0歳児(赤ちゃん)とキャンプへ🍼 ☆準備編

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 自転車キャンプ歴6年、自転車親子キャンプ歴4年となった今年、新しく加わったメンバー(0歳)と徒歩キャンプ1泊、自転車キャンプ1泊をしてきました。長男は1歳でのキャンプデビューでしたが、親子キャンプの勝手が分かった2人目は、3ヶ月のときに徒歩キャンプでデビューしました。赤ちゃんキャンプを考えている人への参考になればと思い、準備・対策・注意点などをまとめてみました。なお、我が家は夫がアウトドア派でない上に多忙なため、母+子2人のキャンプです。

(注: 奥の自転車は私のではありません)
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<目次>
□ 場所選び
 ◇ お湯!
 ◇ 気温
 ◇ おむつ
 ◇ おすすめウェブサイト
□ 赤ちゃんとキャンプ、すなわち災害への備え
 ◇ おむつ
 ◇ ミルク
 ◇ 洗剤
 ◇ 離乳食
□ お風呂・温泉

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□ 場所選び
◇お湯!
 赤ちゃんとのキャンプは、家でやっているお世話全般+アウトドア活動となり、動線やら物品不足やらぶっちゃけ普段より大変。でもその非日常感が好きだからキャンプに行くのです。設備がある程度充実した所を選ぶとして、特に重視したほうがよいと思ったのは、お湯の入手性でした。我が家は母乳でなくてミルク育児だったのですが、哺乳瓶の消毒は少なくとも離乳食の始まる6ヶ月頃までは必要とされていて、荷物を厳選すると熱湯消毒(煮沸消毒)が一番手っ取り早くなります。そうするとお湯がかなり必要で、ガスと水の消費がびっくりするほど多くなりました。お湯が出る・もらえるキャンプ場や、電子レンジがある施設だとかなり助かります。私たちが利用したキャンプ場ではお湯を入手することはできませんでしたが、日中に行ったアミューズメントパークではお湯の給湯器がありました。炊事で沸かしたお湯は、モンベルのアルパインサーモボトル(0.9L・#1134169)に入れておくと半日くらいは高温で使うことができます。

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◇気温
 夏は…昨今の夏場は、避暑地でないと赤ちゃんとの屋外キャンプは厳しいんじゃないかと思います。せいぜい6月までor9月以降にして、日陰のある場所、あるいは日陰を作る工夫は必須です。長男2歳のときの暑さ対策の記事を参考に貼っておきます。

これは3年前の7月のキャンプの話なのですが、今年は比べものにならないくらい暑かったですね。
 一方で冬は荷物が増えますが、氷点下でなければ防寒対策はしやすいです。火傷に注意が必要ですが、暖房器具の貸し出しのあるキャンプ場は結構あります。私たちはコタツを借りました。赤ちゃんには熱すぎるので入れられませんが、温まった親の隣で熟睡していました。星を見ながら寝るのは新鮮でした。
 赤ちゃんの防寒着は、モンベルのリバーシブル ベビーシェルブランケット‘(サイズ50-70・#1106164)が超便利です。お出掛けからお布団代わりとして寝るときまで着たままで過ごせます。スナップボタンで開閉がしやすく、熱がこもり過ぎになるのも防げます。

うちの子は小柄で外出中に着せるには大きすぎたので、西松屋の薄手のフリースのカバーオールを着せて抱っこして、モンベルのポケッタブル ベビーキャリア レインカバー(#1124820)を防寒で抱っこ紐に取り付けていました。モンベル様様です。

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 マットを使う場合は少し注意が必要です。自転車キャンプでは省スペースのため軽量のエアーマットを使うことが多いのですが、15ヶ月以下の子どもには窒息のリスクがあるため使用禁止です。

私たちはニーモ(Nemo)のスイッチバック ショート(長さ130cm)を使っています(今は183cmのレギュラーサイズしかないかも)。

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テント内の底にはSOL ヘビーデューティ エマージェンシーブランケットを敷いています。分厚く大きいアルミブランケットですが、体熱の反射で寒さが緩和されるのと、テント内で食べこぼしをしたときに拭き掃除が楽で、重宝しています。

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◇おむつ
 おむつは多めに持って行かないと、出先でパックを買って持ち帰る羽目になります。使い慣れた製品が売ってないことも。例えば2泊3日であれば、少なくとも3.5日分は持って行くようにしています。おむつが買えそうな場所はチェックしておいたほうがいいです。ドラッグストアのほか、アミューズメントパークでも買えることがあります。
 おむつゴミは経験上、ゴミを回収してくれるキャンプ場であれば、”燃えるゴミに入れて捨ててください”と言われます。一方で、ベビーベッドがあるお風呂でおむつのゴミ箱が備え付けられているのは8割くらいで、意外にも100%ではないんです。トイレはおむつ替え台があっても、捨てられたらラッキーくらいの確率です。イオンタウン、イオンモールのトイレは確実に捨てられるので、道中の買い物・休憩場所に設定するとよいです。ドラッグストアも店舗の規模に関係なくゴミ箱があることが多く、買い物場所の候補にしてもよいかもしれません。使用済みおむつを入れる袋は、おむつが臭わない袋が定番ですが、私は出し入れが面倒なので、モンベルのO.D.ガベッジバッグ 4L(#1150110・8L(#1150113))をカバンに外付けしています。


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◇おすすめウェブサイト
 ここまでは自分の経験ですが、さらにイメージをつかむためにいくつか子育ての先輩方のサイトやブログを参考にしました。特に参考になったサイトを紹介します。

リスッコ・ファミリーキャンプ場は、避暑地として有名な千葉県勝浦市にあるこども連れファミリー専用のキャンプ場だそうです。大阪からは遠いですが、いつか行ってみたいです。

□ 赤ちゃんとキャンプ、すなわち災害への備え
◇おむつ
 前項でおむつの話をしましたが、”もし予想より早くなくなったらどうしようか?”と思ったときに、検索で辿り着いたのが紹介したリスッコ・ファミリーキャンプ場記事でした。災害時、ビニール袋とタオルでおむつを自作することができると知りました。
diaper.jpg
朝日新聞: 「オムツがない」 災害時に乳幼児と避難、ポリ袋・タオル…代用方法 より引用 (2024年1月13日)
…まあキャンプにそんなに潤沢にタオルを持って来ているわけはないんですが…。
 上図を引用した朝日新聞の記事には他にも災害時の対策が書かれていて、赤ちゃんとのキャンプでアクシデントで何か足りなくなった場合を想定するのに役立つので一読の価値があります。

◇ミルク
 普段の外出では液体ミルクを使っていますが、キャンプでは残りのミルクを保存できませんし、パックだとかさと重量の問題があるので粉ミルクにします。粉ミルクの小分けグッズもありますが、カネソンの哺乳びん用使い捨てインナーバッグを使うと、哺乳瓶の消毒頻度を減らせます。

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公式ページを読むと簡単そうに見えるのですが、実際にはコツがいります。災害時に初めて使うことになったら多分ストレスだろうなと思います。赤ちゃんキャンプを通じて、災害時には赤ちゃんのサポートに回りたいなと思うようになりました(機会がないに越したことはありませんが)。
 粉ミルクを小分けにする場合は、インナーバッグを哺乳瓶にセットして計量して口を結びます。長い袋なので、直接粉ミルクを入れるのは難しいです。また、最初は試しに口をセロハンテープで留めたのですが、使うときにうまく剥がせず、テープが残ったまま調乳したら熱で哺乳瓶内にテープが貼り付き、面倒くさいことになりました。粉ミルクの持ち運びにはカネソンであれば粉ミルクかんたんバッグという製品があり、インナーバッグは本来小分けには向いていません。
kaneson.jpg
写真は目盛りのない旧製品
静電気でインナーバッグが広がりにくく、哺乳瓶にうまくセットするのは難しいです。粉ミルクの計量の際は、一旦計量スプーンなどで袋を広げる必要があります。広がり不足でミルクを入れてお湯を注ぐと溢れます。粉ミルクをだまができないように溶かすのはかなり難しく、プロテインシェイカー並みのフリフリが必要でめっちゃ泡立ちます。冷水を入れると少し落ち着きますが。また、飲み残しがあった場合、飲んだ量がよく分からないのが几帳面な人にはストレスだと思います。哺乳瓶本体の消毒は省略できても、キャップと乳首の消毒は必要です。
 長々と不満を並べましたが、赤ちゃんキャンプには絶対欲しいアイテムです。私が使ったインナーバッグは旧製品で目盛りがなかったため、折り畳みの簡易計量カップを使いました。目盛りだけでなく、折り畳みの線も量のめやすになりました。
seatosummit_cup.jpg

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私の使っているのは旧製品ですが、新製品は丈夫になってやや大きくなり重くなってはいますが、使い勝手は改善されていて目盛りもあります。あると何かと便利なのでおすすめしておきます。

◇洗剤
 キャンプでは食器を洗わず、拭き取りだけで済ます人も多いのではないでしょうか。哺乳瓶はそうもいきませんが、専用ブラシはかさばるのでダイソーの洗剤付き食器洗いシートを購入しました。
ダイソー LUMICA ミラクルキッチンワイプス
洗剤付きシート

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水でも簡単に泡立ち、手が軽く荒れるくらいの洗浄力はあります。上記のインナーバッグ作戦がうまくいったため、哺乳瓶本体を洗う機会はなかったのですが、割り箸でつまんで擦るつもりにしていました。

◇離乳食
 7ヶ月以降になると市販のベビーフードが充実していて使いやすいですが、5~6ヶ月の初期では少し考えなければなりません。5ヶ月で”味見”くらいの段階であれば、キャンプの間だけミルクのみにするのが楽です。離乳食にある程度慣れたけれど量はそれほど食べられない、という時期は、お湯で戻すタイプで乗り切りました。個包装になっている物を選ぶのが1つの方法。あとは、1回分ずつ小分けにして持って行くことにしました。アイラップのおにぎりぽっけが便利だったので紹介しておきます。

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これはお湯で戻す米粥ですが、1回分を入れて縛って持ち運びして、食べるときは乳幼児用弁当箱に広げてお湯を注ぎます。弁当箱本体は汚れないので大変便利でした。裏面を見ると耐冷温度-30℃の記載がありますが、耐熱温度は記載ありません。電子レンジの使用は可能なので、「ボトルに入れたお湯を少し注いでかき混ぜる」程度の温度であれば大丈夫でしょう。

□ お風呂・温泉
 お風呂・温泉は、「おむつが取れていない子どもは不可」という記載がない限りは、だいたい赤ちゃんも入ることができます。料金設定に乳幼児が含まれていれば、少なくとも女湯はベビーベッド・ベビーチェア設置率も高いです。我が家は2ヶ月になってから近場の温泉に行って、連れて入る練習をしました。あると便利なグッズが2つあります。1つ目は、エバニュー(EVERNEW)の深山座布団

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ベビーベッドやベビーチェアがないお風呂でも、これに寝かせて着替えたり体を洗ってやったりできるので、なかったらどうしようと心配しなくても連れて行けるので便利です。赤ちゃんはおむつを外すと粗相しがちですからね、こういう物を敷くことでベビーベッドやタオルを直接汚さず済むので、気持ちの上でも楽になります。逆に、共有のベビーベッドは前の子が粗相してまだ新しくなっていない可能性も…その上に直接寝なくて済むという利点もありますね。デメリットを挙げるとすると、39cm×31cmというサイズは、小柄な子でも3ヶ月頃には狭いことです。もう少し大きいものがあるといいのですがああり候補はなく、はみ出す頭やお尻はタオルでクッションを補ってやるのが現実的でしょう。また、凸凹のマットには水が溜まりやすく、特に表側は拭いたくらいではドライになりません。しまう前にタオルを載せて上から踏むと比較的水が取れやすいです。
 2つ目は着られる吸水タオル。

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子供のお着替え用タオルポンチョですが、フード付きで赤ちゃんにはおくるみタオルとして使えます。重量は実測240g。色落ちするので洗ってから使用します。タオルは大は小を兼ねます。赤ちゃんを包むようにしてさっと拭き上げたら、自分の体も一緒に拭いてしまいます。レンタルタオルにすれば楽ですが、自転車や公共交通機関でよく温泉に行く、キャンプでコインランドリーを利用するなら、安くつくかなと思っています。
 ところで、赤ちゃんとお風呂・温泉に行ってくつろげるかというと、まあ正直気持ちだけ、です(笑) お座りが安定してくるまでは抱っこで入浴、のぼせないように半身浴でと気を遣い、体を十分伸ばすのは難しいです。ただマットがあると、湯が熱いときなどはマットに寝かせておいて、自分だけ浸かるということもできました。あと、赤ちゃん連れだと老婆がよく釣れます(笑) 男湯のほうは分かりませんが、赤ちゃんの活力を分けてもらいに寄って来て話し掛けられるので、気が休まらないときもあるかもしれません。
 徒歩キャンプのレポートは省略しますが、次回は親1人・子2人の自転車キャンプについてレポートします。

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