特急ゆふいんの森に乗りたい3歳児、鉄成分がなく旅といえば自転車キャンプしか頭にない母の、ブロンプトン+チャイルドトレーラーの輪行親子旅第三弾。![]()
Part 1・2はこちら↓
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<目次>
□ 豊後森機関庫公園
□ 豊後森~由布院
□ 温泉♨と由布岳
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□ 豊後森機関庫公園
この日の旅程・鉄道パートは、青矢印③です。

元図はJR九州路線図より拝借。
由布院に2泊すると決めたときに、2日目午前の活動として鉄道関連の施設に子どもを連れて行ってやりたいなと思っていたところ、豊後森機関庫公園を見つけることができました。

CAMP×WOODSから約26km、ほぼずーっと下って行ける理想的なルートです。

一気に…と言いたいところですが、何やかんや1時間以上掛かって豊後森駅近くの川沿いまでやって来ました。玖珠川(くすがわ)の看板ですが、Googleマップで確認すると九酔渓(きゅうすいけい)という玖珠川の上流の川のようです。

大分はこういう低めのボコボコした山が多いですね。
公園に行く前に、まず豊後森駅に向かいました。ホームが2本あり、もし反対側に列車が来るなら、エレベーターがないのでトレーラーを畳んで階段を移動しなければならないので、駅員さんに確認しておこうと思ったのです。また、前日の極狭凶悪デッキのゆふ(キハ185)に凝りて、扉の幅とデッキの広さをあらかじめ聞いておきたかったのです。どの車両が来るかは駅員さんも把握していなかったのですが、反対ホームに渡る必要がなさそうなこと、恐らく扉の幅もデッキも大丈夫そうだという話でした。
一安心して公園へ。


向こうのぺったんこの山は伐株山(きりかぶやま)と思われます。


SLの後ろの円形の建物が映画「すずめの戸締まり」に出てきた場所のモデルと言われていて、何か扉のオブジェがありました。

ミュージアムのほうに向かうとミニトレインの駅がありましたが、残念ながら運行日ではありませんでした。
せっかくなのでミュージアムに入りました。模型がいろいろあったほか、奥では木の玉のプール体験やプラ板での列車作り体験もできたのですが、子どもは興味を示さず。置いてあったゆふいんの森のプラレールを走らせて遊ぶばかりでした。そろそろ出ようかなという頃、館員の方からゆふいんの森が来ることを知らせていただいたので、手旗を借りて振ることができました。

SLのヘッドライトを付けたり汽笛を鳴らしたりも、こちらからリモートでできるようになっていて、操作させてもらってしばし遊びました。
11時過ぎ、少し早いですが隣接するレストランは混みそうでしたので、開店間もないうちに入店しました。森のクレヨンというカフェで、窓際は列車が来るのを眺めながら食べられます。

店員さんがゆふいんの森が来るタイミングを教えてくれるのですよ。

□ 豊後森~由布院
昼食を食べ終え、豊後森駅に戻って輪行準備をします。

チャイルドトレーラーあるあるなのですが、あれを傍らに置いているとよく人に話し掛けられます。この日は大阪人のおっちゃん、といってもうちの子と同年代の孫がいるくらいの年の方と、プラレールの話になりました。出先でも距離感が近くなりがちなのが関西人あるあるですね。

列車を待ちます。事前に駅員さんにいろいろ尋ねていたため、到着したら車椅子用のスロープを出してくださったので恐縮。スロープなくても大丈夫なんですけどね。

運転席の後ろから。よくカーブしています。

トンネルも多いです。

30分ほどで由布院駅に到着。こちらでもスロープを出してくださったのですが、トレーラーは車椅子より車輪間が広いようで、スロープの幅が狭くて脱線しながら無理矢理降りました(汗) 今度からは不要だと伝えることにしましょう…。
□ 温泉♨と由布岳
駅近のコインランドリーに洗濯物を突っ込んで、回している間にコンビニで食料を買い込みます。1年前の4月の深夜、自転車仲間とやまなみハイウェイを体感2℃くらいの中を下った後、カイロを探してハシゴしたコンビニをまた訪れたかったのです。記憶を頼りに着いたコンビニでしたが、さすがに暖かくなってきていたのでカイロはありませんでした(笑)
洗濯物を回収していざキャンプ場へ。2kmほどの平坦路です。


大分川の右岸をゆるやかに下って行きます。
この先、今年の台風10号で氾濫した宮川と合流します。当初の寄り道候補に入っていた釣り堀が被害に遭っているのをネットニュースで見て心が痛みましたが、Googleマップのクチコミで営業再開が確認できました。キャンプ場はこの先の大分川沿いにあり、川側サイトもあるので心配していましたが、現在全サイト営業されています。

到着。天気のよい土曜日でしたので、とても賑わっていました。
受付の奥は、地鶏料理レストランのスバル座になっていました。キャンプ場の営業に合わせて、ランチ・ディナー営業をされているようです。利用時は何時間か前までの予約を勧められました。


すごく魅力的だったのですが、今回の旅程はずっと計画的なきっちりスケジュールで来ていたので、ちょっと時間を決めずに過ごしたいなと思って見送りました。
設営完了。

オートサイトでファミリーも多く、子連れでも気軽に過ごせる場所です。

どうです、この眺め。


久大本線を通る列車もよく見えます。

川側サイトとの間につくしがめっちゃ生えていました。
夜はお風呂が混雑しそうなので、夕飯前に温泉に。

温泉は屋外ですが、お湯の温度はやや高めでちょうどよかったです。こじんまりしていて落ち着きます。脱衣所は扇風機が点いていても、この季節でも暑いくらいでした。
夕飯はこの日もコンビニで調達した食料とお湯で戻せる物中心で済ませました。温泉で気分よくなったこういうときに限って子どもがやたらとハイテンションで言うことを聞かず、お互いイライラしているうちに、仕舞いには「自転車こぎこぎして帰る。でもこぎこぎできないから帰れない。うぇ~ん」となってしまいました。振り返ると、この日はいろいろ見て興奮したわりにお昼寝をしてなくて自制が利かなくなっていたようで、何とかなだめて歯磨きが済んだと思ったらもう寝ていました。

朝です。川沿いなのと夜間気温が10℃近くまで下がったため、テントの中と外両方が結露していました。朝一に自販機でコーヒーでも買おうと思いましたが、全部コールドだったのでちょっと手が出ませんでした。
日が出ると急に暖かくなり、テントも一気に乾きました。グランドシートをのけると、小さいミミズたちが日差しから避難していたようで慌てて散り散りに逃げて行きました。他の作業をしているうちに、グランドシートも乾くくらい良い天気でした。
最終日Part 4では、由布院駅周辺で少し観光してから、ゆふいんの森で帰ります。
最後に、キャンプ場情報をまとめます。
ウェブサイト
インスタグラム
予約: ウェブサイト
□特徴
・天然温泉付き
・全サイト電源使用可
・敷地内にレストランあり
・列車と由布岳がよく見える
□利用期間
・不定休
・チェックイン 13:00~17:00
・チェックアウト 12:00
□利用料
・入場料 中学生以上 550円、小学生 330円
・オートサイトエリア 3850~6600円
・ガーデンエリア 4400~6600円
※ 広さによって価格が変わる
・ごみ処分(550円)
・クレジットカード使用可
□その他
・コンセント延長コードのレンタルあり
・RV対応サイトあり
・お湯の出る炊事場
・自販機あり
・大分川沿い
□周辺施設
・由布院駅…約2.1km
・駅周辺にコインランドリー、コンビニ、食事処などあり




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