自転車でキャンプに行こう―2ヶ月前に思い立ち、先日デビューしました。「初心者 キャンプ場 大阪」などで検索し、現地で足りない物が判明しても買えそうな場所を探しました。荷物もできるだけ減らしたいですしね。
そして選んだのが杜のテラス、大阪府豊能郡能勢町(とよのぐん・のせちょう)の2017年にオープンしたばかりのキャンプ場でした。こちら、サイトあたりではなく1人あたりで使用料が決まるソロ向けキャンプ場です。この付近にはいくつかキャンプ場がありますが、ファミリー向けの値段設定ばかりです。
さて当日、暑いくらいの晴れとなりました。ルートはこんな感じ。

能勢町の場所は、大阪府を三日月の形に例えるなら上の尖った所にあたり、非関西出身大阪人の私の感覚ではほぼ兵庫県です。今回はカップラーメンで話題の池田市から北上し、一旦兵庫県川西市に入り緩やかに山に向かって登って行きました。
途中、一庫ダム(ひとくらだむ:昨年台風21号のときに大活躍(神戸新聞NEXT))から山の桜を眺めました。


当初はトンネルをできるだけ避けるために一庫・大路次川沿いの道を通る予定でしたが、去年の豪雨の影響がまだ残っているようで、ことごとく通行止めでした。通れれば桜が間近で見えたことでしょう。


仕方なく国道173号線のトンネルをいくつもくぐりました。まあ歩道はあるし、ショートカットになるので速いのですが、少し残念でした。
杜のテラスの約3km手前に、ノセボックスというスーパーとファミリーマートがありますが、荷物が多いので先にチェックインすることにしました。173号線の東側に「玉泉寺ユースホステル」の看板が見え、その細い道を曲がると10~11%の坂がお出迎え(笑)。普段は悪態をつきたくなるところですが、この日は気持ちに余裕がありました。非日常への入口にふさわしい、よい坂です。入口100m先の案内を過ぎても6%程度の坂が続いていました。


着いたらまず管理棟でチェックイン。1人2000円+税+ゴミ処理代100円の使用料で、ついでに焚き火用に薪のSサイズを購入しました。キャンプ場内は白い石が敷かれています。最近Panaracer GRAVEL KINGの23Cにタイヤを替えたので試しに少し乗ってみましたが、跳ねてコントロールが効かなかったので押し歩きしました (^-^;
サイトも水はけがよくなるように石が敷かれています。持ってきたエアーマットでは痛いかも、と思い、石を避けてツェルトを張ることにしました。その結果、傾斜がある所にして後で困りました(^-^; 屋外でツェルトを張るのは初めてでしたが、木を利用して吊ってペグの代わりに石を使って完了。
ヘキサタープも持ってきたものの、木の間にツェルトを張ってしまったので、どうやって張ったらいいのか分からなくなってしまい右往左往。せっかく持ってきたのでどうしても張りたくて適当にやっているうちにそれらしくなってきました。


ツッコミどころのある写真です。地面は固く、ペグが刺さる所を探して設営しました。ここまで1時間、雨や強風だったら泣きそうになっていたかもしれません。
夕飯にはまだ早かったので、しばらくキャンプ場内を散策して他の人のテントやグッズを見学しました。管理棟近くはグランピングになっていて、そのあたりに水辺がありそうだったので見に行きましたが、枯葉が積もっていて見えませんでした。トイレは入口がドアになっていて虫が入りにくくなっていて、水洗・ウォシュレットでとてもきれいでした。炊事場には洗剤もあり、灰捨て場には洗い場もありタワシもありました。
散策を楽しんだ後は買い出しです。食料は非常食系しか持ってこなかったので、来るときに通り過ぎたノセボックスで食材を調達しました。焼肉をしたかったのでまず高級牛肉を120g。無料の牛脂を1個。調味料がないのでジンギスカン用のたれ付きのラム肉200g、カット野菜230gをゲット。1人だと量がどうしても多くなるのが難点ですね。自転車でも行ける距離にスーパーがあるのはとても便利ですね。
戻ったらファイヤースターターで火を起こし、夜の部開始です。持ってきたダイソーの炭に火をつけて焼肉に。

ダイソーの豆炭400gを使ったのですが、これが火力が弱くてなかなか焼けません。肉が写真上側に寄っているのはそのためです。結局ミディアムレアで食べたのですが、そういう点でも牛肉でよかったです。まあガスバーナーも持って来ていて、同時並行でジンギスカンも始めていたのですが。


ユニバーサルトレーディングのビビンバは旨味が足りず、ちょっと期待はずれでした。
満腹で洗い物を済ませてから、近くの能勢温泉に行きました。距離900mにして徒歩12分ですが、自転車ならすぐです。12%くらい
の坂がありますが。ゲートには、暗くて写真をうまく撮れませんでしたが鬼のフィギュアが立っています。入口はといえば、


なぜかファンシーですが、内装はきれいできちんとしています。休日の入湯料は800円、お湯はあっさりした感じでした。営業時間は10:30~21:00(20時受付終了)なので、帰りに寄るのもいいと思います。
戻るともう寝息が聞こえるテントもありました。私はここから焚き火タイム。


調理するわけでも暖を取るわけなくただ燃やす、なんと贅沢なことでしょう。
焚き火が終わる頃には気温は7℃まで下がっていました。ダウン上下を着て寝袋にイン。ときどき国道を走るバイクの音が届き、動物の鳴き声がして、日常と非日常が混じった不思議な感じでした。足先は少し冷え、斜面に作った寝床のため段々足元に下がって寝返りがしにくい、というので何回か起きました。
5時台、小鳥たちのさえずりで目が覚めました。人間はもともとこうやって起きていたのでしょう、目覚まし不要でした。…といいながら、しっかり二度寝して7時前に周りの音で起きました。気温は3℃でした。
朝食はガスバーナーで簡素に。コーヒーは欠かせません。お手頃価格のドリップコーヒーですが、カップを温めておいて、ゆっくり湯を注いで粉をかき混ぜながらドリップさせると風味がよくなります。

朝食後に最後の散策をしました。昨日とはまた違う便利そうなギアが見られ、いろいろ欲しくなりました。パッキング、撤収作業も1時間くらい掛かり、暑くなる前にキャンプ場を後にしました。
ソロ向け、現地で消耗品を買える、気軽に行ける距離にスーパー・コンビニ・温泉があるという点で自転車にも向いているキャンプ場と感じました。きっとリピートすると思います。
次回は多分装備・ギアについて。
[場所・大阪][場所・兵庫]
自転車キャンプ 杜のテラス@大阪・能勢
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