自転車キャンプ かじかの里公園@安曇野

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 初キャンプからン週間、安宿としてネットカフェ以外にキャンプも候補に考えられるようになりました。とはいっても、こんなにすぐに2回目をするつもりはなかったのですが(^^)
 長野はいろいろ縁のある地で時々遊びもかねて行くのですが、金曜終業後に大阪から電車で向かうと時間的にチェックインできるホテルがほぼなく、中間の名古屋で一泊するのが常でした。仕事が終わらなくて、土曜日半日を費やして移動、なんて悲しいこともありました。いろいろ考えた末、金曜のうちにできるだけ長野方面に進んでおいてネカフェ泊することを思いつきました。が、候補のネットカフェにはシャワーがないことが判明。ネカフェ泊のメリットの半分が損なわれた状況…。それで今回のかじかの里公園キャンプ場に至りました。
 かじかの里公園キャンプ場は予約不要で1泊大人100円(※2021年4月1日から1泊500円+清掃協力費200円/組になりました。予約制の区画サイトもできたようです。詳細は→安曇野市HPかじかの里公園HP (2021年7月18日追記))、夏場は地域の方にも人気なのだそうです。日中は管理人がおられますが、今回は夜間の不在時間に到着するのであらかじめ電話で注意事項を伺っておきました(地面での焚き火は禁止、ごみは持ち帰り、支払は翌朝8時以降に など)。あとはネット調べて、キャンプ地最寄りのトイレはいわゆるボットン、管理棟横のトイレは水洗で洋式もあり、というのを事前情報として押さえておきました。
 周辺には、入浴施設や温泉がいくつか、自転車で行くにはそこそこ離れた距離(+ちょっと登りもある)にあり、営業終了時間も早めです。思い付きで行ける感じではありません。また西友穂高店が2kmほどの場所にあり、5:00~25:00で営業しています。薪こそありませんが炭は扱っていて、3kg 360円とのこと。
 さて、今回の準備です。自転車キャンプとはいっても今回は最寄り駅まで輪行、さらに駅から1km以内という近さでした。キャリアは使わず、バイクパッキングに寄せつつもバックパックを主としました。その結果、
バックパック7kg、しかも容量オーバーwww
Salomon SLAB 20
カラビナで一部のドライサック類を左右に吊るした状態w
トピークのトップチューブバッグ、オルトリーブのサドルバッグLも使っていますが、なにせまだ夜が冷える時期の2泊分の着替えは多く、また減らす努力も足りませんでした。
持参したものは、
1. テント NEMO Blaze 1P
ペグ・ポール込みで実測945g(SEA TO SUMMIT eVAC 3Lに入れて)。前回のファイントラックのツェルト1+Motomo 超軽量 タープ ペンタシールドの一式より400gほど軽量化。なおお財布も軽(ry
ポールはトップチューブにR250 どこでもホルダー ブラック 2個で装着。
R250 どこでもホルダー
2つ使うので高くは感じるが、こういうガサッと留めるのに適していると思う。
2. シュラフ モンベル ダウンハガー800 #3
  スペリオダウンジャケット・スペリオダウンパンツ
今回最低気温0~3℃の予報だったので上下を持参。SEA TO SUMMIT eVAC 8Lに入れるも膨らんでくるため、結局付属の袋で別々に圧縮。さらに下着にはヒートテック上下も持参。#2の寝袋が欲しくなる…
3. Klymit Static V Ultralite SL Sleeping Pad 337g
穴の開いたイナーシャXフレームパッドでは寒い気がしたので、70g増を許容。
4. PRIMUS(プリムス) 153ウルトラバーナー
  ライテックトレック パン & DUG POT-M
  IP-250T ハイパワーガス
今回は焚火する時間がないのでガスのみ。ライテックよりDUGのほうが軽量だったので組み合わせてみた。
5. テーブル カスケードワイルド Ultralight Folding Table 63g×2個=126g
折り畳みの超小型の台。耐荷重約4kg。
6. 折りたたみ椅子 SOLCION PATATTO mini 230g
その他:緊急用アルミシート、食料、カトラリー、コップ、シリコンカップ(NEW!)、洗剤、布巾、ヘッドライト、ゴミ袋、着替え2日分(インナーもウェアも)、アメニティ(歯磨きシート、紙シャンプーなど) など
バックパックには、5&6のような板状の物は背中側に入れることになりますが、背負うとどうしても不快。なるべくこの形態のパッキングになるのは避けたいものです。カスケードワイルドのテーブルは、サドルバッグの左右に装着してもよかったかな。
 自転車を組み立てて、夜道をゆっくり漕いでキャンプ場に到着すると、出迎えてくれたのは満開の桜!空には平成最後の満月。
 sakura2.jpg
写真では伝わらないこの感動よ…
左側が暗いのは、前輪のハブにつけたライトで前輪が影になっているからです。

ヘッドライトもなくていいほどの明るい月明かりの中で、初めてテント NEMO Blazeを設営。家の中で一度練習しましたが、形の特徴をつかめれば感覚的にささっと立てられるので楽でした。インナーテントがメッシュなのでまぁ冷えますが、前回のツェルトよりはスペースが広く、寝袋が直接壁に当たらないので寒さはマシでした。
 テント設営後はコーヒーと夜食を。

カスケードワイルドの超小型テーブル、2つ持って行ってよかったです。食事の準備が効率よく進みます。パスタはサタケのマジックパスタ、安定のおいしさでした。
 寝る前に、テーブルやイスをテントの前室に引き込んでおきました。ほんの少しのスペースですが、テントを立てるだけで前室ができるのは気楽です。このテントがすっかり気に入りました。床にはアルミシートを敷いて、Klymit Static Vの上に寝袋。マットの上で少し滑る感じはしましたが、寝心地はよくて朝までぐっすり眠れました。
 朝は早朝に出発した人のエンジン音で起きましたが、不思議なもので不快ではなかったです。なんというか、同士的なものを感じました。鳥の声はといえば、美しいとはいえないオスのキジの声(^^; 見た目とギャップがありますね。快適な寝袋から外に出ると

朝焼けで山の残雪が光ってとてもきれいでした。

この趣のある建物はトイレです。左奥は炊事場。
Blaze1P.jpg
桜とテントと自転車。
 朝は米を炊いてみました。ユニフレームの洗米せずに炊ける飯袋、1枚約50円に米を入れて持ってきました。アルファ米の製品がだいたい1食200円台だったので、値段と手間のバランスで釣り合うと思い購入。


説明通りに炊いて、スプーンですくってアマノフーズのフリーズドライのカレーにディップして食べる。ご飯は冷えて塊になっていた部分もあるけども、むらなく炊けていて思った以上に普通にカレーライス☆ おいしい。アマノフーズも飯袋もすごい(°Д°)
 洗い物は今回洗剤と布巾を使って、素早く撤収しました。折り畳みシンク、スポンジ、乾燥ネット、洗濯紐も持って行ったのですが、使いませんでした。家に置いてくればよかった…。
 食料を消費して荷物は減ったはずなのに、撤収時のバックパックはなぜかパンパンに。不思議です。荷物はその後、アルミシートで包んでテープと紐で荷造りして自宅に返送しました。
 
もともとブルベ用に買った緊急用アルミシートはブルベではまだ使ったことがなかったのですが、キャンプではテントの底に、包む用にと活躍しています。テープはクイックショットにいつも巻き付けているアサヒペンのパワーテープを使用。サイクリング用に用意したものが使えるのは、自転車で来た感があって少しうれしいものです。この荷物、120サイズになりましたが、宿に泊まることを考えれば送料が掛かってもおつりがくるくらいでした。
 はじめてのテント泊はとても快適でした。テントを張るのは難しいことだと思っていましたが、製品にもよるのでしょうがそうでもないと分かりました。しばらくはこのテントで楽しみたいと思う一方で、軽さ重視でツェルトのみを持ってうまく設営する自転車旅の人も多いようで、コツを覚えたいとも思います。いつか心置きなくロングライドで旅ができるように(^^)
[場所・長野]

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