今年はPBPが開催される年。思い切って参加することも考えたけれど、トラブル対処力が足りないので順番にクリアしていこう―。そう思って、今年はまず1000kmを挑むことにした。ちょうど3連休があって、有給休暇の消費が最低限で済むBRM713宮城1000 女川竜飛にエントリーすることにした。
□移動
飛行機はあまり好きでないけれど、伊丹-仙台の往復料金は陸路より断然安いので初めて飛行機輪行をすることにした。去年、いきつけのショップで運よく飛行機輪行講座に参加することができ、ついでにオーストリッチの輪行バッグOS-500も準備していた。OS-500は仙台空港のロッカーに保管し、空港で普通の輪行袋に入れ替えることにした。ロッカーは8日まで保管可能なので問題なし。(まぁ国内ならそもそも普通の輪行袋でも大丈夫という噂も)
前泊は何度か来て慣れている仙台市内にして、当日朝に女川まで行くことにした。
□走行計画
コースは1000kmで獲得標高8458m=ウルトラフラット、というランク付けで、全体的には登り少なめではあるものの、後半に登りが多いパターン。スタートは10時と遅め、基本は3泊4日のサイクリングで制限時間は75時間でゴールは4日目の13時まで。600km地点までは通常のブルベと制限時間変わらず、15km/hを維持する必要がある。
760kmあたりで八幡平(はちまんたい)という過去人喰いツキノワグマがいた山区間があり、夜間走行を避ける計画が必要。
エントリーしたのは3月、まだ自分の走行ペースが読めない頃だった。どこに宿を取るべきか見当を付けることができず、とりあえず仮眠力を向上させるべく、4月からキャンプを始めた。そうすると完全にキャンプ脳になってしまい、1日に300~400km走って夜間はキャンプ場で寝るという良案()が頭から離れなくなってしまった。その後、400kmや600kmのブルベに何回か参加してようやく、だいたいペースがつかめてきた。
以上の条件から、八幡平を夕方早めに越える計画を立てて逆算。1日目は300kmを17km/h、2日目は340kmを15km/h、3~4日目は360kmを14km/hで概算して、矛盾点が出てこないことを確認した。

□荷物
キャンプ場に泊まることにしたので、テントとポールが必要。NEMO BLAZE 1Pという軽量ダブルウォールテントを用意した。軽量といっても多分900gちょっと。重いので最初は持たずに途中の宅急便営業所に送っておいて回収することも考えたけれど、荷物入れ替え時間がもったいないと感じて2泊目終了までサドルバッグに入れて運ぶことにした。ポールはトップチューブに沿わして固定した。
洗濯はスクラバ ウォッシュバッグを使って、キャンプ場で済ませることにした。家で使ってもみた(試用レポ)。バックパックに入れ越しにして、雨対策も兼ねることにした(追記: これは背中が蒸し暑くて失敗だった)。
あとは600kmのブルベとほぼ同じ装備を準備して、以下の通りセットした。
・サドルバッグ (アピデュラ ドライ サドルバッグ ミディアム 14L)
□テント □チューブ×2・ゴミ袋・手袋 □ポンプ・補修用テープ(アサヒペン パワーテープ) □チェーンカッター □普通の着替え(インナー・ソックス・Tシャツ・半ズボンなど) □エマージェンシーシート×2 □スリーピングマット □ライトスリッポン
・トップチューブバッグ (Topeak FUEL Tank L)
□モバイルバッテリー・充電コード □ボールペン □飲料パウダー・補給食少量 □リップクリーム □歯みがきシート □ジップ付き袋 □ゴミ袋 □Qシート用ライト
・フードポーチ (アピデュラ フードポーチ レギュラー)
□サロモン ソフトフラスク250ml×2・ジェル系補給食
・ツールケース (Topeak CagePack)
□チューブ×1 □パンク修理・ミッシングリンク □タイヤレバー □アーレンキー □ディレイラーハンガー □ブレーキシュー □電池 □手袋 □ゴミ袋 □荷造り紐
・バックパック (RaidLight Responsiv 18L(レイドライト レスポンシブ))
□ウォッシュバッグ □予備グローブ □身だしなみ・各種クリーム・歯ブラシ・シャンプーなど □おしりふき・ウェットタオル □タオル □輪行袋・縦 □カッパ上下 □薬 □メガネ □ワイヤーロック □補給食
・車体装備
□フロントライト(Volt800、1700) □スマホホルダー □リアライト×2 □ボトル550ml×2 □Qシートホルダー・Qシート(ラミネート処理)

書き出すとなかなかの量…。他に今までと異なることとして3点。
1つは、ダウンチューブにツールケースを取り付けるためのダボ穴を某工房で作ってもらったこと。今までELITE VIPボトルケージクリップ、Wolf Tooth ストラップベースを使ってみたけれど、ブルベ中の良好とは言えない条件ではどちらもずれてきてクランクに付けたセンサーと接触して鬱陶しかったので。
2点目は熊対策。調べれば調べるほど、例えば熊鈴がよい←→寄って来るので逆効果、声を出すのがよい←→驚かせて引っかかれた、など出てくるし、もう出会ったらどうしようもない気がする。その中で、物を投げてそれに注意が向かっている間に逃げる、物を振り回して距離を取る、というのが現実性があるように思え、Qシート用ライトを投げたり最悪振り回したりすることにした。

100均で買ったライトとリールキーホルダーを組み合わせたQシート用ライト。トップチューブバッグのファスナーの端に挟んだ。
もう1点は、財布とは別に、予備のカード類を準備して別の場所にしまっておいたこと。距離が長くなると心配事がちょっと増える。
□ドロップバッグ
キャンプ場に泊まることにしたので、宅急便営業所のセンター受け取りを利用した。道中で洗濯することにしたので着替え類はなし、お気に入りの補給食とバッテリー類を主として、宅急便コンパクトに納まった。これを2日目と3日目に受け取れるように、よさげな場所を見積もって2ヶ所にあらかじめ送っておいた。

以上、準備は万端に思えた。
追記: 続きは宮城1000本編へ。
宮城1000準備編
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