WAKAYAMA800のモバイルスタンプラリー2日目(前回)、100kmの行程を終えて走って2泊目のキャンプ場 キャンピィだいとうに輪行で向かいました。翌日もしかすると仕事に行かなければいけない可能性があったので、大阪府内の駅から遠くはないキャンプ場ということでここを選びました。
<キャンピィだいとう>
場所: 大阪府大東市 (町にほど近い山の中)
利用期間: 年中(夏季除き、10人未満の場合は要相談)。月曜・年末年始は休み。
利用時間: 16:00~翌10:00(イベント時は変更あり)、チェックイン 16:00~22:00
利用料金: 1泊400円(市外)。事前振込式。
予約: ホームページで空きを確認して電話予約。その後、必要書類をサイトからアップロードし、利用料の振込を済ませる。
キャンセル代: 1週間前までなら5割返金。前日19時の天気予報で降水確率50%以上の場合全額返金。
ゴミ: 有料(20L 300円、45L 600円)
設備:
・レンタル: 多数あり(要申込み・余裕があれば当日レンタルも可)
・トイレ: 水洗・洋式・和式
・シャワー: 500円/30分。アメニティーなしとの記載(実際はリンスインシャンプーとボディーソープあり)。
・洗濯機は使えない
・炊事場: お湯が出る蛇口あり。洗剤はあるが残量が少ないことも。
・自販機あり
周辺施設:
・スーパー・コンビニなどは遠い(サイクリストの視線で)
・JR野崎駅から 約6km(徒歩1時間25分)
JR野崎からキャンプ場まで約6㎞弱・獲得標高274mを自走することにしました。もう暗くなってしまった18時台、駅前で自転車を組み立てましたが…輪行を解除するときはどうしても荷物が広がってしまって目が行き届かないことがあるので周囲に注意するようにしているのですが、あまり雰囲気はよくなかったです。電灯が切れている、コンビニのゴミ箱がゴミであふれ返っている、電車内の男女の会話が卑猥、駅前で待つその仲間、走って行く自転車を独り言をつぶやきながらダッシュで追いかける人…なんか非常にタイミングが悪かったようです。
お願いだからこっちに絡まないでくれよ、と思いながら手早く自転車を組み立てて、少し離れたコンビニで補給して登りスタート。

阪和道路(府道8号線)に出るまでの道は府道701号線、二輪通行禁止で土日深夜は車も通行禁止の道です。山の雰囲気のある道で、最初の方はきつめの坂、途中開けた所には夜景スポットがありました。足付きしたくなかったのでスルーして登ってしまいましたが。
阪奈道路は車の交通量が多く、片側2車線で余裕を持った追い越しができるはずですが、自転車を気遣ってくれる車はあまりいません。一応歩道もあるのですがそれほど広くなく、凸凹や草で走りにくそうでした。もし同じ道を駅まで戻るなら、この歩道を通るしかありません。
阪和道路もそこそこの坂ですが、途中でキャンプ場のほうに向かいます。序盤がきつめの坂で、少し落ち着いたと思ったら「坂」のところではサイコンは16.4%を示していました。コンクリートっぽい狭くて圧迫感がある道で、行きは転倒の恐怖で停まってしまい押し歩きしました。


帰りに撮った写真です。再挑戦したらシッティングのままあっさり登れました。きついのは逆にいえばここだけで、あとは多少の下りもあり、本当にこんなところにキャンプ場があるのだろうかと思っているうちに到着しました。乗用車で来ている人が多かったです。
受付の方にはとても親切にしていただき、帰りの道まで教えてもらいました。テントサイトだけの予約でしたが、屋根付きのテーブルも1区画押さえてくださっていたので、ありがたく使わせてもらいました。またアーチハウスや宿泊棟の利用者向けのレンタル品が豊富で、物が残っていれば当日貸出も可能とのことでした。
テントサイトは漠然と池の周り。屋根付きテーブルの近くにテントを設営しました。地面は土でペグは簡単に入りました。テーブル付近にライトはありませんが、少し離れた炊事場が明るいのであまり問題ではありませんでした。
シャワーを済ませてまたカレーの準備を。乾燥野菜が固かった前日の反省をもとに、加熱前に水につけて戻す時間をとることにしました。ご飯はいつものようにユニフレームの「洗米せずに炊ける飯袋」で炊きました。その間30分ほど乾燥野菜を水につけて、干し肉もどきも追加して、火が通ったところで固形ルーを入れました。…今度は水が多過ぎてとろみが出ませんでした(^_^;

味は、硬さはどれも合格点でしたが、ニンジンは軟らかくしても微妙な味でした。思うに、食品乾燥機を使う前に電子レンジで加熱したり冷凍したりしたので、その間に味の一部が水に逃げたのではないかと思います。乾燥方法が次回の課題です。
夕食のとき、ガスの残りが意外と少ないことに気づきました。今回はプリムスのIP-110という小型のガス缶の新品を持参していました。気温が低めだったり、冷めたコーヒーを温め直したり、沸かす湯の量がざっくりしすぎて多めだったり、無駄遣いしてしまっていたようです。いまさらでしたが、夜のコーヒーはSEA TO SUMMIT(シートゥーサミット)の折り畳み式・目盛付きカップの「X-カップ」(この写真の赤いもの)できちんと必要量の水を量って沸かしました。
小雨が降ってきたのでテント内に早めに入りましたが寝たのは23時台。まだ外で喋りまくっている団体がいましたが、そこそこ疲労もあったのですぐ寝付けました。が、3時頃と5時頃に目が覚めたときもまだ喋りまくっているのには辟易しました。
朝6時台、まだ暗い中起きると例の団体は室内に入ったようで静かになっていました。朝食の準備をするため炊事場に水を汲みに行くと、昨晩炊事場併設のテーブルを片付けないで放置していた団体のゴミをカラスが漁っていました。しつこくカラスと対峙して追い払っていたら、私が炊事場から離れたところにいても諦めて離れていきました。カラスに勝った! その人たちが学習する機会を奪ってしまった気がしないでもないですが、せっかくのキャンプ場にゴミが散乱するのは嫌ですからねぇ。
朝食はコーヒーとアルファ米の炊き込みご飯。アルファ米は最悪の場合は水でも戻すことができるので、温かいコーヒーを優先することにしました。X-カップで水を過不足なく計量して沸かして、まずコーヒーを。次にご飯分の水を計量してドキドキしながら沸かすと、沸騰して間もなくガスがなくなりました。セーフヽ(^0^)ノ プリムスIP-110で、炊飯を含む2泊4食分が賄えることが分かりました。

テント(ツェルト)はヘリテイジのクロスオーバードームf。シングルウォールなので結露は必至ですが、この日の最低気温推測8℃くらいでは許容範囲内でした。軽く中を拭いて撤収。換気穴があると言っても入口が1ヶ所で空気が抜けにくく、専用のスタッフバッグも小さくて詰めるのに苦労します。それでもダブルウォールに比べると撤収は速い気がします。
帰路、我が家路北摂へはこんな感じ。

阪和道路(府道8号線)をまた登坂して、四條畷(しじょうなわて)方向に北上。アップダウンがあって、府民の森むろいけ園地を過ぎると下りに。西のほうに気持ちよく下っていくと、反対方向を登っていくサイクリスト多数。車のドライバーもよく心得たもので危険な感じはありませんでしたが、カーブのところでは自転車を先頭に車が渋滞していました。この道が国道163号線、ヒルクライムで有名な通称「清滝峠」と知ったのは後のこと。都市部の人はこんな車の圧力が強いところで走っているのか…。

遠くに見える街。街には街の美しさがあるなと感じて、思わず下りの途中で撮りました。街の中はごみごみしているんだろうけど。
この後、Googleマップ様のお導きに従い、清滝川に沿って住宅街の急坂を下ったり、畦道のような草の生えた狭い道を走ったり、商店街の中を通ったり、ひどい すてきなのんびりサイクリングをしながら帰宅しました。あの道を逆に戻って、「清滝峠」をキャンプ道具を背負ってまた行くのか、と思うと私の頭の中には疑問符がいっぱい湧いてきますが、ヒルクライム好きなキャンパーさんは一度試してみてもいいのではないでしょうか。
今回の2泊3日キャンプツーリングで、苦手なヒルクライムの練習をするのは気が進まないけれど、キャンプ場に行くのに登坂が付いてくるのは構わないと思えるようになりました。足付きしても荷物を言い訳にできるし。
<まとめ>
1日目: WAKAYAMA800: 自転車キャンプツーリング1日目(紀北・紀中一部)
1泊目: 自転車キャンプ: どーむびれっじ@和歌山県伊都郡九度山町
2日目: WAKAYAMA800: ツーリング2日目(紀北一部)
2泊目・3日目: 本記事
[場所・大阪]
自転車キャンプ: キャンピィだいとう@大阪府大東市
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