自転車キャンプ: ブロンプトンで知明湖キャンプ場@兵庫県川西市&エクストリーム出社

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 大阪府能勢町にキャンプに行くとき、途中で一庫(ひとくら)ダムを通ります。知明湖(ちみょうこ)は一庫ダムによってできた湖で、ここにキャンプ場があるのはキャンプを始めた頃から知っていました。「ここまでだったら近いのにな~w」と通るたびに思っていました。知明湖キャンプ場はお手頃価格なこともあって人気が高く、土曜や3連休はすぐ予約が埋まってしまいます。一度梅雨時期に賭けで予約したのですが、雨どころか強風の予報となりキャンセル。秋の営業終了間際の滑り込みでした。
 キャンプ場では本当は休日2日を使ってゆっくり過ごしたいもの。でも仕事の都合上、2日連続休むのは難しいこともある。でもキャンプしたい。間を取って、今回は日曜宿泊・月曜早朝チェックアウトで出勤することにしました。
 今回の自転車はブロンプトン。夏に能勢までブロンプトンで登ったので(過去記事)、知明湖までならロードバイクでなくていいやと判断。翌朝の出勤も、自走できない距離ではないですが(20km)、せっかくなので輪行することにしました。
<知明湖キャンプ場> ホームページ
利用期間: 3月17日~11月25日 (年により変更あり・平日火曜定休・GWと夏季は無休)
利用料:
・日帰り (9:00~17:00) 600円(市外在住)
・宿泊(入場14:00~16:00、退場13:00) 金・土 900円、その他600円(テント持込・市外在住)
予約: 2ヶ月前の1日9時から1週間前まで。ホームページ上または電話で申し込み。
キャンセル: 前日までに電話。キャンセル料不要。
設備:
・シャワー 200円 (6~10月・1回10分200円)
その他:
・サイト内に自転車持ち込み可
・薪 600円、炭500円(時価)
・ゴミ袋: 45L 100円 (原則持ち帰りだが有料で引き取り)
・食材の事前注文可
周辺施設
・山空海温泉: キャンプ場から約3km、坂あり。昔ながらの湯治施設らしい銭湯。
 800円。木・金定休日、季節・曜日により営業時間変動。
・スーパー・コンビニ:
一庫ダムより南6~8kmあたり(自転車で買い出しに行くにはやや遠いが、道中に買い足して持って行くにはしんどくない距離)にいくつかある。
・最寄り駅: 能勢電鉄 妙見口駅から3.3km(アップダウンあり)
 今回のブロンプトンの出で立ちは、

前回のとき(写真)よりグッとシンプルになりました。大型のフロントバッグを用意したおかげでリュックサックからは解放され、サドルバッグは1つサイズが小さくなりました。ただし、フロントバッグは6.5kgになりハンドルの安定はやや悪く、少しの傾斜でも「お座り」状態が保てず倒れてしまいました。パッキングについては後日別記事にしようと思います。
 今回のルートはこんな感じ(一部変更あり)。

兵庫県主催の北摂里山サイクリングスタンプラリーというものがありまして、道すがら一部を回ることにしました。地図の南のマークから、
1.伊丹スカイパーク(伊丹市)
2.西猪名公園(にしいなこうえん・JR北伊丹駅・川西市)
3.多田神社(川西市)

そしてルート上にあったスーパーマーケット西友多田。キャンプ場からは離れていますが寄り道が少なくなるほうを選びました。昼食の材料はここで調達。
 この日一番の難関は、一庫ダム手前の例の激坂。重いフロントバッグを付けた状態で登れるのか。

意外にも、前回より楽に登れました。後方が軽くなったからなのかリュックがなくなたかか登坂に慣れたのか、理由は分かりません。
 ところで、この道の西側に凸凹ドーナッツで始まるさらにきつい坂があります。Google mapによるとこちらが北摂里山街道なのだとかΣ(°Д°) 途中にカフェがあるようなので次回は寄ろうかな。
 一庫ダム周辺は少し紅葉が始まっていました。


青い橋は郷内橋。湖畔に沿って、軽いアップダウンがありました。
 少し早めにキャンプ場に到着しましたが入場OKでした。管理事務所で受付し、料金支払いと薪・ゴミ袋を購入。翌日早朝に出発することを伝えると、宿直の管理人が起きている時間だけど声を掛けてください、とのことでした。

天気がよくてかなりぎわっていました。空いてるところを探しているうちに奥の方まで進んだので、そのまま奥のサイトに泊まることにしました。さすが人気あるなーと思っていたら、夕方になって人がどんどんいなくなりました。翌日平日なのでほとんど日帰りのグループだったのでした。
 テント(ツェルト)を設営して、まずは遅めの昼ごはん焼肉♪ 調味料は持参の塩とのんびりした空気。

この季節なら傷まないとは思いましたが、牛肉と森永のICEBOXを買いました。ICEBOXは溶けてもカップで飲めるので、保冷剤代わりに肉とセットで買うことが多いです。ピーマンは1袋買っても、空洞が多くて1人で食べきることができるのでよく買います。折り畳みナイフで切りました。鍋はパール金属の「ストロングマーブル懐石 丸型焼肉グリル」。1人焼肉にぴったりのサイズで、脂が外側に落ちやすくなっています。
 食後にタープを張りました。

雨が降ったら水が溜まる、下手な見本のような張り方となりました(^^; ポールを1本持って行くのを忘れてどうにも収集がつきませんでした。タープは普通のキャンプのときは練習のために持って行くのですが、ツーリングでは真っ先に減らすアイテムです。
 テント(ツェルト)はヘリテイジのクロスオーバードームf、3回目の使用です。グラウントシートにはGEERTOP シリコナイジング キャンプマット/フロアマット(20D片面シリコンコーティング)を使用。地面は土または芝生。土だと床に膝を着くと痛いので芝生にしました。ペグは簡単に入りました。


 散策しました。夏ならマリンシューズを持って来て川遊びしたいです。

この季節に桜。不思議に思っていたら、どうやら十月桜という年2回開花する種だそうです。Twitterで教えてもらいました。
 ここで購入した薪は大きめで、持ってきた焚火台 DOD「秘密のグリルちゃん」では苦戦が予想されました。今回の目標の1つは熾火(おきび)調理だったので、まだ明るいうちから焚き火を開始しました。
takigi.jpg
最大このサイズで、
fire5.jpg
中くらいよりやや小さめの薪でこのサイズ…ついにマイ鉈(なた)を導入しなければならないのか…?(汗) 不完全燃焼にしてしまうのももったいないので、1枚目の写真のサイズは燃やすのを諦めて翌日返すことにしました。小さめの薪や着火しやすい皮を保険で少量残しておきました。着火はファイヤースターター(ただしティッシュとニチネンのパック燃料を使うというチート)で熾し、わりと順調に火を育てることができました。途中までは。全体を熾火にしようとするも、そこまでの火力がない。

諦めて、熾火を焚火台の半分に寄せてお湯を沸かしました。ぬるめのコーヒーを淹れることはできましたが、熾火を分散させることになったので調理できる温度にはならなさそうでした。このあと1回炎が消えかけ、保険に残していた皮や着火剤で一旦復活するも、夕飯の準備で少し世話から離れたすきに炎が消えてしまいました。まだ夜が長いのに寒いやん。。
 夕食はガスで調理。ご飯はユニフレームの「洗米せずに炊ける飯袋」で。食品乾燥機で作った乾燥野菜と干し肉でまたカレーを作りました。

…ジャガイモかたし。乾燥野菜を極めるのはまだ遠そうです。
 焚き火が落ちて寒くなり始めたので、早く片付けてツェルトに引きこもることにしました。炊事場には湯が出そうな色の蛇口もありましたが、温かさを感じることはできませんでした(^^; 灰捨て場の場所はすぐ分かったのですが、焚き火台の洗い場はどこにあるか分からず。炊事場で洗う人もいるようでしたが、灰で排水溝を詰まらせるし汚れるしマナー違反よなぁと思って、持ち帰って家で洗うことにしました。後で炊事場の横側に別の流しがあることが判明。ここが洗い場なのか? 分かりやすい表示があればいいのに。
 この季節はキャンプ場のシャワーはなく、それほど汗もかかないので、トイレでドライシャンプー、ウェットティッシュ、おしりふき、制汗シートを駆使しました。ツェルトに入ると、道路を隔てた山のほうから頻繁にパキパキする音が気になります。動…物…?(°Д°) しばらくはドキドキしていましたが、あまりに音がしすぎなので多分木の実が落ちる音でしょう。知らんけど。
 この晩の最低気温は推定8℃で直近2回のキャンプと同じ。マットも寝袋も同じ。しかし、やや薄いタイツを選んだためか腰のあたりが寒く感じました。マットはKlymit Static VでR値は1.3。これからの季節は厳しいそうと分かったのが収穫でした。
 朝起きると、星空がきれいでした。夜は焚き火で煙が出るし、星を見るなら日の出前がポイントなのかもしれません。
 朝食はお湯を沸かすだけ。湯沸かしの間、アルファ米が戻るのを待つ間にできるだけ片付けます。

今回のマグカップは、コーヒーを冷ましたくなかったのでダブルウォールです。
 朝食後は急いで片付け。ツェルト内は意外と結露が少なく不思議に思っていると、タープの内側に少し結露していました。ダブルウォールのような効果が多少あったようです。グラウンドシートはかなり濡れていて、芝生の枯草がたくさん、泥が少量付いていました。拭いても取り切れないので家で洗うことにして畳みました。撤収が手間と時間が掛かるのは、来たときのようにギアがコンパクトにならなくて、かさばった状態でバッグに仕舞わなければならないのが一因です。その点で、今回のフロントバッグは容量が大きくてポケットがたくさんあり、適当に入れ込むことができて楽だったです。
 ちょうど撤収終了時に管理人さんに会えたのでスムーズに出発。

トンビがいました。写真を撮る余裕がありました。

ここから最寄り駅の妙見口駅までは3.3km。キャンプ場から大阪府豊能郡豊能町の県境までは登り、そこから駅は下りで90mアップの66mダウンです。下りを信じて走ります。477号線は早朝でも大型車の通行が多かったです。
 駅に着いたら、フロントバッグとサドルバッグを外して輪行バッグに。

サドルバッグは輪行バッグの上部に入れました。輪行バッグのほうが14kg強、フロントバッグが6.5kg弱。私の輪行袋は転がせないタイプなので、それぞれを肩に掛けて運びます。ロードバイクと比べればかさばらないし、まぁこれくらいならラッシュ時でなければ問題なく運べます。妙見口から電車に乗ると、見慣れない、通勤っぽくない、かといって学生っぽくもない私の風貌をやや怪訝そうに見る乗客。いつもと違う月曜の朝、その視線に少し優越感♪ 職場の最寄り駅で輪行を解除し、なんといつもより早く出勤できたのでした。エクストリーム出社、達成!
 なお、この後3日間は仕事がめちゃめちゃ立て込んで超過勤務続きでした(^^; 張り切りすぎてキャンプ場から職場までは自走しなくてよかった(^^;;
 知明湖キャンプ場は春まで休み、エクストリーム出社できるのは距離的にここだけなので、そうそう同じことはできそうにありません。輪行が簡単なブロンプトン/ミニベロならではのキャンプでした。
[場所・兵庫][Brompton×Camp]

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