自転車+チャイルドトレーラーキャンプ:南丹市八木文覚ふれあい公園でお花見🌸

この記事は約10分で読めます。
本ブログでは記事中に広告を含むことがあります。

 もうすっかり真夏ですが、春のキャンプのお話ですよ。3月に入ってからお花見キャンプをしたいと急に思いつき、「今から予約できる所なんてあるだろうか?」と、メモしている”行きたいキャンプ場リスト”に目を通したところ、京都府南丹市の文覚(もんがく)ふれあい公園キャンプ場を思い出しました。予約の電話をした時点ではコロナ渦で確約できない状況でしたが、無事親子でいつものチャイルドトレーラーを使って自転車キャンプすることができました。
 キャンプ場の概要は以下の通り。

<南丹市八木文覚ふれあい公園>
京都府観光ガイドのページ
京都府健康福祉部のページ (古い)
利用期間: 通年・木曜日定休。チェックイン・チェックアウトは9:00~17:00
料金: 支払いは現金のみ。
キャンプ場使用…市外440円、宿泊…1,100円(キャンプ台使用有無問わず・キャンプ台3m×3m・12張まで)
ログハウス…1棟 2,750円 (2棟あり)
予約: 電話のみ(南丹市八木スポーツフォアオールにつながる)
設備:
・炊事場あり(受付時に水道の栓を借りる)
・遊具あり
・ごみは持ち帰り
・身障者トイレ(洋式)あり
<周辺施設>
・男前豆腐店・・・800m
・JR八木駅…平坦4.9km
 駅周辺にファミリーマート、スーパーマツモト、福常精肉店(コロッケが名物らしい)あり。
・スポーツフォアオール…平坦4.6km
 お風呂あり。入浴料310円。ただしコロナ渦のため曜日や時間が限られており、要問合せ。

※2025/3/31でスポーツフォアオールは閉館となります(南丹市ウェブサイト)。(2025/3/25追記)

– – – – – – – – – –
<目次>
□シンプル化
□輪行、府県をまたぐ
□なんたって南丹
□お花見(?)
□自然豊か
□雨、自走
□今後の課題

– – – – – – – – – –

□シンプル化
 1歳児とのキャンプもこれで6回目。段々と慣れてきて洗練されてきたというより、手間の掛かることをそぎ落としていくようになりました。前回(記事)、今まで親子キャンプで使っていたポップアップ型のテントから、私がソロキャンプで使っていたNEMO(ニーモ)のBLAZE 1Pに変えて軽量化しました。今回はさらに、雨に降られなさそうだったのでタープとポールを置いていくことにしました。
 今回のキャンプ場で焚き火ができるかどうか電話のやり取りではよく分からなかったので、焚火台も置いて行くことにしました。そもそも焚き火も子どもが寝ていないと無理なので、もう諦めてしまいましたね。焚き火が下手なので練習したい気持ちはあるのですが。

□輪行、府県をまたぐ
 今回の走行計画はこちら。西側の距離が短いほうが往路、東側が帰路です。

とりあえず北に行くなら能勢電で妙見口へ、というのが雑な私のプランです。ロードバイクを輪行袋に入れてトレーラーに載せて運ぶという輪行では、エレベーターの位置を攻略済みなお決まりの乗り換えがスムーズなのです。
 妙見口駅でロードバイクを組み立て、チャイルドトレーラーを連結。やや勾配がきつくて狭い国道477号線をチャイルドトレーラーを引くのは私の走力では少しリスキーかなと思い、遠回りになりますが府道106号線に一旦抜けることにしました。途中で知明湖キャンプ場を通ります。

桜がいい感じ。花見なら近場で十分だったのでは…という気持ちがよぎりますが、気づかないことにします。
 妙見口からのルートは、豊能(とよの・大阪)→川西(兵庫)→能勢(大阪)→亀岡(京都)と境を越えていくところが何となく好きです。能勢に入ると何だか桜の花が目立たなくなり、予想より開花が遅いことに気づきました。花見なら近場で十分だったのでは…(2回目)。移動自体はとても順調で、能勢から亀岡に越えるときの登坂がきつかったくらいで、子どもは揺られているうちにすぐ寝ました。


湯の花温泉をスルーしていきます。2枚目はパノラマ写真に失敗して歪んでいます(^-^; いつか、こういう所にもゆっくり行ってみたいです。

□なんたって南丹
 2時間ほどでJR八木駅近くに到着しました。昼ご飯はファミリーマートで立ったまま簡単に。子どもはトレーラーに座らせて、持参したおにぎりやハンバーグなどを食べさせました。ラップに包んだおにぎりを手渡すと、直接手づかみすることなく両手でラップの包みを持ちながら、うまくこぼさないように食べていて成長を感じました(感動)。
 昼食後、少し移動してスーパーマツモト八木店で食料を購入。つい亀岡牛を買い過ぎてしまい、すぐ近くにある福常精肉店のおいしいという噂のコロッケは断念しました。キャンプで1人分の食料をちょうどよく買うのは、いまだになかなか難しいですね。
 大堰川(おおいがわ・桂川の上流の一部)を渡ると、三分咲きほどの桜並木が見えました。三分咲きでも十分きれいでした。

スポーツフォアオールという市のスポーツ施設に風呂があるという情報があったので、一応見に行ってみました。


今回訪問時は利用できない曜日でしたが、現在も使用可能(しかも格安)なのはありがたいことです。キャンプ場の受付で伺ったところ、この辺りも以前は銭湯もあったそうですが、現在ここが唯一の入浴施設とのことです。キャンプ場から10km先には温泉のスプリングスひよしがありますが、自転車で往復するには遠いですし、温泉に入るなら最初からその周辺のキャンプ場を選ぶところです。今回は体を拭くだけにしました。
 南丹に限ったころではありませんが、少し田舎の施設はネットやGoogleマップでも得られる情報が少なく、電話での問い合わせがまだまだ確実ですね。若干コミュ障な私、どうしても問い合わせを最低限にしてしまいます。

□お花見(?)
 初日は35km・258m up、グロス15.7km/hでした。キャンプ場の受付で、使用料と宿泊料を合計1540円支払い、水道の栓を受け取ります。

3m×3mのキャンプ台を使っても使わなくても、キャンプで泊まると1100円で、テントはどこに張ってもよいとのこと。

受付横には遊具と足漕ぎカートが走れるコースがあり、子どもはそちらのほうに興味津々。ですが、トレーラーに乗せたまま、先にサイトを見に行きます。

22Yagi8.jpg
こんな場所です。
 桜の木の下はもう先にテントを張っている人がいて、トイレや炊事場にほどよく近いという条件も満たす場所はキャンプ台のある池の近くくらいしかありませんでした。三分咲きでもこの盛況ぶり。幼児連れで池の近くにテントを張ることに若干抵抗はあったのですが、この頃はまだ呼べば戻って来る、危険な所には近づかないという時期だったので、繰り返し注意しながら過ごすことにしました。

少し桜が近い場所に設営できました。
 設営後は子どもの遊びに付き合いました。

つくしを愛でる子ども。…実際は、写真を撮るために誘導しました(^-^;

桜の木の下を走る子ども。…実際は、道の砂利に興味津々で、走っては石を拾って移動させてまた走る、の繰り返し(^-^; 桜は見ていません(笑) 私も子どもから目を離せないのでほとんど見ていません(笑)
 この後は遊具を堪能しました。他のファミリーのお子さん、受付の方々にとても親切にしていただきました。田舎の子育てもいいなあと少し思いました。

□自然豊か
 おやつに誘ってもなかなか来てくれないくらい遊びに夢中でした。別の遊びを提案しながら少しずつ、時間を掛けて何とかテントまで戻りました。
22Yagi12.jpg
おやつを満喫する1歳児キャンパー。左奥がキャンプ台です。テーブル代わりに使えたらいいなと思っていたのですが、湿っぽくて苔が生えていて、少し荷物を置く程度に使ったのみでした。
 この時期まだ日中14℃くらいでしたが、虫が結構いました。特に私の黄色いテントは羽虫に大人気(^_^; 暖かくなったらどうなるのでしょうね。また、炊事場に皿を洗いに行ったときに、今時珍しいミノムシを見つけました。思わず動画を撮ってTwitterに投稿するほどでした。


 おやつ後も子どもの小石拾いと小石移動に延々と付き合いつつ周りを見ていると、あちこちで焚き火が始まりました。管理人さんの見回りもありましたが、焚き火台での焚き火は大丈夫なようでした。お隣の親子は子どもたちだけで拾った木で上手に焚き火をしていて、いつかはうちも教えないといけないなぁ(自分が勉強しなきゃ)と思いました。
 18時前にようやく夕食準備を開始。といってもお湯を注いだり皿に買ったおかずを盛りつけたりするだけなのですが、お湯が沸く前に早くもぐずり出したので、パンやおかずから先に食べ始めてもらいました。段々と気温が下がって来たので肌寒く、また眠さも加わった様子で、食べてテントで抱っこするとすぐ寝てしまいました。私は亀岡牛をおいしく食べたはずなのだけど、なだめるのに忙しくて食べた記憶がない(^-^; 落ち着いて起きたところで着替えや歯磨きなどを済ませ、20時には寝袋で就寝。さすがに一緒に寝るには早く、テントから手だけだしてコーヒーを飲み、Twitterなどを見てから寝ました。

□雨、自走
 最低気温は3.5℃くらいで、機密性の低いテントの中は+1℃ほどしか上がりませんでしたが、モンベルの#2の寝袋のおかげで朝まで親子ともぐっすり眠れました。子どもを二度寝させている間に朝食準備。8時過ぎに朝食。気温は6℃くらいなっていましたが、スリーパー代わりのダウンベストを脱がせると寒がったため、汚れが気になったものの着たまま食べさせました。まぁダウンのシーズンももう終わりなので、帰ってから洗えばいいのです。
 2日目、朝から雨であればJR八木駅から輪行で帰宅予定でしたが、午後も曇りの予報に好転していたため自走で帰ることにしました。初日で分かっていたことですが、帰路もそれなりに登り、亀岡→能勢の登坂は帰路もなかなかきつかったです。そして、野間から妙見方向の府道4号線の登りは予想通りにきつく、低速で結構持ちこたえていたのですが、子どもが起きて後ろでぐずり出して、声を掛けてもダメなので何かあったのかもと確認のため停車してしまいました。結局は何もなく、目が覚めたら登坂で速度が遅くなった上に木々で暗くなって不安になったのだろうと思います。再度走り出そうとしたら、初日から感じていたディレーラーの調整不良が悪化し、ついに一番軽いギアが使えなくなってしまって坂道発進ができませんでした(後でスプロケットの緩みが原因と判明。素人整備(自分のこと)マジ怖い。)。
 木々を抜けて登りを越えて例のトンネルを抜けると、結局それなりの雨に降られました。曇り予報は山では雨というお決まりのパターンですね。昼食は通称余野コン(ファミリーマート)で。レジで「イートインで」と言い忘れたため、子どもはトレーラーの中ですが、私はここ一番でしっかり降ってきた雨の中でご飯でしたよ…。
 さらに府道4号線を高山方面へ。何度も通ったことのある道ですが、トレーラーがあることで意外と登坂がきついことを発見。


箕面の滝から駅への下りは、実は途中ちょっと登り返しがあったということも発見。
 この日、チャイルドトレーラーでの1日走行距離が自己最長記録となりました。52km・717m up、グロス11.6km/hでした。今後の走行計画のためのいいデータが取れました。しっかり走れたことで私の満足度は高かった一方、子どもは退屈だったりしんどかったりしなかったかと思ったのですが、昼食後からは機嫌よく、帰宅後はなぜかハイテンションでした。

□今後の課題
 最近は登坂で遅くなっても「い~ち♪い~ち♪」と号令を掛けて応援してくれることが多い子どもですが、今回はのろのろすぎて不機嫌になってしまったようです。自分の走力を上げることが第一の課題です。
 次に、子どもの行動力が予想を上回る速さでどんどん上がっていることに戸惑いました。遊具のはしごを登ろうとするし、見える範囲からは離れないものの、遠くに行こうとして呼んでもなかなか戻ってこないようになっていました。今はさらに速く走れるようになり、見えない所にも行くし、声掛けに抵抗することも増え、独立精神がますます旺盛になっています(^-^; 目を離さない、声を掛け続ける以外にも安全対策が必要になってきました。
 そして夏ならではの対策。1つ目は虫対策。ダニ、ヒル、マムシ(虫じゃないけど)が出たらどうするのか。ポイズンリムーバーや虫よけスプレーの準備、虫の特性の勉強、出現したときのシミュレーションなどを最近しています。2つ目は熱中症対策。幸いグッズはたくさん市販されています。夏は寝袋やマットや服装を軽量化できると思っていましたが、その分熱中症対策グッズが増えるので荷物が減らないと分かりました。
 これらの課題で少し親子キャンプを休んでいましたが、クリアできる見通しがついたので、そろそろまた再開したいと思います。[場所・京都][場所・大阪][場所・兵庫]

コメント

タイトルとURLをコピーしました