自転車キャンプ: ブロンプトンで杜のテラスへ

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 大阪府能勢町にあるキャンプ場 杜のテラスに、また自転車で行って来ました。前回はこちら(自転車キャンプ 杜のテラス@大阪・能勢)。この季節、ファミリー向けキャンプ場は何ヶ月も前から予約が埋まる中、こちらは少し余裕があり、1ヶ月前に運よく予約を取ることができました。ソロキャンパー向けで、森の中のような雰囲気でありながらおしゃれで、1回目でとても気に入ったキャンプ場です。以下、料金です。
 ・ソロキャンプ: 2000円+税 12:00~翌12:00
 ・サイト使用料: 無料(ハイシーズのみ1000円、電源付きサイト +1000円)
 ・ゴミ処理代: 1サイトにつき200円(ソロの場合100円)
いくつか前回と変わっていて、前回利用した電源なしサイトが電源付きに変わっており、全体的に電源が増設されているようでした。電源なしサイトは炊事場・トイレからやや遠めでした。前回は炊事場に洗剤もありましたが、今回は見当たりませんでした。ゴミコーナーは扉付きになっていました。
 さて今回ですが、

自転車はブロンプトン。普段ハイブリッド通勤(自転車→電車&輪行→自転車)に使っている6段変速のミニベロです。いつものロードバイクをオーバーホールに出してしまって、キャンプの日までに手元に戻らなかったのです(´∀`;) パッキングについては後日別記事にしようと思いますが(→2019.8.11追記 アップしました)、自転車の変更がわりと急だったので、ブロンプトン専用のバッグなどは準備できず今まで使ったものを総動員しました。
 当日、まだ少し涼しいうちに出発♪ 前回同様アップダウンをこなし、池田市街から能勢電鉄沿いに国道173号線を北上し、緩やかに山に向かって登って行きました。今回はのんびりモードです。
 んが、それでもめちゃ暑い(T_T) サイクリングを楽しむ♪どころの気温ではなく、熱中症にならないよう一庫ダム(ひとくらだむ)の手前のコンビニで休憩。2L100円の水を買い、水を体に掛けて冷やしたり飲んだりボトルに入れたり。inタブレット塩分プラスを持っていたので、真水と一緒に食べました。こうするとスポーツドリンクを買うよりコスパがいいですね。
 前回はトンネルを通って一庫ダムに出ましたが、今回は迂回しました。激坂があるという事前情報は持っていましたが、

このうねうねとしばらく先が、それほど長くは続かないものの激坂(汗)。感覚的に勾配は12~14%くらいだったでしょうか、一番軽いギアにしてシッティングでゆっくり登りました。というか、ミニベロでもポジションを意識すればシッティングで登れるんですね。登坂はロードバイクでも苦手ですが、がんばってきた甲斐がありました。

一庫・大路次川沿いの道はまだ通行止めでした。仕方がないのでトンネル内の歩道を走行しました。北上する際は、だいたい右側の歩道のほうが広くて柵があって安全になっていました。
 途中でノセボックスというスーパーに寄り、食料を購入しました。前回は夕食が多すぎてしんどかったので、一部を昼ごはんで消費することにしました。買った物は、牛肉・ジンギスカン用ラム肉・きざみねぎ・ピーマン・うどん・ツナ缶。氷を買い忘れましたが、レジを出たところでかき氷風(塊ではない)のドライアイスを売っていました。20円で、大きいケーキ箱を持ち帰りたいときくらいの量が出てきました。

スクラバ ウォッシュバッグにドライアイスと食料品を入れて、バックパックに吊り下げて運びました。最初は氷を入れて冷やすつもりで、溶けたときに水が漏れないようにと、このウォッシュバッグを持ってくることにしたのです。ドライアイスは気化して膨張するので、空気抜きのバルブからときどきエア抜きできたのが地味によかった点です。冷気も逃げてしまうので損した気分にもなりましたが。
 キャンプ場に向かって右折した道は10~11%の、非現実感を演出するよい坂です。

到着。
 この日の能勢の気温は33℃。やや涼しいと感じるものの、風はほとんどなく汗が夜まで止まりませんでした。
 受付を済ませてまずは昼ごはん。
 …の前に、自分がやぶ蚊たちのごはんになりそうでした。汗の臭いに反応していそうだったので、SEA TO SUMMITのキッチンシンクに水を汲んで来て、ちゃぷちゃぷ水を掛けて汗を洗い流し、虫よけシートで体を拭きました。蚊や虻はそれでもぶんぶんまとわりつきましたが、刺された箇所が少ないのである程度効果はあったのだと思います。
 夏のキャンプ場らしくここは虫が多く、アリ大・中・小、小コオロギ、ガ、カ、アブ、ブヨ(ブユ)、イトトンボ、テントウムシ、毛虫、クモ、ゲジゲジ、飛んで火にいる夏の虫などを見ました。アマガエルも見ました。油断した隙にブヨに咬まれたほか(めっちゃ腫れた)、毛虫の毛のみが飛んで来ていたのかビリビリする痛みが突然走ったり(すぐに水で流したので数分で痛みは消失)、クモとポール・ロープの陣取り合戦をしたり、いろいろありました。虫が苦手な家族とは絶対に一緒に来れません(~_~)
 でも、ミンミンゼミ、ヒグラシの声がしきりに聞こえ、涼しさを演出してくれていましたよ。
 で、昼ごはん。買って来たもののうち、ラム肉半分、ジンギスカンのたれ半分、きざみねぎ半分、うどんを使いました。

もはや実験です。手前の容器はSnapfold Solo Packという組み立て式の器です。鍋っぽいものは、牛乳パックをカトー折り(R)「丈夫な箱」の作り方で組み立てたものです。
 最初は、Snapfold 40gに対して牛乳パック30g強なので、牛乳パックを皿にすれば軽量化になるし、焚き火で燃やしてもいい(燃料に使う人もいる)のでよいかなと思って持って行くことにしたのですが、紙コップでお湯を沸かせると聞いたことがあるので突如鍋にしてみたくなったのです…。
 結果、短時間で少量の調理は可能だが、底が焦げるので長時間だと穴が開くだろう、というものでした。ガスの炎が1000℃を軽く越えるのに対して、紙パックの発火点が400℃台なのでまぁそりゃそうだ。すぐには燃えないという点は再現できたことになるのか(?_?) 実際、箸で具をすくっているときに底の焦げに引っかかって小さな穴が開いたようで、汁がちょっと漏れました。また、このサイズだと熱伝導が悪くてなかなか肉が煮えない。
 そして肝心のラム肉うどんの味ですが、ラム肉の脂が多すぎてイマイチでした。ラム肉は普通に煮るのには適していないようです。
 昼食が済んだら、ツェルトとタープの設営に。前回はファイントラックの1人用ツェルトを木と石で何とか設営して、よれよれの状態のお宿に。今回はペグを十分量用意したので前よりはパリッと設営できました。
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1円玉を使ったサイドリフターも事前に準備したので、中も前回より広くなりました(参考サイト: ヤマレコ>ヤマノート より「ツェルト泊の快適化、追記あり」)。
 底からの虫の侵入阻止に期待して、アンダーシートとしてGEERTOP 片面シリコナイジング キャンピングマット 70cm×210cmを使用し、アルミのエマージェンシーシートをインナーとして敷きましたが、やはり防ぎきれませんでした(^^;
 このGEERTOPのシートが軽量かつ20D片面シリコンコーティング、耐水圧PU 8000mmで4隅にループが付いているものだったので、大きいサイズも購入してタープとして使ってみました。前回使ったタープが426cm×255cmで本体550gだったのに対して、これは260cm×210cmでカタログ値360gとソロなら十分なサイズで軽量化ができ、しかもAmazonで2700円台と安価でした。ハトメがないので今回は安物のタープクリップを使用。タープポールが低めなので、真ん中でクリップすると下に入りにくくなるため、何回かクリップする場所を変えました。ちょっと苦戦して思ったような張りは出せませんでしたが、何とかそれっぽくなりました。雨も風も強い日差しもなかったので、タープとしての性能は未知のままとなりましたが。
 こちらのサイトは地面が固くてペグが刺さりにくいです。私は自転車キャンプが前提で軽量化のためペグハンマーを持ちたくないので、ペグ打ちはのときは打つというよりいろんな物を使って押し込んでいるのですが、途中で疲れ果てて4ヶ所ほどは石で固定しました(ヽ´ω`) 整備されたキャンプ場は適当な石がないこともあるそうですが、ペグが多い設営方法は見直したほうがよさそうです。
 設営が終わったら夕食。メニューは焼肉(牛肉・ピーマン)、ラム肉withきざみねぎでジンギスカンもどき、サタケのマジックパスタ、コーヒーです。

肉は写真を撮る暇もなく食べてしまいました。普段食べない国産牛肉を選んだのは、贅沢のつもりでもありますし、傷みにくいことに期待してでもあります。
 焚き火台はDODの秘密のグリルちゃん、網はユニフレーム ユニセラ用 ロストル(底網) 615515 で、2枚使っています。付属の網もどきより重くなりますが、使い勝手はとてもよいです。以下のYoutubeの動画を参考にしました。→ 「秘密のグリルちゃんのゴトク活用のプチ補足
 また、炭はダイソーで買った500g100円+税の炭でしたが、前回の豆炭とは違って、着火剤はついておらず変な臭いはせず、火力も十分、変な灰にもなりませんでした。

きざみねぎを入れると、とたんにジンギスカンっぽくなくなるのが不思議です。
 夕食後は近くの能勢温泉に入る予定でしたが、なんとこの日は15時で受付終了(T_T)
 仕方なく、自転車用の飲料ボトルを洗って水を入れて頭や手足にかけて水シャワーをして、水で戻すダイソーのコンパクトタオルで拭いてさっぱりさせました。あとはツェルト内で着替えて体を拭き拭き。ウォシュレット付きの清潔なトイレもありがたかったです。

焚火もしました。飛んで火にいる夏の虫と言いますが、本当に来てしまうんですね。初めて知りました。

炎が上がっていない薪が赤い状態は熾火(おきび)といって、調理しやすい状態だそうです。今度練習してみよう。
 夜になって少し涼しくなったものの、寝ようとするとツェルト内は暑い。そうなることに気づいたのはパッキングを済ませた後だったので、何とかなるやろうとそのまま来ました。対策として、寝る直前までしばらく入口は開けっ放しにしました。虫の侵入をマットで防ごうとしていたのは一体…?
 また、スクラバ ウォッシュバッグに水を入れて水枕にしました。これは半分成功で、ひんやりとして思ったより早く眠りにつくことができました。残りの半分は失敗で、やはり圧力をかけた状態で長時間水を入れておくものではないので、少しずつロールした口の部分の隙間から水が漏れてきて、早朝には汗のように濡れて不快感で目が覚めました。
 朝食は、アマノフーズのクリームシチューとツナ缶で作るリゾット、コーヒー。
 ご飯はユニフレームの洗米せずに炊ける飯袋で炊きました。まあまあ美味しく炊けるのですが、蒸し上がると塊になってしまっていました。鍋がプリムスのライテックトレックケトルで、どうしても米を平たくなるように底に置けないからだと思います。今度は別の方法を試してみます。

 朝食の片づけが済んだら少し散策し、片づけをしながら昼食の準備をしました。昼食はお湯を注ぐだけの尾西の五目ごはん。

α米を戻すのに今まで何回か失敗して美味しくないことになったので、とにかくお湯不足にならないようにかなり気を付けました。まず底を十分に広げて、さらに指定のラインより気持ち多めにお湯を注ぎ、戻す時間も長めにしました。今回は成功でした。
 昼食が済んだら撤収。帰りも自走だとそこそこアップダウンがあるので輪行することにしました。輪行のハードルが低いことがブロンプトンのメリットの1つですね。
 帰宅直後の感想は、「真夏の自転車キャンプは修行」でした(´∀`;
 しかし、前回は1泊で2食だけでしたが今回は4食過ごせたので格段の進歩ですし、少々のトラブルも対処でき、楽しめたので結果オーライなのです。
 そして、自宅でクーラーとアイスクリームは最高でした(;´∀`A スズシー
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