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昨年9月、4歳児と2人2台で北海道を輪行旅、自転車キャンプしました。前回は子どもの準備について書きました。
自転車2台に加えて荷物のほとんどは私が持ちますから、輪行時に運びやすいように工夫をしました。先人の知恵がすでにネット上にたくさんあるので目新しい話はないと思いますが、備忘録もかねて書きます。
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<目次>
□ ブロンプトンを自立させる
□ 専用でないバッグをフロントに取り付ける
□ 大型バックパックをリアラックに取り付ける
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□ ブロンプトンを自立させる
この旅の相棒はブロンプトンT Line Explore・12速。子どもと一緒なので距離はほとんど走りませんが、軽くて輪行が楽になります。そして荷物を後ろの載せるため、リアラックをショップで取り付けてもらいました。P Line/T Line専用のアドバンス ローラーリアラックというのですが、約3万円+工賃が掛かります💸 ブロンプトンは、折り畳んだ状態でフロントバッグを付けてバッグの持ち手を引くと、キャリーバッグのようにコロコロ転がせるのですが、

操縦が下手過ぎて、ラックとして使う前から傷が付いてショックでした(^_^;
キャリーバッグのキャスターと異なり前後方向しか対応できませんし、フロントバッグを付けると左右の重心がずれるので転がすのも難しいのです。サドルで押すほうが安定しやすく、旅行中は子どものやる気があるときは後ろから押してもらいました。
リアラックに物を載せると今度はスタンドが欲しくなるのですが、ブロンプトンP Line/T Lineの12速に対応する製品がなく(リアシャフト軸長が短く、スタンド装着時にナットでの挟み込みが不十分になる)、他の方法を考えねばなりませんでした。C LineにはBB付近・リアフレームに下部に固定できる加茂屋のタクト(TACT)が使えますが、T Lineの形状では使えません。
C LineでまたTACTを機会はありそうなのですが、加茂屋の廃業につき今後は入手困難とのことで残念です。
クランクに取り付けるタイプのスタンドをいくつか試してみましたがことごとく合わず、最終的にミノウラ(MINOURA) HPS-9 Get’A (ゲッタ)が無事使えました。

フロント約4kg、リア8kg強を積みましたが、安定感がとてもよいです。
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強いていえば工具はいらないと思ってしまうのですが、強度やら需要やら何か都合があるのでしょうか。本当に最後の頼みの綱で使えてよかったです。
□ 専用でないバッグをフロントに取り付ける
手持ちのブロンプトンのフロントバッグはやや重く、背負えないタイプだったので、手持ちのバックパックをフロントバッグのフレームにゴムバンドで固定する方法を取りました。自転車なしで活動する場面で背負い、両手が空くようにするためです。バックパックは、やや容量は小さいものの使い慣れているモンベルのクロスランナーパック 15 Women’s (#1133462の旧品)を選びました。バッグを取り付けるフレームとして、当初は和田サイクルオリジナルの日東(NITTO)製持ち手 BM-10F for BROMPTON (製品サイト)を考えていたのですが、若干重いのと、

キャリアブロックから外してバッグごと膝に載せたときに、ブロックに差し込む部分が食い込むように当たって痛かったので断念しました。この度使用したフロントバッグのフレームはこの部分が樹脂です。引っ張って転がすときは、バッグの持ち手だと細くてやや角ばっているのでちょっとやりにくいです。
□ 大型バックパックをリアラックに取り付ける
今までは荷物一式をチャイルドトレーラーの荷室や座席に気兼ねなく突っ込んでいましたが、それをバッグにまとめてリアラックに載せる、輪行時には自分で持つ必要がありました。手元に出張のときに使っている背負えるキャリーバッグがあり、あわよくば子どもに転がして運んでもらえないかと考えましたが、やはり少し重いのと、子どもに期待してはいけないと思い直し、普通のバックパックを使うことにしました。余談ですが、モンベルでキャリーと検索すると、一般の旅行に使うようなキャスター付きバッグがいくつか出てきて驚きました。子どもがコロコロ戦力になるなら、4 ウィールバッグ 40 (#1133478)なんて使ってみたいとも思いました。
実際に使ったのは、モンベルの3-Way ダッフル Kid’s 55 (#1133314)。


ええ、身長155cmだからキッズでいいんですよ…。という自虐で選んだわけではなく、リアラックに安全に載せられそうなサイズの上限で、バッグ自体が軽量なものを選んだらこれだったのです。容量は55L (高さ36cm×幅58cm×奥行き26cm)、重量は595gです。価格は9,700円に抑えられています。撥水ですが防水ではないので、雨天に備えてジャストフィット パックカバー 60L (#1128523)も購入、本体と合わせると742gです。

思いっきりモンベルカラーにしましたが、将来子どもも使ってくれたらいいな。

↑横長で背負うとき。
↓縦長で背負うとき。

肩紐はトグルボタンのような引っ掛けるタイプなので、置いた状態から紐を持った拍子に抜けることがあります。また、重い物を長時間運ぶと肩が痛くなりそうな形状です。

手で提げるとき。
両サイドにポケットがあります。

子供用なので、片側のポケット中には名前を記入できる部分があります。

55Lであれば、大型ドライバッグを包んで運べる背負子のようなバックパック、パーゴワークス(PAAGO WORKS)のカーゴ55 (CARGO55) (製品サイト)も持っていますが、この度モンベルを新規購入した理由は、軽量化するには省きたいこういったポケット部分です。子どもと2人旅となると、荷物の仕分けに掛かる時間が侮れないレベルになるので、多少重くなっても最初から物の入っている場所が固定されていること、一目で何を入れたかが分かることを重視するのも1つのコツです。
詰め込み完了時の重さは8kg強。今まで荷室容量47.5Lのチャイルドトレーラーに納まっていたはずの荷物はなぜか55Lに入り切らず、テントの新規購入や荷物の厳選が必要でした。バックパックは最初のキャンプ場に送るため、ヤマト営業所までリアラックに積んで走ってみました。

↑このように載せると、ペダリング時に踵がバッグに当たります。
↓先人にならって縦に載せます。

ゴムバンドを荷物上部はサドルレールに、下部はリアラックに掛けて固定。重心が上のほうに来るので走行中若干不快ではありましたが、固定の安定性はバッチリでした。

以上のようにバッチリ準備したのですが、Get’Aで立てて駐輪→3-Way ダッフルをリアラックに固定or解除、という作業が段々と面倒になり、走る距離も時間も大したことないので3日目からは背負って走っていました(^_^; チャンチャン♪
次回より今度こそ旅の記録が始まります。初日は帯広・音更です。




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