自転車キャンプ&北海道ツーリング: 青葉公園ピクニック広場@千歳市

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 北海道に来て4日目、月形町の皆楽公園キャンプ場から次の目的地青葉公園ピクニック広場に向けて南へ(前回)。翌日新千歳空港から飛行機で帰るため、前日泊にちょうどいい場所でした。
<青葉公園ピクニック広場>
場所: 千歳市
利用期間: 4月下旬~10月31日
受付時間: 9:00~17:00
利用料金: 千歳市外 600円
予約: 要。Web予約は1週間前まで、以降は電話で。
トイレ: 水洗
ゴミ: 持ち帰り
周辺施設:
・入浴: 千歳乃湯えん(10:00~23:00)・420円(シャンプー、石鹸なし) 1.3km
・コインランドリー: 北栄興燃株式会社(24時間・洗濯400円・乾燥100円) 2.5km
・コンビニあり 最寄り1.6km
 この日のルートは、月形→江別→野幌森林公園→北広島→恵庭→千歳の約80数kmを予定。前日より登りがあります。Googleマイマップであらかじめ作ったルートを進みます。

江別までは両側畑に道どーん。朝から暑かったのと、連日のサイクリングで疲れが残っていたのか腰が痛くなり、なかなかペースが上がりません。この日はエナジージェルが手に入らず、市街地に入る前に公民館っぽい建物を見つけたときは、迷わうことなく休憩に寄りました。


江別市都市と農村の交流センター「えみくる」にて。屋内に自動販売機があるだけでなく、アイスクリームも売っていました。混じりっけなしのバターのような味でした。
 12号線沿いに進み、幹線道路沿いに牛を見たり、おしゃれなバス停を見たり、北海道らしさを堪能しました。


酪農学園大学の牛たち。

おしゃれなバス停。

セイコーマートにて昼食。北海道産で揃えてみました。
 この後は、野幌森林公園の北海道百年記念塔に向かいました。しかしここで準備ミスが判明。「徒歩」でGoogleマップ上でルートを作成していたため、予定のルートは公園の中=森の中を突っ切るルートになっていました。ロードバイクで進めるような道ではなく、かといって最近ヒグマのフンが確認されている場所なので歩いていきたくもなく、車が通れるルートを検索し直してぐるっと迂回しました。下ったり登ったり時間をロス。

ようやく北海道百年記念塔に到着。老朽化で取り壊しが決まっており、どうしても今回行っておきたかった場所。じっくり眺めて目に焼き付けて写真も撮りまく…るはずが、突然のお腹ぐるぐる(ヽ´ ω`) トイレに駆け込み、こもってしばらく出られなくなりました。これで少なくとも20分のロス。千歳の町を散策できるくらいの余裕を持って組んでいたはずが、序盤のダレたペースと体調不良と予定より遠回りとなったことで時間の余裕がなくなってしまいました。止まらず漕ぎ続けようと走りますが、ここからはなんせ登り基調。進まないことにイライラしてきます。
 今回ブルベやツーリングで走った道は、事前に思っていたよりひび割れが少なく、車通りが少なくて道の端が荒れていても車道側に避けられる場所が多かったです。が、さすがに千歳に近づくとそうはいかなくなってきました。ひび割れ+道路の凹み&縦方向の盛り上がり、幹線道路を飛ばす車、追い越しであまりスペースを取ってくれない、車道へ逃げられない―。できるだけスピードを出して車両としてアピールしますが、信号が多くスピードが維持できない。街中はどこも走りにくいですね。
 Googleマップにしたがって青葉公園の北側から住宅街を抜けて公園内に入り、ちょっとした砂利道をいくつか通って湿った土の上を漕いでピクニック広場に着いたのは、予定到着時刻よりも1時間も後でした。公園内も広い! サイトはいくつかの区画に分かれていて、それぞれテントを8張ずつ張れるようになっていました。人が少なかったため一区間独占することができました。
 管理人さんに「ここは山ですからね」と言われ、そんなに高い土地でもないけどなぁと思いつつ、テントを張る準備を―あうぅ、木に自転車を立て掛けようとしたら毛虫が。電灯の柱に立て掛けます。木製のテーブルの上に荷物を置いてテントを出して自転車を振り返ると、脚の長い蜘蛛が自転車に。そっと息を吹き掛けて降りてもらい、また荷物のほうを見ると今度はヘルメットに別個体の蜘蛛が乗っています。うぅ…。顔回りには小さい虻が飛び、ヒトスジシマカ(やぶ蚊)が際限なく襲ってきます。

蚊相手に多勢に無勢の中、なんとかテントを張りました(ヽ´ ω`) 地面は湿っぽい柔らかい土で、ペグは手で容易に押し入れることができました。テントを張って中で荷物整理をしていると、フライシートとインナーの間にまた例の蜘蛛が。ここは自然が強すぎる!
 テントを張り終わってから、今度は来たときとは逆に公園の南側に抜けてコンビニと風呂に行きました。なるほど、結構下ります。山と言われるのも納得です。私は北側から公園に入りましたが、南側から来るほうが分かりやすそうです。最寄りの入浴施設、千歳乃湯えんは温泉ではないですが、浴槽の数が豊富でくつろげました。備え付けのシャンプー・石鹸はなく、その分リーズナブルな値段でしたがきれいな施設でした。
 風呂の後は洗濯。事前に調べた情報で、千歳乃湯えんから北東に1.4km真っ直ぐ行ったところに、コインランドリーがあることが分かりました。営業時間不明でしたが、もう1ヶ所の候補が3km先になるため賭けで行ってみると、当たりでした! 北栄興燃株式会社の隣にあり、常連さんらしき人に尋ねると夜間は照明が落ちるものの24時間営業とのこと。旅行者にはありがたいコンセントに、くつろげるソファー・テーブルにイス・テレビ、洗面台、自販機、ゴミ箱あり。8~21時なら隣の北栄興燃で両替もしてもらえます。8月末の情報ですが、なぜかGoogleマップから情報が消えてしまったので写真を載せておきます。

 洗濯を済ませてやっと夕食。備え付けのテーブルだとまた虫類に占拠されそうだったので、テントのそばにカスケードワイルドのウルトラライトテーブルを置いて料理することにしました。炊事場から水を汲んでもどってくると、
またクモーッッww
どうやら新しい物が増えると餌場かどうか見極めに来るようで、一度来て去ると戻ってくることはありませんでした。どうやって察知しているのか分かりませんが、賢いですね。

ご飯を炊いて、ドライフードのクリームシチュー、コンビニで買ったサラダチキンでリゾットを作りました。
以前ツェルトについて調べていたときに見たブログを参考にしました。
 参考サイト: 山と酒と音と飯 「双六岳でツェルト泊したら想像以上に修羅場だった話
ちょっと塩辛かったですが、夏場の運動後ならちょうどよさそうです。北海道の気候は本州の秋並みでしたから。
 朝散策するとリスを見ることができました。警戒されたのか、しきりに大きな声で鳴いていました。

この大きさで撮るのが限界(^-^;

 空港に向かう前に管理棟前で記念撮影。管理人さん曰く、昨年の胆振東部地震のときには木が何本も倒れ、10日ほどキャンプ場を閉鎖したそうです。直前の台風の影響も少なからずあったようです。空港に向かうと言うと、ガス缶があるなら引き取ってあげる、と申し出てくださったのでお言葉に甘えました。無言で置いていく人もいるそうで、それには辟易されていました。
 空港へはGoogleマップで検索した車ルートで向かいました。そこそこの交通量がある中で、江別・長沼方面に行く道東道との分かれ道で右車線に行く分岐と、最後にトンネルがあるのがやや難でした。

〆は空港でグルメ。
 こうして3泊5日の北海道ブルベ+ツーリングを終えました。1日の走行距離はさほど長くなくても、体調を維持しつつ連日走り続けることの難しさを実感しました。旅行をし続けている人のすごさが分かりました。
 夏の北海道はサイクリングを純粋に楽しめる景色と道が整っていて、しかもキャンプ場もたくさんあって、ツーリングに最高の地でした。今回時間の都合で寄れなかった所にいつか行きたいなぁ。
[場所・北海道]

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