WAKAYAMA800のモバイルスタンプラリーを回り、まる1日145km走って1泊目のキャンプ場 どーむびれっじに到着しました。それまでの行程はこちら↓
WAKAYAMA800: 自転車キャンプツーリング1日目(紀北・紀中一部)
和歌山県内のお手頃価格のキャンプ場を探していて、ホームページを見ていると何やらおもしろそうだったのが決め手でした。
(2021年8月29日追記: Googleのレビューによると、2020年12月に営業終了し、ホームページ・電話は閉鎖されています。現在は新しい管理人が決まり整備中とのこと。)
(2022年8月6日追記: 管理者が変わり、2022年5月1日から同じ場所でごりょう橋キャンプ場が営業されています。)
<どーむびれっじ>
場所: 和歌山県伊都郡九度山町(山の中・川のほとり)
利用期間: 年中(11~3月は”セカンドシーズン”)
利用時間: チェックイン15:00~18:00 (セカンドシーズンは~20:00)、チェックアウト~翌13:00
理棟営業時間: 通常9:30~17:30 (セカンドシーズン 10:30~24:00)
利用料金: 時期・曜日・人数によって変動。ホームページ参照の上、直接電話での問い合わせ推奨。
(参考)今回11月、ソロキャンプ(テントサイト)の休日価格で1500円
→滞在時間が短かったため割引され1000円(正確には宿泊900円+シャワー100円)
予約: 電話予約要。予約すると書類が郵送で届く。
ゴミ: 受付時に指定ゴミ袋をもらえる。燃えないゴミ・資源ごみ(ビン・缶・ペットボトル)は持ち帰り。
設備:
・トイレ: 水洗・洋式
・シャワー: 100円(9:00~20:00、セカンドシーズンは10:30~22:00)・シャンプーとボディーソープあり。
・コインランドリー: 300円・洗剤あり・時間自由。ただし乾燥機なし。
周辺施設:
・スーパー・コンビニ・温泉などは遠い(サイクリストの視点で)
・南海高野線 高野下駅から6.8km(徒歩1時間38分)
その他:
・直火禁止
・WIFI使用可
・もともとはau・docomoのみ電波ありだったが今はSoftBankも4G対応エリア
オーナーさんがいろいろ試みつつ工夫を凝らしつつ経営されているキャンプ場で、ホームページ記載の内容と違うところもいくつかあるので詳細は電話で伺うのが確実です。今回夕方チェックイン、早朝チェックアウトであることを伝えると、「それだとうちのキャンプ場を十分楽しんでいただくとは言えないので1000円で結構です」という旨のことを言われ、ますます行くのが楽しみになりました。実際、川がごぉごぉと音が流れていて、キャンプ場から川沿いに降りて水遊びができるという立地は憧れそのものです。またいわゆるオフシーズにあたる”セカンドシーズン”にはブラックキャンプなる暗闇キャンプのイベントもあるようです。

県道102号線からキャンプ場にかかる橋から眺めた丹生川(にゅうがわ)。
受付を済ませて、バンガローの合間のテントサイトで設営開始。

今回のテントは、Twitterのフォロワーさんの写真で見てよさそうだと思った、ヘリテイジのクロスオーバードームfというシングルウォールのドーム型ツェルトです。ポール込みで600gと超軽量。自立式なのでペグが打てないコンクリートなどでも設営可能。万一の修理の際でもやり取りしやすい日本の会社です。生地は15Dとかなり薄く、保護と防水のためにグランドシートとしてGEERTOP シリコナイジング キャンプマット/フロアマット(20D片面シリコンコーティング)の70cm×210cmを併用しました。

袋の生地も薄くてスベスベです。トップチューブにポールを固定していたのですが、走行中の振動で滑って抜けて落下しかけてしまい、結束バンドを滑り止めにして固定し直しました。
なお、サイトは小さい石が多く、やはりグランドシートはあってよかったと思います。自立式なのでペグ不要でしたが風に備えて軽量のペグも一応持って行ったので試したところ、地面は硬めで小石もあってペグは入りにくかったです。
自立型ツェルトの設営は走行後の疲労がある中でもすごく楽&スピーディーで、汗冷えする前にシャワーにありつけました。シャワーは100円。オーナーさんによると、もともとはシャワー込みの料金設定でしたが、利用する人が少ないので別設定で試行中とのことでした。シャワーは小屋の中に共通の脱衣所があり、個室がいくつかある形態でした。この時間の気温はサイコンで見るとまだ13℃でしたが、シャワーを浴びて出ると脱衣所が寒いw 個室である程度着てから脱衣所で着込みました。これ以上寒い季節なら大きめのタオルを温めておくか、そもそもシャワーでなくドライシャンプーや拭き取りで済ますか、何らかの対策が必要です。サイクリストの人は冬キャンプのときはどうしているんでしょうか。
この日の走行ルートは山が多く、キャンプのための食料を途中で購入するのは難しいと考え、家から持って行くことにしました。しかし加工品ではどうしても野菜が少ない偏った食事になりそうで、野菜を食べる方法がないか考えました。そこで乾燥野菜を思い付き、天日干s―(中略)―結局食品乾燥機を買って、ニンジン・玉ねぎ・ジャガイモの乾燥野菜と牛肉の干し肉もどきを準備しました。そう、メニューは定番のカレーです。レトルトカレー1食分が185gのところ、75gでした。

それっぽいものができました。乾燥野菜と干し肉もどきを水から煮て、ある程度柔らかくなったら固形ルーを入れてとろみが出るまで煮込む。ご飯はいつものようにユニフレームの洗米せずに炊ける飯袋で炊きました。お味は…
ジャガイモは合格点、玉ねぎは硬いけど噛めば噛むほど味が出るのでまあヨシ、ニンジンは硬いものとふにゃふにゃのと混在していて微妙でした。戻す時間に問題があったかもしれず、次回の課題としました。…よく思い返すと、カレーを作ったのは小学生高学年以来でした。
食事の準備と並行して洗濯をしました。着替えは最低限にしたくて1日分のみだったので、乾燥機はなくとも脱水まで済ませてツェルト内に広げました。まぁ乾かないのですが、だいたい着ているうちに乾くので次の日に着ることにしました。
食事が済んだ頃、隣のクロスバイクのキャンパーさんに粉末ココアをいただきました。管理棟でマシュマロを売っているのを思い出し、管理棟に行くと真っ暗な中ランプのみ照らしてくつろぐオーナーさん。ひとしきり雑談しました。設備が古いのでグランピングのようなのは無理ですが~というお話でしたが、設備は十分きれいで自然とのバランスがいいキャンプ場だと思いましたよ。

マシュマロココアになりました。いつも黙々と1人でガスやら焚き火やら火に向き合っていることが多いのですが、人と話すのもたまにはいいですね。
寒くなる前にツェルトに入り込み、シュラフに潜り込みました。今回はモンベルのシュラフ ダウンハガー800 #3(コンフォート温度3℃)、モンベルのベーシックダウンフットウォーマーを準備しました。シングルウォールのツェルトは結露するので、シュラフが濡れないようにシュラフカバーも持って行こうか迷いましたが、シュラフカバーを入れるとツェルトの軽さが相殺されるので思い切って置いていきました。気温は予想通りの8℃まで下がり、案の定結露しましたが、水滴が落ちるほどではありませんでした。
朝5時、10℃くらいでもシュラフから出るのに躊躇(^^; フットウォーマーを脱ぐと冷えを感じたので持って来てよかった。外は空が澄んでいて星がきれいでした。朝食の準備やら片づけやらして6時近くなるともう空は白んでいて、「あぁ星はそこにあるけど見えないだけなんだな」と妙に哲学っぽく実感しました。
撤収の準備は意外と手間取り、予定出発時刻を30分も過ぎてしまいました。狭いツェルトの中で着替えるのは時間が掛かるので、空いていればトイレで着替えたほうが速かったかもしれません。またいろんな物を畳んだり詰め込んだりする作業でのやり直しが多かったように思います。一発で丁寧に畳む、一発で空気をうまく抜くなどゆっくりでも確実に作業をしたほうが結果的に速いのではないかと反省。

キャンプ場を出て少し行ったところで見た紅葉。
出発が遅れた分、2日目の行程はかなり余裕がないものとなりました。次回に続きます。
(追記) 続き 「WAKAYAMA800: ツーリング2日目(紀北一部)」
[場所・和歌山] 旧HP http://domev.cafe.coocan.jp/index.html
自転車キャンプ: どーむびれっじ@和歌山県伊都郡九度山町
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