自転車+チャイルドトレーラーキャンプ: 蓬莱峡(船坂)ヒルクライムでCLUB NISHINOMIYAへ@兵庫県西宮市

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 最近マップやSNSを見ているとキャンプ場がどんどん増えていてワクワクします。兵庫県西宮市の山にできた現在プレオープン中のキャンプ場 CLUB NISHINOMIYA(クラブ西宮)は、このあたりのサイクリストなら「あ~あの辺りか。」と分かる所にあります。

蓬莱峡(ほうらいきょう)ヒルクライムとよばれるルートの、船坂小学校前の交差点を南に曲がります。ちょうどこの交差点から次の船坂までの坂がきついんですよね。船坂交差点にはみんなのオアシス、セブンイレブン(5~23時営業)があります。
 プレオ―プン中であまり情報はありませんでしたが、SNSの断片的な情報からは雰囲気がよさそうで、ぜひ子どもと行ってみたいと思っていました。ただヒルクライムは必須で、ロードバイクでけん引できるようにすることと荷物を軽量化することが必要でした。それらをクリアし、まだ暑くならないうちにと3月中に行ってきました。記事にするのにだいぶ時間が経ってしまいました…(汗)
 CLUB NISHINOMIYAはプレオープン中なので、状況が刻々と変わっています。詳細は公式サイトで最新情報を確認したり問い合わせしたりしてください。

<CLUB NISHINOMIYA (クラブ西宮)>
ウェブサイト
※プレオープン中
利用期間: 土日祝のみ (2022年6月から平日もオープン。期間限定でサブスクやサイトの固定利用も募集していたことも。)
料金: ウェブサイトで確認を
日帰り 10:00~16:30、宿泊 14:00~翌12:00
*オートキャンプ場。自転車料金設定あり。
*全体の雰囲気はファミリー向け。料金はソロ向けもあり。
設備:
・水道なし(水道水のタンク汲み置きで飲料用ではない)
・遊具あり
・ごみは持ち帰り
・トイレは簡易トイレ(温便座、きれいに管理されている)
・売店が充実しつつある。
<周辺施設>
・セブンイレブン西宮船坂店(5:00~23:00)…1.2km (坂きつい)
・有馬温泉…4.5km (坂きつく、行きも帰りも登坂あり)

 キャンプ場の予約はLINEまたはインターネット上で完結、支払いは当日受付時に現金です。
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<目次>
□準備: 子どもの成長と軽量化
□輪行: 生瀬へ
□蓬莱峡ヒルクライム
□キャンプ場到着
□いざ活動
□睡眠、朝活
□昼寝、帰る

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□準備: 子どもの成長と軽量化
 ヒルクライムを少しでも楽にするために、まず取り組んだのがテントの軽量化でした。今まで親子キャンプで使っていたテントはコールマンのクイックアップIGシェード+(プラス)

いわゆるポップアップテントで設営が早く、またポップアップテントの中では比較的軽量で、畳みやすくて撤収が早いといういいテントでした。ただ2.7kgですら重いと感じることがあり、今後子どもの体重が増えていくのも考えると軽量化したいと思っていました。1歳から2歳で約3kg増えるらしいので、来シーズンまでにがんばらないといけません。
 前回のキャンプ(記事)の子どもの様子から、もうそろそろ設営・撤収に時間が掛かってもぐずることはないだろうという感触がありました。そこで、次のファミリー向け軽量テントを購入するまでの間、私がソロキャンプで使っていたNEMO(ニーモ)のBLAZE 1Pでつなぐことにしました。ポップアップテントと違って繊細なので、まず家で試し張りをしてテント内で一緒に昼寝をしてみて反応を見ます。その初回の様子↓


突進突撃、フライシートをカーテンのようにして遊ぶ(°□°;)
テント内に入ると中からウォールをバンバン叩いて揺らすので、「バンバンしないよ、ナデナデしてね。」と繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し言って、手の動きを上下方向から左右に変えさせる作業を続けました。その甲斐あって、2回目の試し張りのときはほぼ叩かなくなりました。また、型はめパズルなど形を合わせることに興味がある時期でもあり、DACシステムのポールを部分的にですがうまくはめていました。これは当日でも活躍が期待できそう。
 ちなみに、このテントを使うのは2年ぶり。DACのショックコードは劣化で伸び伸びのプチプチ切れの状態で交換が必要でした。試し張りしていなかったら当日やばかったです。またフライシートのシームテープは劣化で剝がれかけていて、雨には耐えられない状態になっていました。ひさしぶりにテントを使う方は事前にチェックをしておきましょうね。

□輪行: 生瀬へ
 今回の走行計画はこちら。

1人ならば自走で行く距離ですが、ヒルクライムの登り口に出るまでの宝塚周辺~国道176号線は交通量が多く、1人でもやや億劫だし、チャイルドトレーラーを引いて通りたくはない道です。そこでJR生瀬(なまぜ)駅までは輪行することにしました。前日のうちにバーレー ハニービーのアームを短縮して荷物を詰め込み、自転車を輪行袋に入れてトレーラーに載せておきます(けん引アームの短縮方法の詳細はこちら: バーレーの不思議な穴と縮む腕 ―チャイルドトレーラー ハニービーのけん引アーム短縮のやり方―)。当日は早めに昼ご飯を食べさせて子どもをおんぶして駅まで徒歩で。JRでのチャイルドトレーラー+ロードバイク輪行は初めてでしたが、さすがJR、エレベーターの広さ・使い勝手は、この辺りの私鉄とは比べ物にならないほどよかったです。

横から見た写真。自転車のハンドルがトレーラーのフレームに引っ掛かっているので、滑り落ちそうに見えて滑り落ちません。ただし、けん引アームを短縮しているので電車の揺れで後ろに倒れそうになることがあり、電車の中では後ろが空間にならないように注意して置いています。

生瀬駅での写真。これは本当は帰りの写真ですが、到着時はこれのトレーラーの向きを逆にした感じを想像してください。けん引して走れる状態にするのに20分、チャイルドトレーラーを知ってそうな地元の人との雑談で5分。意外と駅前にいた時間が長くなってしまいました。チャイルドトレーラーは目立ちますからね。

□蓬莱峡ヒルクライム
 今回軽量化のため食料はあまり載せておらず、まずは買い出しのため船坂のオアシス、セブンイレブンを目指します。

ヒルクライム自体は、ちょうどよい寒い~暖かいの中間の気温で、足付きも子どもの休憩もなくスムーズでした。が、登り口の交差点を間違えて1回通り過ぎてしまい、Uターン&復帰が交通量と道路の狭さのせいで鬼むずで、Googleマップによれば6.1km・自転車で46分のところ、55分も掛かってしまいました。ちなみに、チャイルドトレーラーキャンプの際に、Googleマップで自転車の所要時間が出るときは、それを0.9で割って計画しています。私の場合、だいたいこれで途中休憩したり写真を撮ったりしてもほぼ予定通りの行動ができています。
 セブンイレブンでの買い物で予定外だったのは、普通の水と間違えて炭酸水を買ってしまったこと、マシュマロがなかったことでした。キャンプ場近くのコンビニやスーパーでは、少量でもいいので大きめのマシュマロを置くべきだと思います。

□キャンプ場到着
 この後、一旦キャンプ場を通り過ぎて、短いが強烈な勾配を持つと言われるハニー坂に向かってみましたが、だいぶ手前で3km/h台に失速して停止。翌朝キャンプ道具なしで再チャレンジすることにしました。

キャンプ場への道にはこのような黒い看板があります。写真右のほうにある木の切り株とボードも看板です。

雰囲気がいいでしょう?~♪ ここからキャンプ場までは下りです。
 キャンプ場の第一印象は、キャンプ場というよりグラウンドで何かイベントが始まるのではないか、という感じでした。写真を撮り忘れたので言葉での説明になりますが、入口付近に遊具があったり売店があったりと、想像していたよりも開けていました。その予想と違った雰囲気にちょっと戸惑い掛ける間もなく、子どもたちに囲まれて「赤ちゃんいる!」「この自転車欲しい! これで幼稚園行きたい!」と歓待を受けたのでした。どうやらスタッフさんや近しいファミリーのお子さんたちだったようです。
 スタッフさんとお子さんたちに案内されたサイトは、竹に囲まれたソロかデュオ向けと思しきサイトでした。竹がまばらで隣のサイトの様子が目に耳に入りやすい場所だったので、うるさくないか少し気を遣いました。また携帯の電波が弱くて、Twitterに写真を上げたつもりなのが飛んでいませんでした。地面は土でやや湿っていました。子どもをトレーラーから降ろしたところ、いきなり地面にペタンと座り込みズボンに泥が(T_T) 初っ端がこれだったのでいろいろ諦めがつきました。
 一緒について来た子どもたちは自転車キャンパーを見るのが初めてで、「テントはどこに入っているんですか?」などと興味津々。うちの子にはめてもらおうと思っていたDACシステムのポールやペグ打ちもやりたがったので、指示しながらやってもらい、ついでに子の遊び相手もやってもらいました(^.^)v ペグは石に当たりやすいものの、持って行った福善の打刀とニーモのエアピンも、石で打つだけで十分入りました。

タープは自分で張りました。アルミシートを入口の前に敷いた半お座敷形式にして、親は正座、子どもは椅子に座りました。

□いざ活動
 設営完了しておやつ・間食を済ませてからは散策することにしました。キャンプ場全体としてはオートキャンプ場、ファミリー向けキャンプ場という雰囲気でしたが、入口から離れたサイトは少し落ち着いた雰囲気があり、固定利用の方向けのようでした。プレオープンでサイトも増設中だったので、今後またサイトが変わって行くかもしれません。

入口近くの売店です。水道・炊事場のないキャンプ場ですが、写真の左端にタンクがあり、飲用以外であれば水を使うことができます。
 散策し終わらないうちに、子どもが遊具エリアで走り回って遊びたがり、暗くなってもサイトに戻るのを拒否。楽しいのが一番ですが、まだ時間の概念や言葉の理解が不十分な1歳児なのでただ見守るしかありません(母ちゃんはもっと散策して他のキャンパーのテントを見たかったよ…)。17時に夕食準備の予定が、無理矢理遊びを切り上げて18時にようやく準備開始となりました。買ったものを並べたりお湯で作ったりするだけの簡単なものでしたが、テント内で待たせるも空腹で待ち切れず、最後のほうは膝に載せながらの作業となりました。ここで、コンビニで炭酸水を間違って買ってしまった問題が…。炭酸水を沸かすと沸騰する前から気泡が沸き上がり、見た目でお湯が沸いたかどうかよく分からなかったのですw

親のご飯の写真。子どもにも同じような物を食べさせました。
 夕食後、トイレに行く途中で遊具を通るのでまた走り回る遊びが始まってしまいましたが、さすがに疲れていたようで今度は自分からサイトに戻っていきました。眠そうすぎて、歯磨きだけして体も拭けず、寝る前の絵本もなし。寝袋に入れると一瞬で寝ました。拍子抜けするほど寝つきが早く、まだ焚き火ができそうな時間でしたが、焚き火で焼こうと思っていたマシュマロもなく、他に特に焼くものもなく、ただ眺めるだけの焚火はしない派なのでやめました。マシュマロくらいなら持って行けばよかったです。

□睡眠、朝活
 私は22時頃に寝ましたが、ヒルクライムのせいか何回か足が攣って目が覚めました。他のサイトの話し声や車のライトの眩しさがちょっと気になりました。子どもは何回か一瞬起きましたが、すんなりまた寝てくれました。
 6時にうぐいすの声で一旦起きましたが、テント内6℃、外3℃台で子どもを起こすには寒く、レイトチェックアウトの予定だったので二度寝しました。朝食はパスタの予定でしたが、茹でようとしたタイミングで子どもが起き出したのでカップラーメンに変更(汗)
 食後、キャンプ道具なしで前日登れなかったハニー坂に再度トライしてみることにしました。が、キャンプ場から一般道に出る坂がすでにきつく、グレーチングの間を通ってしまって失速して足付きしてしまいました。自転車で来る甲斐のあるキャンプ場です。そんな調子ですから、案の定、ハニー坂は農場の少し先で足付き、勾配のきついカーブNo.3を少し超えた所まで押し歩きしました。


一応記念撮影。
 またキャンプ場まで戻ってきて、今度は子どもの遊びに付き合います。本当に全くやめず(^_^; 他の子におもちゃを貸してもらえて本当に楽しそうでした。

□昼寝、帰る
 また途中で遊びを切り上げて、昼食の準備、子どもだけ先に昼食。私はお湯を沸かしてパスタを茹でます。コーンポタージュをゆで汁に入れるとちょうどよい味付けで、最後に食パンで拭いました。

流しがないので洗い物はせず、こうして汚れを減らしておいてあとは家で洗うことにしました。
 食後の片付けをしながら子どもを抱っこしていると不機嫌になり、テント内に入れるとウトウトし始めました。寝袋に入れてマットに寝かせようとしましたが、私の膝の上に寝たがるので、眠ったところでダウンジャケットなどを詰めたスタッフバッグを膝の代わりに頭の下に入れ込みました。よく寝てくれたので、その間に片付けを進めました。
 片付けが済んだところで子どもを起こして、最後の撤収作業に入りました。その間はテントの外で自由に歩かせていましたが、私の自転車の特にタイヤを回すのが気に入って、止めても聞かないので手が汚れて大変でした…。
 撤収後、やはりキャンプ場から一般道に出る坂はきつくて登れず。何かもったいない感じがします。
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また来れるかな?
 帰路は時々車を先に行かせるようにして下ったところ、Googleマップの所要時間とあまり変わりませんでした。重さがある分、ブレーキで止まりにくいのであまり下りで飛ばせないのです。

20分ほど掛けて輪行状態にして電車で帰宅。
 自転車で行ってもなかなか楽しめる場所のキャンプ場でした。登坂に自信がある人は、有馬温泉まで往復したり、キャンプ場から出る坂を登ったり、あるいはハニー坂、六甲山をキャンプ装備ありで登ってみてほしいです。涼しく、寒くなったらまた行きたい所です。
[場所・兵庫]

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