かにサドルバッグに入れたので、全く心当たりがありません。同時に、
「ガスバーナーはありませんか?」とも言われたので、「あります、これです。ガスは処分してきました。」とプリムスのウルトラバーナーを取り出す…

あぁもしかして、このギザギザ部分が刃に見えたのかも。。
続いて「これは火は点きませんか?」と聞かれたので「絶対大丈夫です。」と答えて終了。
 ということで、バーナーの機内持ち込みは時間のロスになるので避けるべきで、テントポールはあらかじめチェックしてもらいやすいように取り出しておくのがよいと思いました。
 キャンプを通じて、また新しい経験が増えました。
[場所・北海道]

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