子鉄と北海道輪行キャンプ Part4: 旭山動物園&旭山コナール Nyaaaz Camp Field@旭川

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 昨年9月、4歳児と2人2台で北海道を輪行旅、自転車キャンプしました。

4日目は子どもと観光。旭山動物園に行き、すぐ近くの旭山コナール Nyaaaz Camp Fieldに泊まります。
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<目次>
□ 自走・輪行の強み
□ 旭山動物園
□ カフェと白い花咲くサイト
□ 空港へ
□ まとめ

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□ 自走・輪行の強み
 前日は春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場に宿泊。朝、うまくバスの時間が合わず、旭川駅まで7km自走することにしました。
旭橋
旭橋を通過。
旭橋を渡る
雲でどんよりしていて、気温は14℃くらいでしたが肌寒く、親子ともレインウェアを防寒着にして走りました。
 旭川駅には50分弱で到着し、ささっと輪行準備をします。バス停の掲示に切符と入園チケットを購入するよう案内があったので、指定の場所に買いに行きます。バス料金は300円、入園料は1000円でした。10:35 旭川電気軌道・旭山動物園急行線(直通)に乗車。混雑するかと思っていましたが、わりと空いていました。

□ 旭山動物園
 11:10 動物園の正門前に到着。
旭山動物園の自転車置き場
ちょうど自転車置き場のところでした。ブロンプトンは園内のコインロッカーに入りますが、ヨツバゼロ14は入らないのをウェブサイトで確認済み。子どもの自転車だけ自転車置き場に駐輪、ロックしておきました。ブロンプトンはT Lineですし、ロッカーに入らなくても園内に持ち込むつもりでした。
正門前
ブロンプトンinロッカー
コインロッカーの利用料金は、ブロンプトンが400円、55Lのリュックが500円でした。ロッカーに入るサイズかどうか調べられる箱みたいな囲いがありました。ブロンプトンのサドルをかなり後退させているので、ロッカーに納めるためにはサドルの向きを変える必要がありました。キャッシュレス決済で使えるものの、先払い式なので入らなかったらどうしようかと、不安が募りました。
 さて、到着が11時台だったので、飲食店が空いているうちにと子どもを早めの昼食に誘うも乗ってくれず…。まず正門入ってすぐのところで、200円で闊歩できるパンダの乗り物にロックオン。結局、動物園で一番気に入っていたのはこれでした。動物園を心置きなくゆっくり巡らせてやりたいという親心は無用で、この日は本当に動物に興味がなさそうでした(T_T)
北海道といえばひぐま
ヒ グマー
 動物をじっくり見ることなく、一瞬しか見てくれないので早々に全部巡ることができました。昼食は12時台。案の定混雑していて屋内に座ることができず、屋外で食べることになりました。曇りで風がやや強くて15~16℃でも寒い、たまに小雨が降るような天候でした。2人ともずっとレインウェアを着た状態。座って休憩しているのも寒くて、15時で離脱してキャンプ場に向かいました。

□ カフェと白い花咲くサイト
 正門前の自転車置き場からキャンプ場受付まで100mもないので歩こうとしましたが、”自転車で行く”と頑固に訴える子がいます。なだめながら子供自転車を担ぎ、転がりにくいブロンプトンを転がしながら歩きます。受付は青いコンテナが目印の旭山コナール ハナサクカフェ、の裏にある緑のコンテナのくさいろ【Kusa-iro】にて。バタバタしていて写真を撮り忘れたので、公式インスタグラムをご覧ください。簡単な炊事場はカフェの外にあり、トイレと洗面所はカフェの設備を使うことができます。Kusairoの裏手にはサイクルラックがありました。
Kusa-iro
ゴミ袋は燃えるゴミとプラスチックの2袋をいただきました。

玄米デカフェも買いました。
 併設キャンプ場はNyaaaz Camp Field(にぁぁぁずキャンプフィールド)と言います。サイトはだだっ広い駐車場の奥で、ブロンプトンをころころ転がして行くのは大変でした。”自転車で行く”とごねていた子どもが正解でした。ごめんよ。
テント設営
サイトは北に向かって明らかな傾斜あり。ペグはだいたいは入りやすいものの、たまに石か根に当たって進みにくい感触がありました。写真の奥に見えるのはニラの群生。踏むとニラ臭いのでちょっと離れました。
ニラ
白い小さな花咲くニラ。
 夕飯で火を使うのが面倒に思えたので、カフェでしっかり間食しておくことにしました。駐車場が広いので自転車で行きますよ。せっかくなので外の席を選びました。
ハナサクカフェ

それまで寒かったのですが、この時間だけは陽が出ていて気持ちよい気温でした。WiFiが使えるのも便利でした。
テラス席よりサイトを眺めて
上階のテラス席もありました。サイトのほうを眺めた写真です。想像していたよりも見晴らしがよかったです。
 夕飯までは駐車場内の散策に付き合い、寒くならないうちに体拭きや着替えを済ませました。旭山動物園は17:15閉園ですが、確か夕飯時にも閉園のアナウンスが流れてちょっと驚きました。食事は寒がりの子どもに合わせてテントの中でパン中心に。そしたらメロンパンをぶちまけられてしまいました。サイトに傾斜があるため、パンくずを集めてもどうしても散らばっていってしまって収集がつきません。仕方がないので、マットの上に保温のために敷いていたアルミブランケットごと廃棄することにしました。本当は寒いときに追加で掛ける予定だったアルミブランケットを敷き直しました。まさか予備をここで使うとは…。

□ 空港へ
 翌日は午後に旭川空港から帰阪することになっていました。バスを乗り継いで安く行きたい気持ちと、タクシーで時間に追われず直行したい気持ちと両方ありました。前日晩の子どもの希望はバスでしたが、当日はどちらになることでしょう。
 朝5:30頃、動物園の動物の鳴き交わす声で目が覚めました。なかなかない経験です。6時に子どもを起こして朝食を促して準備します。寝ぼけてなかなか食べようとしませんでしたが、火を使わないのでスムーズに片付けも進められました。食べ終わったらテントの外に出てもらって撤収作業。ふんわりした草いっぱいのサイトで夜間の気温もグッと下がりましたから、フライが内側も外側もひどく結露していて、前日の雨上がり並みでした。
 子どもにタクシーとバスをもう一度選ばせると、前日同様、バスに乗りたいとのことでした。受付時に早めにチェックアウトすることを伝えていたので、キーやらゴミやらを指示通りに処理して、8:20に自転車に乗って出発。といっても、行先は500m先のバス停、旭山公園入口(^_^; 下り基調で3分でした。10分で2人分の輪行準備を完了。余裕をもって周りを見回すと、反対側のバス停の奥に私たちの乗るバスが停まっていました。
バス停 旭山公園入口
8:41 旭川駅行に向けて出発。空いていました。Googleマップのお導きにより、駅まで行かずに4条24丁目というバス停で下車。ここから、Googleマップ調べで厚生病院前まで徒歩10分、待ち時間9分。荷物と子連れで少々時間が掛かっても間に合います。歩道に傾斜があるためブロンプトンを引っ張るのが大変で、子どもに後ろから押してもらいました。すぐ勝手にやめるのですが、ないよりはありがたい戦力でした。
 9:22 空港経由旭岳線 旭川空港経由というバスに乗りました。普通の路線バスだと予想していたら、下に荷物を積むパターンでした。自転車2台も余裕で載せることができました。結構人が乗っていて、やはり空港に行く人が多いのだなと思っていたら、空港で降りる人はほとんどおらず、私たちが降りる前に人が乗ってきて焦りました。10:02空港到着の検索結果でしたが実際は9:55くらいに着いて、危うく降り損ねてどこか知らない所でパニックになる未来もありえました。
 帰りの便は予約時点では席を指定できず、親子横並びで座ることができるのか不安でしたが、空港でチェックインすると隣同士の席になっていました。うまいこと調整できるようにしてあるのでしょう。ガス缶を手放し、早めに手荷物預かりを済ませます。バーナーを手荷物預かりに入れると呼び出されて保安検査を2回する羽目になったことがあるので、最初から預け入れる際に着火しないことを確認してもらっています。
 11:00に早めの昼食。
海鮮丼
白い恋人アイス
親子2人分の少なめの海鮮丼と間食。
お土産を持てるだけ買って、13:10の便で旭川出発。羽田経由で帰阪しました。

□ まとめ
 最後に、最終日に泊まったキャンプ場情報と旅の総括を記します。

<旭山コナール Nyaaaz Camp Field (にぁぁぁずキャンプフィールド)>
ウェブサイト
インスタグラム
予約: ウェブサイトより(なっぷ)
□特徴
・旭山動物園のすぐそば
・夕食・朝食予約可能
□利用期間
・グリーンシーズン、スノーシーズンとも営業(一時休業あり)
・受付: 上川大雪セレクトショップKusa-iro
・チェックイン 13:00~17:00
・チェックアウト
 グリーンシーズン 8:00~11:00、スノーシーズン 9:00~11:00
 アーリーチェックアウト可能(受付時に相談)
□利用料
グリーンシーズン
・フリーサイト ソロ 1000円、タープなしテント(3人まで) 1500円、タープありor付き(6人まで) 2000円
・区画サイト 車1台 4000円~
スノーシーズン
・大人1人1000円、小学生以上500円
□その他
・シャワーなし
・夕食・朝食予約可能(予約時に問い合わせ要)
□周辺施設
・バス停 旭山動物園…受付まで徒歩1分
 ※バス運行は動物園営業日のみ
・JR旭川駅…約10.6km
・JR東旭川駅…3.5km
・入浴施設: 龍乃湯温泉…3.7km。東旭川駅付近。

 今回は、チャイルドトレーラーで全行程けん引自走で行く予定だった北海道キャンプツーリングの旅程を、いわゆるマタ旅(妊娠中に旅行すること)仕様で負担を大幅に減らし、初めての親子1台ずつの乗り鉄兼輪行キャンプに変更しました。長男は自転車に乗れるようになって約2ヶ月での本格的な公道走行で、結果、走行に自信がついただけでなく、行動に多少落ち着きも出てきて、計画してよかったと思いました。とはいえ、妊娠中期で安定していたのに血圧が要注意段階に上がり、旅程を短縮して帰ってくることになったので他人にはあまり勧められません。私は医療関係者でいろいろ想定した上で割り切っていますが、正直飛行機変更の諸費用は痛かったです。帰阪したら血圧は下がり、主治医に相談すると「寒くて上がったんでしょうねー(普通は上がらないんですが)」と推定されました。涼しい所、寒い所が好きなのに困ったものです。その後の経過はまた別記事にしようと考えていますが、昨年無事2人目を出産しました。
 それにしても旭川のホテルが高かったですね。天候と風呂対策は必要ですが、出張に折り畳み自転車とキャンプ道具を持って来て、輪行でキャンプ場に行って周辺を自転車でウロウロする、という選択肢はアリだと思いました。来年札幌に出張が入りそうなのですが、同じような状況なら本当にやるかもしれません。
 親子3人の自転車キャンプは、チャイルドトレーラーに載せられるめやすが1歳からなので、もうしばらく先になります。ゆりかごをセットできるカーゴバイクでなら成立しそうですが、置き場所と費用と使用頻度を考えると今生ではないなと思いました。徒歩キャンプは1回やりましたが、荷物が多くて自転車キャンプよりしんどかったので、2回目の計画はあるのですがしばらく準備期間に充てたいと思います(^-^;;

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