和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 5(完): 高野山ケーブルカー

この記事は約6分で読めます。
本ブログでは記事中に広告を含むことがあります。

 Part 1と2は1回目の2泊3日の和歌山自転車親子キャンプツーリング、Part3以降は2回目の2泊3日のツーリングです。最終日はかつらぎ町から輪行で帰るだけなのですが、チャイルドトレーラーを乗せられるバリアフリー対応の最寄り駅は、南海電鉄 高野山駅なのです。高野山駅から乗るのは高野山ケーブルカー。電車好きの子どもに楽しんでもらおうと思い、がんばって駅まで登ることにしました。
ここまでの旅程
 1回目・1日目↓
 和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 1:
 九度山福山野営キャンプ場
 1回目・2~3日目↓
 和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 2:
 リバーサイド新城キャンプ場
 2回目・1日目↓
 和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 3:
 まだ名もないキャンプ場@橋本市
 2回目・2日目↓
 和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 4:
 かつらぎ漆黒の森野営キャンプ場
– – – – – – – – – –
<目次>
□ 高野山へ
□ 芸術的な車両
□ おわりに

– – – – – – – – – –

□ 高野山へ
 かつらぎ漆黒の森野営キャンプ場から高野山は14.5km、累積標高はログを見ると527mとのこと。そんなに登ったかなぁ。

矢立茶屋からは過去3回ほど登ったことがあるはずですが、いつもなら腰が痛くなってつらい道です。それが、下界からではなくすでに標高400m近くからのスタートであること、途中にトンネルがあって急勾配がなかったこと、最近スプロケットを最大28Tから30Tに変えたこと、などのおかげで、ゆっくりであればそれほど負担なく登れました。かつらぎ町やその周りにキャンプ場が結構ありますが、高野山観光のベースキャンプとしてどうですかね。
 子どもは最近登坂のゆっくりペースでぐずることは滅多になくなりました。「ごぉごぉ♪」と応援してくれることもあれば、「おかぁさん、おっちんとん(関西方言で子どもに向かって”座って”の意)」と言って立ち漕ぎせずにシッティングで漕ぐよう指示が飛んで来たり、「こっち!」と言って路肩内を走行するよう要請して来たり。まぁ楽しいです(^_^;
 意外にもあっさり高野山に着いてしまいました。高野山は紅葉シーズンに入ったところで、大門付近では係員が車を空いている駐車場に誘導していました。大門の道路を挟んで反対側に自転車向けモバイルスタンプラリー WAKAYAMA800(ウェブサイト)の期間限定スポットがあり、自転車とトレーラーをゼブラゾーンに停めさせてもらってスタンプをゲットしました。もう1ヶ所、高野山観光情報センターに寄ってスタンプを取り、これで10スタンプ賞という景品に応募できることになりました。期間限定スタンプのおかげです(^人^)
 手前みそになりますが、WAKAYAMA800のチェックポイントのGoogleマイマップを2nd season (2019年度)から作っています。私のようにGoogle mapでルートを組み立てていく人には役立つのではないかと思うので、貼っておきます。
Googleマイマップ: 2022WAKAYAMA800 ~5th season~

 観光情報センターで、和歌山県PRキャラクター きいちゃんのトートバッグに一目惚れ。煎餅と一緒に買いました。こちら両方とも近くの就労支援施設での作業を経た製品のようです。2020年9月にオープンしたばかりのようですが、高野山って何でも揃っているのだなぁと感心しました。

□ 芸術的な車両
 ファミリーマートでおやつ休憩をして、目的の高野山駅に向かいます。実は大門が高野山ヒルクライムのピークではなく、駅への分岐がピークになっています。なので、駅方向に戻るとまたちょっと登ります。

分岐を少し登った所からの景色。高野山の中は紅葉がきれいなスポットがいくつかあったのですが、写真を撮り忘れてしまったのでこれで紅葉狩り気分を。
 地図では2ヶ所見えたトンネルも実際は本格的なトンネルではなく、車通りも時々バスとタクシーが来る程度で快適に登れました。高野山駅ではケーブルカーからバスに急いで乗る観光客がたくさんいましたが、まだまだ少なく見えました。

駅で目に付いたのはレンタルe-Bike。これがあればバスの時間を気にせず巡れて素敵だなーと思いましたが、家でその話を夫にすると「絶対しんどいからバスがいい」と言われてしまい、一般人とサイクリストの感覚の差を痛感。高野山に一緒に行くときはいつも車なのですが、ぜひともケーブルカーにいつか乗ってもらいたい。

輪行完了。
 駅構内に入ると、駅員さんに乗車の手伝いを申し出されました。発車時刻が迫っていたので1本遅らせることにして、待ち時間に駅2階にある展示室を見て回りました。

パノラマ写真。よい見晴らしです。

乗り物には疎い私にもすごさが伝わってきます。
 乗車時間が近づいたので、また1階に降りて改札前で待機します。表現が難しいのですが、ケーブルカーは車両が斜めに停まっていて、ホームは階段状になっています。トレーラー・ベビーカーや車イスが乗るのは先頭車両で、トレーラーを駅員さんに押していただき、案内に従ってエレベーターでホームに降りて行きます。




トレーラーを載せたらロックして着席。

車両の天井の絵からしてこの通り。

途中で一部複線になって、高野山行きのケーブルカーとすれ違いますよ。



ケーブルカーは1駅だけなので次の極楽橋駅で降ります。



極楽橋駅はホームから階段がこの通り続いており、トレーラーを降ろすのに駅員さん2人掛かりで持ち上げて対応いただきました。5段降りればスロープがあるのですが、総重量35kg程度なので改札階まで降ろせると判断されたようで、そのまま2人で階段を運んで降ろしてくださりました。この後の南海高野線は自力で行ける段差なのですが、乗るときも見守っていただき、果てやなんば駅で降りるときはスロープまで持って来ていただき、恐縮しきりでした。南海電車、今後ひいきにします。
 極楽橋駅での待ち時間に、車内にトレーラーを置いたまま昼食を摂ったり写真を撮ったりしました。


海抜538mらしいです。

駅の電灯は和のデザイン。


特別仕様の観光列車 天空。
 定刻に出発。ガタゴト音が結構響きます。子どもは揺れがちょうど眠気を誘ったのか、座席ですぐ寝ました。


特急 こうやとすれ違い。子どもに見せたかったなぁ。
 なんば駅に着いたとき、寝ぼけた子どもが降りたがらずぐずっていましたが、先に書いたように駅員さんがスロープを持って来たのを見ると、スタスタ降りて行きました。何か特別扱いされたのを感じ取ったようです。そしてホームで「ラピート!らぴ~と乗ったのぉ~♪」と連呼したのでした(ラピートとは大阪・なんばと関西国際空港を結ぶ濃紺の特急列車)。

□ おわりに
 キャンプに行くと、キャンプ中もしくはその後にぐっと子どもの成長が感じられるのでいつも楽しみにしているのですが、この度は本格的なイヤイヤ期がやって来ました(^_^; 今まで経験していたのは序の口だったようで、文字通りの理不尽な要求の嵐です。確かに、これも成長だけど……(^_^;;
 子どもとのツーリング(私の中での定義は2泊3日以上)は今年夏にようやくできるようになったことですが、最近時々自発的にトイレに行くことも見られてきて、移動が長くなったりトイレが遠かったりするところ、どうしていくかを少し悩んでいます。先人たちの情報をいろいろ参考にしていきたいと思います。[場所・和歌山]

コメント

タイトルとURLをコピーしました