子鉄と北海道輪行キャンプ Part3: 標茶駅→春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場@旭川

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かにめし
 昨年9月、4歳児と2人2台で北海道を輪行旅、自転車キャンプしました。

3日目は、しれとこ摩周号と大雪(たいせつ)に乗り、旭川に泊まります。
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<目次>
□ 標茶~網走~旭川
□ 旭川泊
□ 動物と出会いに

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□ 標茶~網走~旭川
標茶町駅伝
 セイコーマートで食料を買い足して標茶駅に出ると、駅伝大会で人がいっぱいでした。親子で輪行は珍しいためか、参加者や係員に話し掛けられながらの準備でした。
標茶駅
DECMO
しれとこ摩周号は特別な出で立ちかと思いきや、前日に乗ったH100形気動車、DECMOでした。ちょうどこの半年ほど前に変わったそうです…。鉄成分がない私にはたどり着けない情報です。以前、白いソニック事件があったので子どもの機嫌を損ねるのではないかとひやひやしていましたが、ちょっと成長したのか大丈夫でした。
運賃箱
 しれとこ摩周号は急行の愛称で、繁忙期は指定席もありますが、普段は乗車券のみで乗れます。H100形にはボックスシートとロングシートがあり、荷物が置きやすいロングシートのほうを選びました。ただ、ちょうどトイレの前だったので、海側の景色はあまり見ることができませんでした。
美留和駅
おもしろいなと思った美留和(びるわ)の駅舎。
網走の北浜駅付近
網走市北浜駅からの眺め。
DECMO
11:59 網走着
H100
もう1台停まっていました。
クマー
クマー
 網走駅にはエスカレーターがありません。8kgのリュックを背負って、9kgと7kgとはいえ2台の自転車を持って階段でホームを移動するのは、妊娠中には無理がありました。リュックと子ども自転車を階段上まで運び、次に自分の自転車を持って上がり、ホームを移った先でまた2回に分けて階段を降りました。


 私たちが乗る大雪が来ました。ホームでかにめしときのこの山を買って乗ります。かにめしは幸い子どもが欲しがらなかったので独り占めできました。
かにめし
かにめし
スイッチバックする遠軽駅までは最後列となる指定席にしていましたが、後ろは車椅子席で自転車を置けませんでした。新幹線よりも広いくらいのデッキに置いていたところ乗務員さんに注意され、「(車椅子で)乗る人がいないので」ということで、車椅子席の後ろと横に置くことになりました。
 昨年、旭川・上川・丸瀬布・留辺蘂・美幌・女満別空港の5泊6日で移動した旅程を逆向きに1日で通過します。線路と道路は離れているので、見覚えがある景色はあまりありませんでした。車窓はあっという間に流れるので、懐かしい気持ちが湧く前に森の景色に飽きてしまったり、何か時間を有効活用したくなってしまったりしました。

□ 旭川泊
 16:16 旭川到着。実は旅程を変更する際にホテル泊も検討したのですが、直前だったためか、残っている部屋は1泊1人2万円以上と非常に高かったです。キャンプ場までタクシーで行ったとしても安くつくような設定でした。駅から7km離れた春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場まで、できればバスで安くキャンプ場近くまで行きたい。…ということで、20分弱のうちに駅構内のコンビニで急いで食料を買い足すつもりでしたが、改札が違ったようで見つからず、目に入った土産店で買いました。

北海道っぽい食品はこのあたり。チーズは味が濃く、カステラは甘食パンのような味でした。
 コンビニではないので選ぶのに時間が掛かってしまいましたが、16:35発の道北バスに乗れました。旅行者は支払い方法は限られますが、Googleマップで事前に運賃が分かる時代なので現金の準備もばっちりです。16:59 療育センターで下車。小雨がたまに降っていました。輪行を解いて、200mほど離れた春光台公園管理事務所に向かいます。道道72号から事務所はやや急な坂です。
案内板
17:15頃受付。宿泊を示す札とゴミ袋をもらい、事務所からサイトまでは押し歩きで進みます。受付の方はとても親切で、雨だし自転車だし適当に、という旨のことを言われました。炊事場の隣に屋根付きの広めのスペースがあり、完全自立式テントだったらここに張らせてもらうだろうなー、などと考えました。

サイトはかなり広く、迷いましたがなんとなく近くの木の下に張りました。隣は外国人の自転車キャンパーでした。雨予報なのにそこそこ人がいました。

 設営後、まだ雨は降ったりやんだりだったので、買い出しとお風呂に”行ける!”と判断。コンビニに追加の買い物と、最寄りの銭湯のフタバ湯に行くことにしました。フタバ湯は地元の人で賑わっていて、子ども同士は非言語コミュニケーションで遊んでいました。かなり熱い浴槽もあり、目が覚めました。帰りは登り基調。道道72号(旭川幌加内線)に出る最短ルートは、すぐ近くのスロープ付き階段を押し歩きして春光台公園入口のバス停に登る道ですが、子どもがスロープを見るなり「登れない」と言ったので迂回しました。
フタバ湯~キャンプ場
春光台公園入口のバス停まで
Googleマップとストリートビュー。
大通りに出てからは、5%くらいの坂道を足付きしながらも全部乗車で登ってくれました。褒めると「言わないで」となぜか怒られてしまいました。よくがんばったと思ったので、キャンプ場の事務所前の自販機でついリンゴジュースを買ってやってしまいました。この日の走行距離は少なめの5kmでした。
 20時前にはテントに戻って食事。炊事場の消灯は21時だったのでわりとギリギリでした。その頃には雨が本格的に降り始めました。気温は前日の標茶ほど低くはなかったですが、雨により地面が冷えて、マットの隙間は寒かったです。レインウェアを防寒着代わりにするつもりでしたが、保温が足りなくてダウンパンツを履くほどでした。さっさと寝るつもりでしたが、ファミリーグループキャンプの人たちが深夜まで普通に話していてうるさく、なかなか寝付けませんでした。格安キャンプ場ではよくあることですが。
 寝付いても、結構な雨だったので雨音で何度も目が覚めました。地面は冷たいし、蚊に刺された箇所が痒い。そんな状態で朝を迎えたからか、次の日の朝も血圧は高めでした。

木の下というのは水溜まりができやすいようで、バスタブの浅い軽量テントだったので、水が跳ねてテント内が濡れていました。ダウンシュラフの表面も濡れていましたが、撥水加工のおかげでしのげました。

テントは今回のキャンプのために新調したニーモ(NEMO) ホーネットエリート オズモ2P

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ニーモのテントは2代目なのでこういう特徴を分かって買ってはいますが、テントを張る場所を工夫すればよかったかなと思いました。

□ 動物と出会いに
 天気予報通り、6時には雨が降り止みました。テントの出入りの際に体が濡れるので、レインウェアを着ておきます。前日できなかった散策を少しします。

もろ水溜まりができています。

とても広いキャンプ場です。

謎キノコ。
 旭川に来たからには子どもを旭山動物園に連れて行ってやりたくて、この日は観光モードです。子どもをあまり急かすことなく、朝食後にゆっくり撤収作業をしました。そしたら理想の時間のバスには間に合わず、そしてなぜか前日調べたはずの次の候補のバスが検索で出てこず、40分くらい待つ案内になっていました。こういうときは自転車の出番。旭川駅まで7km自走することにしました。下り基調なので行けるやろう…。
 次回、輪行の機動力を生かして旭山動物園に行きます。
次の記事

 最後に、キャンプ場情報をまとめます。

<春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場>
ウェブサイト
予約: 不要(不可)
□特徴
・北海道の公園キャンプ場の中では利用可能期間が長い
・サイトが広い
□利用期間
・5月1日~10月31日
・受付: 春光台公園管理事務所
 9:00~17:00(10月), 17:30(9月後半), 19:00(6~7月), 18:00(それ以外)
・チェックイン 11:00~
・チェックアウト ~11:00
□利用料
・大人300円、サイト500円 (テント・タープ1張)
・ごみ 1袋50円
□その他
・オートサイトではない
・自転車持ち込み可(受付から押し歩きで)
・焚き火不可
・事務所とサイトの近くに自販機あり
□周辺施設
・JR旭川駅…約7km
・コンビニ…道道72号沿いに複数あり。約1~2km(坂道あり)。
・コインランドリー…2km以内にはなし。最寄りで3kmほど、市街中心部に複数あり。
・入浴: フタバ湯(月・火曜定休)…1km弱~1.2km。PayPay使用可。
    みつわ湯(水曜定休)…約2.7km。PayPay、LINE PAYなど使用可。

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