子鉄と行く九州ブロンプトン＋チャイルドトレーラーキャンプ Part 1: 新幹線のぞみ×キャンプなぎの木 大野城ベース＠福岡

　我が家の乗り物好きっ子が、2歳半頃から「ゆふいんの森に乗りたい」と言うようになりました。緑の美しいでn…列車で床が高く、確かに乗ってみたいのもうなずけました。とはいえ、鉄成分を持ち合わせていない母ですので、ただ子どもに付き添って乗り鉄しに行くのはちょっとおもしろくありません。せっかくなので、以前真っ暗闇を自転車仲間と通り過ぎた由布院を明るい時間に味わいたい―キャンプで。という思考に捕らわれて、ブロンプトン＋チャイルドトレーラーの輪行親子旅を力業で実現することを思いついたのでした。時は4月、子ども3歳後半の記録です。

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＜目次＞
□ 非鉄オタの無知
□ 博多～大野城
□ 自然と夜景
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□ 非鉄オタの無知
　大阪から1日で由布院に行くのは遠いので、福岡で1泊、湯布院で2泊の3泊4日の計画を立てました。由布院へはゆふいんの森で、帰りはやはり子どもが乗りたがっていたソニックで。…と計画してJRのみどりの窓口に行くと、予約開始の翌日にも関わらず、平日の列車にも関わらず乗りたかった時刻のは満席!(@_@;) 舐めてましたorz 逆に行きはソニックで、帰りをゆふいんの森にすることにして、JR九州のネット予約で開始時刻10時前にPC前に待機し、無事お目当ての席を確保しました。由布院のキャンプ場2ヶ所はどちらも人気でしたが、こちらもギリギリ確保することができました。余談ですが、子ども(幼児)の座席を確保する(=指定席・特急券を買う)とその区間の乗車券も必要、ということを初めて知りました。お金も結構掛かりますが、普通列車の区間があると親子で別々の乗車券を用意しなければならず、どこのみどりの窓口にいつ寄るか、というのを考えながら旅程を練っていました。
　荷物はブロンプトン、チャイルドトレーラー、キャンプ道具一式、フロントバッグの4個。駅構内はチャイルドトレーラーをベビーカーモードにして、子どもには歩いてもらい、全ての荷物を載せて移動します。

キャンプ道具一式はIKEAのDIMPAに入れて荷室に入れておき、ブロンプトンは同じくDIMPAを輪行袋として、上下逆にして座席に入れます。ブロンプトンを完全に収納することはできないのですが、前面のカバーを面ファスナーで留める順番をうまいこと変えつつ、ぼこっと一部飛び出した状態で運びます。トレーラーから落下しそうになったことはりません。フロントバッグはトレーラーの天板に乗せ、子どもは歩かせます。

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　チャイルドトレーラーでの新幹線輪行は今回が初めてでしたが、新大阪駅でいきなりプチ試練が…。チャイルドトレーラーの横幅は車椅子とほぼ同じなのですが、新幹線の改札前は人が多過ぎて通れる場所が実質端の有人改札しかありませんでした(正確には他に通れる改札があるのか分からず)。ここは駅員さんにいろいろ用事がある人が集まるので、順番待ちが発生し…と思ったら後ろから抜かされました。大阪人らしくゴリゴリ突っ込んで行くのが正解でした。私鉄や在来線なら広い自動改札を通って自力で済ませられるのに…。改札内はエレベーターの案内が分かりにくく、早めに来てはいたものの時間の余裕はあまりありませんでした。
　新幹線のドアの幅は、車椅子専用の場所以外は狭いので、新幹線を待っている間にトレーラーを畳みます。荷室の荷物をDIMPAごと引き抜き、ブロンプトンを降ろし、トレーラーの中に車輪2個とけん引アームを仕舞ってベルトで縛り、2回に分けて特大荷物スペースに運び込みます。子どもは1回目で一緒に入って席に座らせましたが、私が一旦出ても動じることなく待っていました。ママっ子だった自分の子供の頃を思い浮かべると、拍子抜けするほどスムーズでした。

□ 博多～大野城
　博多に着いたのは12時過ぎ。次の在来線まで1時間見積もっており、新幹線の駅構内で昼食にしました。コンビニで買ってベンチで食べるも構内にはコンビニにすらゴミ箱がなかったり、トレーラーで移動する導線(車椅子と同じ)が分かりにくくてエレベーターのないほうに行きかけたり(ひかり乗り換え口しかエレベーターがない。しかも駅員さんの案内が冷たい。)、イライライが募る駅でした。
　気を取り直して、今回の旅程・鉄道パートです。

元図はJR九州路線図より拝借。
1日では由布院に辿り着けないので、黒矢印①の通り、博多から近い大野城市に出て、キャンプなぎの木 大野城ベースで1泊することにしました。

予定の電車に乗れました。表記そのまま811系、特段印象に残らない普通の電車でしたが、とりあえず写真には残します。
　大野城駅にはみどりの窓口があります。次の日の乗車券を購入してから、エレベーターでロータリーに降りて輪行解除します。Googleマップによると、3.9km・96m upとなっています。

ログがバグっていますが、左上のループになっている所にローソンがあり、買い物をしてからキャンプ場に向かいました。

ログに赤↑で記した左折の曲がり角に案内があります。並んでいる看板の大野城御陵というのは、キャンプ場の先にある霊園です。

1つ目の激坂は耐えたのですが、2つ目の激坂からがきつい勾配かつ長くて、押し歩きしました。Garminのナビの勾配が適当過ぎて、ここまできついと思っておらず覚悟が足りませんでした…。春先ですが汗だくになります(ぜぇはぁ…)。

□ 自然と夜景
　キャンプ場に到着。


屋根のある小屋っぽい所が管理棟、その奥の青い四角の棟がシャワーなのですが、実はどちらもキャンピングカーのトレーラーなのです。管理棟・シャワー棟とサイトの間に小川があります。
　受付をしている間に、トレーラーの中で寝ていた子どもが起き出してにぎやかに(汗) 管理人さんに予約していた眺望のよいサイトに案内していただくと隣に先客がいらっしゃって気を遣いましたが、子どもにも親切にしていただきましたm(_ _)m

設営完了。写真右側の芝が隣との境界です。サイトには砂が敷いてあり、ペグも入りやすいです。設営の間、子どもは砂の中から貝殻を見つけて遊んでいました。
　時間ができたので、子どもと少し散策に出掛けることにします。出入口から出て坂を少し登ると、林間サイトがあります。炊事場やトイレなどからは離れますが、下のほうは木立の間から夜景が見えそうで、街と自然と両方バランスよく味わえそうでした。坂の先のほうは霊園で、作業のためなのか大型車の通行が多く、ちょっと注意が必要でした。
　今度は下ってみます。東隣はハイキングコースもあるような公園なので、結構自然が感じられます。


あまりに下ると徒歩でも登るのが大変なので、そこそこのところでサイトに戻ります。
　夕方から雨だったので一旦テントに退避して、雨が弱まったのを見計らって夕食にします。

予約していた和牛もつ鍋です。持参の鍋に盛ってもらう場合は100円引きだそうです。

ちゃんぽん麺付きです。美味しかったです。
　雨がやんだ隙にシャワーを浴びに行き、夜景とテントを写真に撮りますが、なかなか綺麗に撮るのは難しい。

再び雨が降ってきて、カエルがクケケケと鳴くのを聞きながら寝ました。キャンプ場前の激坂を通る車の音が夜遅くまで、朝早くから聞こえたり、空港が近いので21:30頃までは飛行機の音が聞こえたりはしましたが、概ねよく眠れました。
　自転車キャンパーの朝は早い。というほどでもないですが、外が明るいのと早寝したのとで、子どもも6時にすっきり起きました。トイレに行って帰りに通り道の小川をふと見ると、泳ぐのが下手なトカゲがいます。”いや、トカゲじゃなくてもしかして…”と思って捕まえてみると、


アカハライモリでした～。水辺に棲んでいるのにこんなに泳ぐのが下手だとは。だから毒があるのかな？
　この日も乗り鉄しますので、朝食、撤収を手早く済ませます。朝食の際に、インナーテントのメッシュの外側に、私の嫌いな殻のない軟体動物がお邪魔しに来ていることに子どもが気づき、心の中で”うをぉぉ～～(泣)”となりました。ここは自然が強いですね…。が、事前に知らせてもらったおかげで、撤収の際は乾いた笑いが出ながらも、子どもの前で動じる素振りなく棒でポイっと茂みに追いやって、無事メッシュを汚すことなく片付けられました。…ふぅ。

おーい、片付けさせてくれ～。(ダンプカーだそうです)
　さあ、次回Part 2では由布院に行きますよ(^-^)b

子鉄と行く九州ブロンプトン＋チャイルドトレーラーキャンプ Part 2: 白いかもめソニック× CAMP✖WOODS＠大分県由布市

最後に、キャンプ場情報をまとめます。