自転車+チャイルドトレーラーキャンプ: 輪行+ブロンプトン+バーレー ハニービーでキャンプへ (1/3; 準備編)

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 1年以上キャンプに行っておらず、そろそろ行きたい。けれども子どもを置いて1人で行くのも気が引ける…と思っていたところ、手持ちのチャイルドトレーラーに折り畳み自転車に載せられることが分かり、輪行すれば子どもと一緒に行けるのでは?と俄然やる気が出て、夏休みに親子2人で1泊2日で行ってきました(夫は休みが合わず母子キャンプに…)。全3部のうち、この”準備編”ではバーレー(Burley)のハニービー(HONEY BEE)という2人乗りチャイルドトレーラー の準備と、子連れキャンプの準備について記すことにします。

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□ブロンプトン+バーレー=相性よし
 チャイルドトレーラーと自転車との連結のために、専用金具をリアハブの左側に取り付ける必要があるのですが、これが意外とハードルが高い。私が所有する自転車3台のうち、キャンプ用に購入したディスクブレーキ・スルーアクスル車に取り付けるには、スルーアクスルのピッチと長さを調べてバーレー専用のスルーアクスルを購入せねばなりませんでした。が、規格がマニアックで海外からの取り寄せになり、今回のキャンプに間に合わず…。次に、リムブレーキのロードバイクに取り付けようとしたところ、フレームの”ひさし”に干渉してセンターに取り付けられず、これまた専用の取り付け金具用アダプターが必要。


さらに、泥除けがないロードバイクだと、水溜まりに突っ込んだときに後ろがえらいことになるのではないか、ということにふと気づいて断念。で、一番手っ取り早く準備できたのがブロンプトン(泥除け標準装備)でした。15mmのめがねレンチで六角ボルトを外して、専用金具を挟むだけ。
   
トレーラーを取り付けるとなると、ブロンプトンの”お座り”ができなくなるので、髪ゴムでブレーキを固定して駐車時に動きにくくできるようにしました。自転車を横に倒してもトレーラーは倒れないので、スタンドがない自転車を動かないようにする方法としてはそれが一番確実だとは思いますが、自転車を壁などに立て掛けて停めたいときはこのような何らかの対策が必須だと思います。トレーラー本体にも後方にパーキングブレーキがついています。
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 トレーラーの組み立ては説明書があれば簡単。ですが、車道を走るため、車からの視認性向上のために対策を行います。まずデフォルトで左側にあるフラッグを、日本の車道側の右側に立てるために台座を付け替えます。これが、ソケットレンチとインチサイズの6角レンチが必要で、若干めんどくさい。購入時に販売店で付け替えを依頼するのがよいと思います。後方には反射板を取り付け、子どもが乗っていると少しでも分かるように、また遅くても配慮してもらえるように、ステッカーを掲示。
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これにさらにリアライトを左右に付けました。
 ハニービーの積載量は、子どもが1人最大18kgまで、トータル45kgまでなのでブロンプトン(約12kg)を乗せるのは問題ありません。とはいえ、あれだけコンパクトなのに、3つ折りした状態そのままは入らず(写真1枚目)、上下逆・サドルを手前にして入れるのが一番納まりがよかったです。前には少し飛び出しますが、不安定さはありません。

上下そのまま入れると、全体の幅には影響しないが横にも飛び出て、やや安定が悪い。

上下逆・サドルを手前にして入れたところ。

少し前に飛び出ているのが伝わるだろうか。安定感はよい。
1つ問題があったのは、汚れ対策で輪行袋に入れたにもかかわらず、逆さにしたことで肩紐を通す穴から輪行袋の中の砂がシートに落ちてきたことです。
□プラス1人分の荷物
 赤ちゃん・小さい子どもとのキャンプを考えている方に向けて、行動別の”荷物リスト”を載せておきます。また、その結果についてもピックアップして先に書くことにします。使わなかったものもありますが、参考にしてください。

<宿泊>
□テント・ペグ・グランドシート □南京錠 □タープ・ポール・アルミシート □マット □スリーパー □寝袋 □ヘッドライト・ランタンシェード

・コールマン(Coleman) クイックアップIGシェード+(プラス) (シングルウォール、重量2.7kg)

今までソロ用のテントしか持っていなかったのですが、今後ファミリーキャンプをすることもあるかと思い、2~3人用テントを物色。子どもをなるべく待たせずにとにかく早く楽に設営と撤収ができるポップアップテントで、かつ多少の雨には耐えるということでこれを選択。今回使った印象では、これは正解でした。床はレジャーシート並みに厚め(デニール記載なし・参考: 耐水圧:約1,500mm)でしたが、念のためGEERTOPのテントシート(両面シリコナイジンググランドマット 145×210cm)を併用しました。
・ダイアル式南京錠
気づかないうちに、子どもが自分でファスナーを開けてテントから出てきてしまうことを懸念して準備。幸い、まだ身長より高い位置にあるファスナーを触る気配はありませんでした。
・コールマン(Coleman) キャンパー インフレーターマット、エバニュー(EVERNEW) FPmat125
 
ソロキャンプでは軽量のエアーマットを使っていましたが、15ヶ月以下の子どもには窒息のリスクがあるため使用禁止でした。

そこで、普段私が布団として使っているキャンパー インフレーターマットを持っていくことにして、子どもはこちらに寝かせます。かなりかさばるし1.8kgと重めですが、安全のため。かさばりすぎてトレーラーの後方の収納にはうまく収まらず、座席側のマットになりました。

ちなみに、写真のシートベルトで止められているものは着替えです。いろいろ試しましたが、衣類の圧縮は衣類圧縮袋が一番適しているように思います。
エバニュー FPマットは薄くて軽く、ただ自転車キャンプで運ぶにはかさばるので今までは使っていなかったのですが、こちらはトレーラーの後方収納に余裕で入ります。今回のキャンプ場は砂利サイトですが、これがあるだけでほとんど石は気になりませんでした。
・寝袋
モンベルの#3のシュラフを持っていきましたが、それほど寒くなかったのと面倒になったのとで使用せず。とはいえ横になると冷えを感じたので、レインウェアを重ね着して寝ました。せめてダウンジャケットやパンツにしておけば、200gくらい軽かったのに…。一方子どもは去年の冬に使っていたスリーパーを使いましたが、ぐっすり眠れていました。
・ペツル(PETZL) ティキナ+モンベル ランタンシェード
 
暗くなると子どもがぐずってきたので、テント内にこれを吊るしました。クイックアップIGシェード+は天井にはポケットがないのですが、ベンチレーション付近にフックを掛けられるところがありました(本当は何用だろう?)。ただ、ヘッドライトをランタンとして取られてしまったので、自分の作業が不便に(^^; 自転車のフロントライトVolt800(過剰な明るさ…)を懐中電灯代わりにして調理し、うまく間接照明にして夕食を食べました。ライトはランタン用と分けて、2種類あったほうがよいと思います。

<活動>
大人用: □財布・カード・保険証・運転免許証・カギ □モバイルバッテリー・充電コード □ヘルメット □スリッポン □マスク(予備も) □デオドラント・化粧品 □レインウェア
子ども用: □おもちゃ □ヘルメット □おむつ+シート □おしりふき □ガベッジバッグ □着替え+スタイ □紙エプロン □タオル □医療証 □帽子 □靴 □ごみ袋 □お手拭き □虫よけ □日焼け止め □絆創膏 □体温計 □抱っこひも □チェアベルト(チェアシート) □レインウェア

ワークマン ライトスリッポン
抱っこしながら靴を履くのは若干大変なので、この類の履物はなくてもよいけど、あってよかったです。
・子ども用ヘルメット Mag Ride モデルファースト イチハチロク(186)

チャイルドトレーラーに乗るときでもヘルメットの装着が勧められています。1歳用のヘルメット(頭位46cm~)できちんとしたもの(SGマーク付き)で軽量(名前の由来のとおり公称186g)なものはこれ一択です。実測でも189g、値段も4000円台ととても良心的。ただそれでも私のヘルメット KabutoのFLAIRより重いので、1歳児には負担は軽くないと思います。道中、休憩したときに外してやっています。
モンベル O.D.ガベッジバッグ4L
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今回のキャンプ場はおむつは持ち帰りでした。正直おむつは外出先で捨てて帰りたいものですが、これに入れると不思議と持ち帰りも苦にならないので、普段使いとしてもオススメです。
・ダイソー コンパクトタオル ラージサイズ(23×35cm)

少量の水で戻せる紙タオル(パルプ製)で、キャンプではタオルや布巾として大活躍しています。1回程度なら洗濯しても使えます。
モンベル ポケッタブル ベビーキャリア
おんぶ紐兼抱っこ紐で、畳むと非常にコンパクト。普段から重宝しています。
チェアベルト(チェアシート)
背もたれのある大人用のイスに座らせるときに使う物ですが、今回は2日目が雨天で寄り道しなかったので使いませんでした。あまり行程を欲張ってはいけないなと思いました。

<飲食>
□イス □テーブル □ボトル類 □ガス・バーナー □鍋・ケトル □食品 □マグマグ □果物ナイフ □はさみ □牛乳パック(まな板) □調味料 □非常食(ベビーフード、パン) □カトラリー(割りばしも)・子どもスプーン □皿 □コップ □布巾(ダイソー コンパクトタオル) □洗剤・スポンジ □シンク □ごみ袋

DOD ウルトラライトマイクロチェア(販売終了)、PATATTOμ
どちらも座面の高さ・重さとも同じくらいですが、男性にはきついサイズです。PATATTOμに至っては、両端がお尻に刺さるというサイズ感で処分も考えていましたが、子どもにはピッタリ。機嫌よく座ってくれました。
ヘリノックス テーブルワン、カスケードワイルド ウルトラライトテーブル(楽天)
本当はアルミロールテーブル(いわゆる鹿番長のアレの類似品)を子ども用のテーブルにしようと思ったのですが、金属の端が粗くてケガをしかねないと思い断念。皿をカスケードワイルドのテーブル(高さ8cm)に載せ、1~2口ずつ私が持ち上げて子どもにつかみ食べしてもらう形となりました。なくても何とかなるといえばそうなんだけど、不便でした。ヘリノックスのほうは今回は調理専用に。
・ボトル750ml×2本、エバニュー(EVERNEW) ウォーターバック3L
何度も水を汲みに行くのが面倒なので、最初から汲んでおくスタイルです。真夏でないので計4.5Lは十分すぎる量でした。
・食品
(コーヒー、麦茶1本、米、パスタ、パン、かつおぶし、大豆ミンチ、卵2個、とろみ、乾燥ほうれんそう、トマトパック、ピーマン1個、ニンジン1個、じゃがいも1個、乾燥玉ねぎ、キュウリ、バナナ、キウイ、乾燥牛肉)
今回のキャンプの目標の1つは、「子どもと同じご飯を食べる」でした。普段は子どもは作り置き、親は総菜がほとんどで親子別メニューなので、私にとっては挑戦でした。食材はいつもは道中の移動を楽にするため途中で買いますが、今回はチャイルドトレーラーをうまく店先に駐輪して盗難に気を配りながら抱っこで買い物をするというのが途方もなく煩雑に思えたので、すべて家から持って行くことにしました。なので常温で管理できる物を選びました。肉は外せないので牛肉をフードドライヤーで乾燥させたものを準備。また大豆ミートのミンチでごまかします。卵は意外かもしれませんが、常温保存が可能です。冷蔵のものを常温にすると結露で傷む可能性があるので、数日前に買ったものを常温のままおいておきました。実際何を作ったかは、後日アップ予定です。
キャプテンスタッグ BBQ用 皿セット(5枚組) 仕切付プレート 21cm
Amazonの送料無料の金額調整のために購入したものですが、1枚約50gで軽量で、今まで使っていたキャンプ用皿4枚の合計より軽かったのでこれを5枚持って行きました。プレート1枚に数品載せられて省スペースになったり、虫よけにかぶせたりと便利でした。強いて問題点を挙げるなら、少し小さめでご飯が1枚に載せきれなかったことでしょうか。
・SEA TO SUMMIT (シートゥーサミット) キッチンシンク

5Lと10Lの2種類を持っていますが、1つは捨てるゆで汁などを溜めておいたり、食器を軽く水で洗ったときの水受けにしたりして、もう1つは食器を炊事場までまとめて運ぶのに使いました。何度も炊事場を往復せずに済みます。

<焚火>
□焚火台 □焚火シート □ライター □ファイヤースターター □火吹き棒 □着火剤 □薪

卓上の焚火台を持って行ったのですが、時間がなくてできませんでした。ガス缶も重いし、実は固形燃料も手元にあるので、今後は焚火台+固形燃料(+時間があれば焚火)みたいにするかもしれません。

<入浴・シャワー>
□パジャマ(子ども用) □塗り薬 □マイクロファイバータオル □歯ブラシ □風呂用めがね □ドライシャンプー

Aigan Forゆ
度数+2.00から-8.00までカバーされているお風呂用めがねです(-7.00と-8.00はオンラインショップ限定)。乱視が強い人には合わないかもしれませんが、旅先のお風呂がこれでぐっと楽しめるようになるアイテムで、存在を知ったときには狂喜乱舞しました。今回はシンプルなシャワールームだったので出番はありませんでしたが。
・全身に使えるオーガニックドライシャンプー AN

キャンプ場のシャワーの時間が21時までだったので、もし間に合わなければドライシャンプーと清拭で済ますつもりでした。このシャンプーは匂いが穏やか~ほとんどなく、エタノール含有ですがスースーする感じがあまり強くないので気に入っています。今回は時間に間に合ったので、かなり贅沢使いになりますがシャンプー、ボディーシャンプー代わりに使いました。

<自転車装備>
□自転車用メガネ □フロントライト □リアライト(トレーラー用) □ボトル750ml×2 (水汲み用も兼ねて) □補給食 □輪行袋 □スマホホルダー □ワイヤーロック □ブレーキ用ゴム

 
ハンドル周りはこのようになりました。左からボトル入れ、輪行袋(オーストリッチ ぷち輪(楽天)、トピーク フュエル タンク Mサイズ(楽天)。上部はCATEYE Volt800とBone シリコン製 スマホホルダー。これにLALALA Companyのブロンプトン ツーリングバッグ(総重量10kg弱)が加わります。
次回は“移動編”です。 [Brompton_trailer]

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