遥かなる大台ヶ原 300km

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前回の200kmのブルベはエンジンの準備不足でDNFとなり、悔しい思いをしました。
それまでは獲得標高を見てできるだけ完走できそうなコースを選んでいたので、今後は少しずつ攻めていこうと、ルートラボの計算上4000m/300kmとなるこのブルベを選びました(実際のサイコンの記録では3300m)。
□事前準備
・エンジン
前回と違って幸い乗る時間に恵まれ、普段から登る練習ができました。といっても週平均1000m程度ですが。
・服と装備
天気予報は雨…。一応後半だけのようで、雨具にするかウィンドブレーカーにするか迷っていました。
若干現実逃避気味に和歌山出身の上司に尋ねると、「大台ケ原は1年に400日雨が降る」ということわざを言われ、おとなしくレインウェア上下を持って行くことにしました(^^;
調べてみると「弁当忘れても雨具忘れるな」など、ひどいものでした(50kmほど補給がポイントないので、補給の準備も必要なんですが(°ー°)…)。
ウェアは夏用(半袖インナー・レッグカバー+半袖ジャージ・夏用ビブ)を選び、ダウンヒル用兼小雨用にモンベルのEXライト ウインドバイカー、レインウェアはモンベルのゴアテックス上下を持参することにしました。
スタート時や雨の後は冷えるかもしれないと考え、冷えに弱いところ+ウインドブレーカーで雨が伝ってくる腰にはオイル スポーツバルム イエロー1を塗ることにしました。
・補給食
今までの経験から、ブルベ中はだいたい100kmあたり19.5kcal/体重kgを飲み食いすると分かっていて、今回は登坂が多いのでその1.2倍が必要と見積もりました。
いつもだいたいそのうち1/3を持参して、余計な停車をせずに漕ぎ続けられるように工夫しています。
今回もその作戦で。
□前半、いざ大台ケ原へ
いつものようにネットカフェ泊で、余計な荷物は駅のコインロッカーに入れて受付に向かいました。
雨予報のせいか、えらーく参加人数が少なかったです。
人数が少なくなったとはいえオダックス近畿、人がそれなりにいるのでトレインが自然にいくつかできて、ボッチにならずにちょうどいいトレインに途中までついていくことができました。
100km弱のコンビニPCで登坂前の軽い補給を行い、念のための軽食を買ってバックパックに詰めました。
まず吉野川に沿ってゆっくり登っていきます。
初めての200kmブルべでも見た景色を通り過ぎて、

120kmくらいから坂がきつくなります。
国道169号線から大台ケ原ドライブウェイに入っても、大台ケ原まで約20km…グヘェという気持ちに。
でも今回は時間が掛かっても止まりたくなかった。
ほぼ100mごとに距離の表示があり、それが心が折れる方向ではなく達成感を得られる方向に働いて、長ーい長い登坂を乗り越え
大台ケ原
足付きすることなく到着。
基本的に4%以上、最大12%台くらいだったでしょうか。
□後半、雨
帰りは下り基調なので、ゆっくり昼食休憩。
ここの食事処ではモンベルの会員証があるとコーヒーを安く飲むことができます。コーヒー好きなモンベラーの方は忘れずに。
ダウンヒルはウインドブレーカーを着て。
下り基調― の前に、一旦14%の激坂が出てきてキィーっとなりました(大台ケ原手前でちょっと下って楽した所)。
大台ケ原.jpg
↑クソ坂の代償はコレだ!
30km後半から40km前半に抑えながら下ハンドルを持って下りましたが、一度穴ぼこで左手首が90°外に向いたときが。
上ハンドルだったらさすがに手がすっぽ抜けていたでしょう。ちょっとヒヤッとしました。
川沿いは下り基調ですが以前通ったとき向かい風だったので覚悟をしていたところ、そこまでひどくなくてすみました。
しかし単独で走っていると後ろから追いつかれたので、そのまま後ろにつかせてもらいました。
いつか引く側の人になりたいものですねぇ。
東吉野村役場
東吉野村役場
上で食べ忘れた軽食をバックパックから取り出して食べながら休憩していると、小雨が降ってきました。
ダウンヒルが終わって少し暑くなっていましたが、ウインドブレーカーを着たまま再出発しました。
次のコンビニチェックの手前でしっかりとした雨が降ってきたので結果オーライでした。
ここで雨具に替えるか迷いましたが、雨による寒さを感じなかったのでウインドブレーカーのまま出発。
写真を撮りたい景色もありましたが、雨なので先を急いでパス(´・ω・`)
コース自体は下り基調で快調にガンガン飛ばせました。
そしてコンビニPCに。
きっちり補給できているので買いたいものがなく困りました。
店を出るとやや寒さを感じました。1mmくらいの雨でしたが、着替えるのが面倒で結局ウインドブレーカーのまま。
次も平坦基調、あるいはサイコンの斜度には出ないほどの下り(海に向かっているから)で快調に飛ばせました。
またコンビニチェックがあり、コースにコンビニがあることはとてもありがたいことなのですが、やはり買いたいものがなく困りました(^^;;
ここから街灯が減るところがあり、雨で視界が悪かったので慎重に走りました。
それでも雨で路面抵抗が少なくて、すごく気持ちよく飛ばせました。ヒャッハー!
そしてずぶぬれでゴール。
この頃には雨は2mmほどに強くなっていて、腕部分はウインドブレーカーを水が通り抜けてびしゃびしゃでした。
腰や足にオイルを塗っていたのは正解で、冷えは感じませんでした。この時点では。
が、ゴールの手続き後に外に出たときは、めっっっっっっちゃ寒かった(lll_ ̄)
ホテルを予約していて正解でした。
そこそこ登らなければなりませんが、コースの設定次第で走り終わったときこんなに楽になるものなのか、とちょっと驚いたブルベでした。
細かなアップダウンがほぼなく、路面がよく、前半登ってその位置エネルギーで後半下れる。
コンビニチェックの指定も多く、主催者の温情が感じ取れた気がしました。
持って行く補給食、もっと少なくてよかったな。
コースの読み取り能力も磨いていきたいです。
[場所・和歌山][場所・奈良]

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