和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 2: リバーサイド新城キャンプ場

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 秋の和歌山自転車キャンプツーリング2日目。目的は親子キャンプと自転車向けモバイルスタンプラリー WAKAYAMA800(ウェブサイト)の「ROUTE2. 紀の川の原風景を走る。」の5ヶ所を回ること。…でしたが、1日目で1ヶ所回ることができなくて旅程崩壊_(:3」 ∠)_ キャンプのほうに集中することにします。
 1日目はこちら↓
和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング
Part 1: 九度山福山野営キャンプ場

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<目次>
□ 矢立へ
□ リバーサイド再び
□ 雨と自然と
□ 雨と雨
□ 続・WAKAYAMA800

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□ 矢立へ
 前日は九度山福山野営キャンプ場に宿泊(記事)。朝、丹生川沿いを下って、今度は南海高野線・不動谷川に沿った国道370号線を登って、まずは高野町の矢立茶屋に向かいます。この日のルートは、22km・累積標高455mでかつらぎ町のリバーサイド新城キャンプ場を目指します。

 国道370号線沿いには寄ってみたい所が本当はいくつかあったのですが、出発予定時刻が1時間半も遅れてしまったので、休憩だけに切り替えます。まず飲み物休憩で寄ったのが、かじかドライブイン。自動販売機や売店、食堂、トイレなどがあり、古いタイプの道の駅のような場所です。

壁に引っ付いた大きなカエルの像が目印。よくTwitterで見かけていたので来てみたかった場所です。

道を隔てて反対側にはかじか観音像。
たまに、南海高野線のガタガタゴトゴト、キーキーする音がよく聞こえてきます。
 国道370号線の勾配はそれほどきつくありませんが、時々工事規制で片道交互通行の信号に引っ掛かります。こちらは登りなので、信号が変わるまでに通り抜けることができないときもあり、端にしっかり寄りつつ、対向車にアピールしながら走りました(汗) 以前は登坂で速度が落ちるとよくぐずっていた子どもですが、最近は「ごぉごぉ~♪(Go! Go!)」と言って応援してくれることもあります。

予想ほどには苦労せず矢立茶屋に到着。ここは一応、九度山町・かつらぎ町と同じ伊都郡の高野町にあります。当初は、ここから高野山方面に向かう道のすぐ先にあるはなさかドライブインに寄るつもりだったものの、うっかりきつそうな勾配を見てしまったので行くのを止めました(^-^; 矢立茶屋は多分過去2回ほど1人で来ているはずですが、開いていない時間帯だったり先を急いでいたりで、実はお店に入ったのは初めてでした。やきもちを2つ買って、おやつの足しにすることにしました。

□ リバーサイドキャンプ再び
 ここからキャンプ場までは高野西街道の下り基調。

出発時間は1時間半遅れで、到着予想時刻もちょうど1時間半遅れでした。走行時間の計算はバッチリなんだけど、子どもに掛かる時間の計算はまだまだ甘い私です。

こちらの入口はかなり斜面がきつく、自転車から降りて押して下っていたら、トレーラーが横滑りしてきました(°_°;;) 子どもにちょっと怖い思いをさせてしまいました。先に降りてもらうか、トレーラーを分離させればよかったです。車だったら、ものによっては下を擦るかもしれません。
 入口からすぐ右手には高い木にほどよく囲まれたサイトがあり、この日は昼から雨でしたが、ここのキャンパーさんは焚き火ができていました。この日のベストポジションだったと思われます。道路には近いものの、そういうメリットもあるのだなぁと思いました。

次に目に付くのはトイレ。虫が入りにくいよう隙間なく扉が閉まるようになっていて、水洗でとてもきれいでした。屋外にはここと、橋を渡った奥にもあります。

トイレの左手には掲示板があり、受付や売店の案内が書かれていました。
 案内に沿って受付に向かうと、左手には駐車場、右手にはリバーサイドサイトに降りる階段やコテージがありました。受付の外にはピアノが出ていて、子どもが弾いて遊んでもいいようになっているそうです。管理人ご夫妻は住み込みなのだそうです。

受付時にこのようなスタンプカードを受け取りました。公式のウェブサイトがないため有志・ファンのウェブサイトやYoutubeを参考にして予約したのですが、特に参考になった2つが載っています。詳しい情報はそちらを見ていただくこととして、以下は私たちが行ったときの情報を少し書いておきます。

<リバーサイド新城キャンプ場>
 ウェブサイト: なし
 インスタグラム
 予約・問い合わせ: 電話のみ
□特徴
・アットホームな雰囲気(もともと別荘地)
・トイレがきれい
・場内を貴志川が流れる
・オートサイト、リバーサイド、コテージ、トレーラーハウスなどあり
□利用期間
・多分通年。冬は雪中キャンプ可。スタッドレスタイヤ装着要。電話で確認を。
・宿泊の場合: チェックイン11:00? 12:00?/チェックアウト10:00? 11:00?
 日帰り(10:00~17:00)
□利用料
・1サイト テント1張 2000円+1人 500円(大人・子ども共通)
・車1台 500円
・シャワー 1人300円 (17:00~21:00 1人10分めやす)
・キャンセル: 1週間前から半額
□その他
・AC電源サイトあり
・ごみ持ち帰り
・スタンプカードあり
・売店(飲料・カップ麺・薪など)あり
・蛇口・流しはあるが、飲用ではない
・トイレ: 水洗・洋式あり
※詳細は事前に問い合わせを。
□周辺施設
・買い物: はなさかドライブイン…登り4.1km
・温泉: 丹生の都 美里の湯 かじか荘…下り基調14.8km

 到着したときは曇りでしたが昼からかなりの雨予報で、空いていたこともあってトレーラーハウス前の屋根ありの場所に案内していただけました。

受付のほうからは段差で上がることができませんが、入口のほうから自転車とチャイルドトレーラーを分離させれば、サイトに入れることができました。通路が狭くてトレーラーの幅がギリギリの所がありましたが、何とかいけました。

設営中に雨が降り始めたので、子どもにはレインウェアを着せてある程度自由に動き回ってもらい、私も汗冷えを防ぐためにレインウェアを着ました。
 昼食は子どもが外で食べたがり、屋根付きの恩恵を早速受けることになりました。

トレーラーハウス前は庭のようになっていて、ここにテントを立ててもよいそうです。アットホームな癒しが感じられました。

道路から近いですが、車通りが多くはないのでうるさくはないです。手前の砂利は駐車場で、段差はありますが、小高くなっているスペースにテントを張ってオートサイトのように使うこともできます。

□ 雨と自然と

 昼食後、子どもが散策をせがんできたので、橋を渡って奥のサイトやコテージを見に行きました。まだこの頃はしとしと降る程度でした。テントに戻ったらお昼寝タイム。雨のざーざー音は子守歌かのようで、すっと寝付いてくれました。着替えたり片付けたりした後、私も子どもと一緒に少し眠りました。

着替えと言えば、今回はネットで調べて100均の火吹き棒とガイロープとカラビナで自作した携帯ハンガーを1つだけ持って行きました。いつも乾かしたい物は平置きするかマイクロファイバークロスで吸水するかでしたが、ハンガー1本があると乾きやすさが全く違いました。アライテントのカヤライズ2は天井に掛けられるループが複数あるので、今後は2本持って行こうと思います。
 ひと眠りした後、1人でコーヒーを飲んでくつろいだり、前日は一晩スマホの電波がない状態で過ごしていたのでネットをしたりしてゆっくりと過ごしました。そうしているうちに雨は段々強くなり、デイキャンプに来ていたグループもありましたが、たまらず退散という感じで撤収していき、宿泊は私たちと入口近くの木立サイトのキャンパーさんだけとなりました。
 子どもはぐっすりと寝て、起きたときは若干暗くなっていました。シャワーが17時から使えるので、雨が少し和らいだ頃に受付にお願いしに行きました。シャワーは川サイトにあるコテージの中にあります。川サイトの階段は少し急で、子どもが降りる際に管理人さんに少し手を引いていただきました。シャワーは2つ簡易なブースで仕切られていて、ブースの脱衣スペースはやや狭く、子連れだと共有スペースに半分出て着替える感じになりました。鏡や洗面台はありません。シャワーの足元はコンクリートで、膝を床に着くとちょっと痛いのですが、子どもはお構いなしに座って排水溝を眺めるマイブームを堪能していました(^-^; シャワーを止めてもまだ眺めていて服を着てくれず、体を冷やした挙句、「さむいの!(怒)」と言ってうずくまって余計服を着てくれないという一悶着がありました(-_-; 冬は大人でも着るタイプのバスタオルがないと寒いと思います。とはいえ、最寄りの温泉が片道約15kmで自転車で行くには遠いので、シャワーがあるのはありがたいです。
 テントに戻ると、その近くに体長が握り拳くらいの大きいカエルがいました。どうやらヒキガエルだったようです。

逃げる気配がありませんでした。毒があるとは言いますが、かわいいですね。
 夕飯は、テントの前室を解放した状態でテント内から手を出してお湯を沸かし、テント内で2人て食べました。最後のほうで子どもが食べるだの食べないだのちょっとぐずって泣くと、川の向こうの山の中から返事をするかのように同じような声が…。多分鹿やね(^^; すみません、仲間じゃないです。

雨と雨
 夜は早々と寝ましたが、結構な雨の音で何度か目が覚めました。早朝は1時間で4~5mm降ったときもあったようです。

川サイトはこの通り。溢れる気配はありませんでしたが、増水して濁流になっていました。

駐車場そばの小高いサイトはこの通りでしたが、雨が弱まって1時間も経たないうちに水溜まりが消えていたので、普段の水はけは悪くなさそうです。
 チェックアウト期限まで過ごせば雨が止む予報だったので、ゆっくり子どもを起こして朝食を食べます。朝食も、テント内から手を出してお湯を沸かして準備して、テント内で食べました。そうそう、このキャンプ中にバナナの皮がむけるようになりましたよ(^-^) 食べ終わってから片付けをしていると、

「アチ、アチ~♪」と言いながら子どもがガス缶で遊んでいました。おままごとなのか、積み木のつもりなのか。料理好きに育ってくれるといいけれど。

2回に1回は失敗します。

□ 続・WAKAYAMA800
 屋根付きサイトのおかげで、撤収作業はストレスなくできました。レインウェアがいらないほどの小雨になったところで出発。

外にはキャンプ場ののぼりが立っていました。

また来れるかなぁ。標高は356m程度ですが、大阪から輪行+ヒルクライムで来るにはちょっと遠いから気合いがいるねぇ…。
 ツーリング3日目、この日は下り基調でWAKAYAMA800をやりながら、38km走って海南駅に出て帰宅します。少し登り返しもあり、下りのわりにはスピードが出ないなーと思いながら降りていきます。「たまゆらの里」と「かじか荘」のポイントをチェック。かじか荘では売店に寄りました。お菓子を補給食に代わりにしようかと思ったのですが、このときの気分に合う物がなかったので、梅干しをお土産に買っていくことにしました。最近家でおにぎりにしていますが、さすが和歌山産、とてもおいしいです。
kajikasou.jpg
かじか荘にて。まだ川の濁流が見えます。
 海南駅に近づくにつれて車が増えて若干緊張しましたが、混雑時でなく距離も長くなかったのでそれほどストレスなく駅に到着しました。

わかやまサイクリングフェスタやブルベで来たのがなつかしいです。輪行の準備をして、コンビニで昼ご飯を買って、電車の待ち時間に子どもと2人で食べ、乗り換えで遅れたり電車内のトイレでオムツを替えたりお昼寝をしてくれなかったりしながら無事帰宅し、2泊3日のキャンプツーリングを終えました。
 それなりに満足感は得られたのですが、日が経つとスタンプラリーで1ヶ所「丹生都比売(にうつひめ)神社」を残してしまったことに、やはりモヤモヤしてきました。ちょっと考えた結果、作戦を立て直してもう一度2泊3日キャンプツーリングを計画したのでした。…次回Part3に続きます。[場所・和歌山]

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