雪を求めて大町へ。グラベルロードでプチ雪中キャンプ: 4. 木崎湖キャンプ場

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 暖冬の今季、雪道ライドと雪中キャンプの経験を積むべく、長野県大町市へ行ってきました。キャンプ場には2泊、そのうち1泊目は木崎湖キャンプ場(※2025年1月28日閉場)でした。
前回までの記事はこちら。

雪を求めて大町へ。グラベルロードでプチ雪中キャンプ:
1. 自転車編(TREK CHECKPOINT SL5)
2. ウェア編
3. バッグ・ギア編

Kizakiko_camp
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<目次>
□ 残雪…?
□ ほっこり温泉と質素な夕飯
□ 雪道ライド

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□ 残雪…?
 活動1日目は安曇野でグラベルロードのライドスクールでした。
池田町
安曇野
安曇野・白鳥
白鳥を見ることができました。
夕方にライドを終え、18時までにチェックインすべく20kmほどをビューンと北進します。一応平坦なのですがここは信州。標高が高いからか、何だか息が切れやすいのです。夕方になるとぐっと冷えるのも影響しているでしょうか。
 受付では管理人さんとネコがお出迎え。ネコは2匹いて、この日見たのは引きこもりな性格のほうとのことでした。信濃大町はモンベルのフレンドタウンになっていて、会員証があると特典がある施設が多いです。ここ木崎湖キャンプ場では宿泊料金が10% offになりました。
 暗くなってきたので急いでテントを立てようとしましたが、湖のそばは木があっても風がとても強く、予想以上に手間取りました。風で体感温度が寒くて作業自体もいつもより遅めです。
Kizakiko_camp
右奥の明かりが見えているほうが湖です。セオリー通り、風上をテントの奥にして設営しました。見ての通り、サイトには雪はほぼなく、普通のピンタイプのペグで設営することにしました。ここまで地面が見えているとグランドシートが汚れにくくてよいのですが、残念ながら雪中キャンプにはならず。
 湖を挟んで東側にはJR大糸線が走っています。時々走行音が聞こえて乙なものでした。本数が少なくて狙ってはいなかったので写真には収められませんでした。
 冬季キャンプということで水道は使えないということで、キャンプ場のトイレが使えるかどうか心配だったのですが、場内のを使用することができました。ただ、じょうろの付いたポリタンクに入った水で流すのが結構難しかったです。まず私の力ではポリタンクの水が重い。そして、じょうろの先が揺れて便座が濡れてしまう。最終的に、水が少なめのポリタンク(中が少し凍っている)のほうから、じょうろがない状態で水を流して使いました。手も洗えないので、出てからウェットティッシュで手を拭きました。キャンプ場から南東の方向に、Googleマップ上で750mの所に町営のトイレ・木崎湖公衆トイレがあり、こちらは男女共用の洋式のみ開いていて水洗でしたが、シンクは使用禁止となっていました。
 水の補給ですが、場内の自動販売機にはポケットサイズのエビアンと強炭酸水しかなく、持ち込みが必要です。周辺では、上記の木崎湖公衆トイレや温泉・ゆーぷる木崎湖に自動販売機がありました。コンビニもそう遠くはないです。

□ ほっこり温泉と質素な夕飯
 一段落したところで、夕飯前にゆーぷる木崎湖に行きました。ここもモンベル会員特典で100円引きです。公式ウェブサイトにもクーポンがあります。こじんまりとしているとはいえ、600円で温泉に入れるのはありがたいです。風が強かったからか露天風呂に入っている人は少なく、お湯の出てくるところでゆっくり温まることができました。
 キャンプ場に戻り、夕飯はコンビニで買ったカップラーメンに乾燥野菜を入れて。コーヒーは何だか淹れるのが面倒になって、自動販売機で買いました。キャンプ歴5年になり、洗い物ができないキャンプにもだいぶ慣れました。というか、割り切って手抜きするようになりましたねぇ。
 寝る頃には風も弱まり、雪中キャンプ用に外張にしたアライテントのエアライズの中は十分温かくて寝るのには困りませんでした。

□ 雪道ライド
Kizakiko_camp
 朝はゆっくりめに起きてテントに出ると、スタッフさんが作業をして回っていて、その後ろを昨日見たのとは別のネコがついて行っていました。降雪地域のネコって寒くても外を散歩するのですね。気高く見えました。
 荷物を整理しながら適当な朝食を食べて雪道ライドの準備をしていると、キャンプ場の駐車場にどんどん車が集まって来て、MTBerが登場。中には普通のロードバイクと思しきバイクもありましたが、どうやら雪道を走りに行くようです。管理棟前の駐車場(第1駐車場)は市営の無料駐車場で、ちょうどよいデポ地になっているようです。
 私もテントに荷物を置いてグラベルロードで出発。チェックアウトが12時までなのがうれしい(^-^) (後から確認するとウェブサイトでは18時となっていたようでしたが…) 計画していたのは木崎湖・中綱湖・木崎湖(仁科三湖)に沿って逆8の字に回るコース。
NishinaSanko
グラベルロードで1.90インチのタイヤだと、車道の路肩に残る軟らかいシャーベットは全く問題なく進めます。
 7kmほど進むと趣のある駅が見え、思わず停まりました。ちょうど電車もやって来ました。
Yanaba St.
簗場駅(やなばえき)
ちょうど中綱湖のほとりです。
NakatsunaLake
NakatsunaLake
中綱湖の水面は凍っていました。
 しばらく気持ちよく走っていると、北東部分で曲がるのを行き過ぎて、佐野坂トンネルの手前まで来てしまいました。地図で確認すると、ここを越えると白馬の文字が出てくるようになり、ちょっと感動しました。いつか白馬方面も行ってみたいものです。8の字のてっぺんのほうは通行止めになっていましたが、諦め悪く青木湖の南端から逆回りで行ってみると、
AokiLake
道端にタイヤが刺せる場所がありました。
大町・青木湖
暖冬なので、雪道初心者でも走れる程度の積雪。しかしこの先やっぱり雪が積み上がっていて通行止めでした。
Omachi2.jpg
しかし、犬の散歩や細めのタイヤの自転車の痕跡があり、地元の人のアクティブさに驚きました。
 キャンプ場に戻るともう駐車場は閑散としていました。
Kizakiko_camp
撤収して次のキャンプ場へ向かいます。
(追記: 2025/1/23) 木崎湖キャンプ場は2025年1月28日に閉場されることになりました。経緯はこちら(公式Twitter(X))。以下は、当時の情報として残しておきます。
 以下、木崎湖キャンプ場の情報を、冬季営業(12月~3月)を中心にまとめます。4月~11月の通常期間は、今年4月より料金改定となっています。

<木崎湖キャンプ場>
 ウェブサイト
 ※冬季キャンプ詳細(2023年度)
 X(旧Twitter)
 インスタグラム
 予約: ウェブサイトから
(注) 近隣の「木崎湖POW WOWキャンプ場&アウトドアクラブ」とは別の施設です。
□特徴
・湖畔サイト
・アニメ「おねがい☆ティーチャー」の聖地
□利用期間
・年中無休
・チェックイン
 アーリー 9:00~12:00
 スタンダード 12:00~18:00
・チェックアウト 18:00
□利用料
・スタンダードチェックイン 大人1人1500円
・駐車場無料
□その他
・冬季は水道が使えない。
・トイレは使えるが、水を流すのにコツがいる(記事内参照)。
 750m先(徒歩10分)に町営のトイレ(木崎湖公衆トイレ)がある(記事内参照)。
・モンベル会員特典あり(会員本人のみ・モンベルウェブサイト)
・自動販売機あり
・除雪のスコップ持参推奨
・ごみ持ち帰り
□周辺施設
・木崎湖公衆トイレ…750m
・温泉 ゆ~ぷる木崎湖(ウェブサイト)…850m
 モンベル会員特典あり(モンベルウェブサイト)
・コンビニ ローソン大町木崎湖店…1.1km
・JR信濃木崎駅…1.7km
・コインランドリー…JR北大町駅(4.3km)付近

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