BROMPTON LOVERS MEETING & ブロンプトン+チャイルドトレーラーキャンプ (前編): 多々羅キャンプ場@愛媛県今治市

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 ブロンプトンオーナーなら聞いたことのある人も多いんじゃないでしょうか、BROMPTON LOVERS MEETING (BLM)。LOROサイクルワークスとBROMPTON JUNCTION KOBE主催の、しまなみ海道・今治市の伯方島(はかたじま)に集合しようというイベントです。10回目の今年は5月19日(日)に開催されました。私がイベントの存在を知ったのは数年前で、かつ例年はブルベで走り回っている時期なので今回が初参加であまり詳しくはありませんが、記録に残すことにしました。前編では、前泊で大三島の多々羅キャンプ場に宿泊するまでをレポートしようと思います。
 今年参加した理由は、ベビーシッターの都合がつかなくてブルベの予定がなかったから。そして、旧車を譲った知人がもしかしたら参加できるかもしれない、という話だったので(結局は参加できませんでしたが)。必然的に、チャイルドトレーラーで子連れでの参加となりました。サイクリストの聖地記念碑
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<目次>
□ 大阪~尾道
□ チャイルドトレーラーで行くしまなみ海道
□ サイクリストの聖地

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□ 大阪~尾道
 ミーティングは日曜なので、土曜日にどこかキャンプ場で1泊することにしました。シャワーやお風呂がある所がよいなと思っていて、手頃な値段で空いていたのが愛媛県今治市の大三島にある多々羅キャンプ場でした。最終目的地、道の駅 伯方S・Cパークまで9km程度なので、前泊地としては最適でした。
 大阪から尾道までは新幹線を使えば速いのですが、新幹線にチャイルドトレーラーを乗せるには折り畳みが必要で、直近で経験していてちょっと懲りていました。詳細は下記記事をご覧ください。

そこで、金曜日に姫路駅付近に泊まり、翌日にチャイルドトレーラーを畳まなくても乗れる在来線で尾道駅に出る計画を立てました。
 姫路駅周辺でキャンプできる場所がないわけではないのですが、朝の移動が忙しそうなので前々泊はホテルにしました。

JRクレメントイン姫路
2022年11月30日開業。JR姫路駅東口から徒歩2分。ビジネス・観光・長期滞在に最適です。

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楽天トラベルから予約しましたが、クチコミを見ると新幹線が見える部屋もあるようだったのでメールで問い合わせてみると、建物の角度的にいわゆる目前に見えるトレインビューといえるほどの部屋はないけれども、見やすい部屋は用意していただけました(^-^)v これで子どもの機嫌が取れる! 実際には仕事が長引いて到着が遅くなったので夜は暗くて新幹線の種類までは判別できず、朝はまぶしすぎて子どもが窓の外を見ようとしない、というオチでしたが、新幹線を子守に使えるという安心感はありました。
 姫路から尾道まで1本で行ける電車に乗りました。
クハ115-1207
クハ115-1207
クハ115-1207という見るからに古い電車でした。およそ3時間掛けて尾道に着きました。
EF210-4.
貨物電気機関車EF210-4
保線作業車09-16
保線作業車09-16/CST Dynamic レールテックMMT-7020
いろいろな鉄道や車両が見えた駅でした。私はさっぱり興味がないのですが、子どもに聞かれたら多少は会話ができるようにと、最近写真を撮ることが増えました。

□ チャイルドトレーラーで行くしまなみ海道
 翌日の帰宅時間は慌ただしくなりそうだったので、もう最初に尾道駅の土産店で買い物をしておきました。
尾道駅
ここから多田羅キャンプ場に自走します。しまなみ海道は何回かトレーラーなしでは走ったことがあります。案内表示もあるし、サイコンのナビゲーション用ルートまでは準備せず。Googleマップで検索したら自転車ルートは対応していなかったので、徒歩ルートで検索。距離は32kmと大したことなく、お気軽サイクリングモードです。
尾道-多々羅
 向島(むかいしま)に渡るループと橋は交通量が多くて勾配がきつめなのでちょっとストレスではありましたが、自転車が通ることをドライバーが想定して配慮してくれているので、チャイルドトレーラー付きのノロノロ走行でも許容範囲でした。しばらく進んだ後、Googleマップの徒歩ルートに従って進んでいくと、車通りがほとんどなくなりました。徒歩ルートは島を突っ切るので内陸で距離が短いのですが、
向島
ここはどこだ?(笑) のんびりしまなみサイクリングの予定が、何で峠を越えているんだ…。
向島
通常ルート(赤点線)を通ってないからに他ならないのですが。
幸谷峠(こうやとうげ: Googleマップ)を越え、ショートカットで集落を地元の人に笑顔で驚かながら通り抜け、やっと再び海が見える場所へ。
向島
向島
 因島大橋を渡って、広島出身の知人おすすめのはっさく屋(Googleマップ)へ。”行けたら行こう”という程度で予習していなかったので、こんな所(そこそこの登坂の先)にあるのか、と登りながら思いました。サイクリストに大人気で、スポーツバイク、レンタル電動自転車などいろいろな自転車が停まっていました。
はっさく屋
飲むゼリーとはっさく大福を買いました。水やインスタントコーヒーをいただけるし、トイレも使えるしでありがたかったです。
 残りは期待通りのお気楽サイクリングモード。橋の始まりはちょっと登りますが、急いでないので無理のないペースで行きます。子どもは寝ていましたが、私がこっそり自販機休憩をしているときに目が覚めて、”あれ(がっつりカフェイン入りで子供には不可のコーヒー)を買ってくれ”とか”私(母)が飲んでいる物を分けてもらうのは嫌だ”とかいうことを訴えてきて、予想外の長い休憩(喧嘩ともいう)になりました。走行自体はお気楽なんですけどねー。
因島_生口橋手前
生口橋
翌日のイベントとは関係なさそうな外国人のブロンプトン乗りが多かったですね。ストップ&ゴーしやすく、観光には使いやすいのでしょうか。
生口橋

□ サイクリストの聖地
 多々羅大橋を渡ると、ぐるぐる道の途中からキャンプ場のほうに行けるのですが、というか行ってしまったのですが、余計に登坂するだけで受付場所は別ですので、素直にまず大通り(県道325号線)に出て、道の駅 多々羅しまなみ公園に向かいましょう。特産品センターの中の売店で受け付け、PayPayは使えず現金のみです。
 子どもと海を見ながらおやつ休憩をして、サイクリストの聖地記念碑に向かいます。
サイクリストの聖地記念碑
これを撮る前に、前のサイクリストに写真撮影をお願いされました。頑丈な洗濯バサミでリュックに留められたゴミ袋に満杯のゴミ、かっこいいスペシャのバイクに特徴的なホイール、しまなみのスイーパーことしげさん(Twitter(X))でした。広島のサイクリストが時々投稿をリツイートしていたので活動は存じ上げていましたが、頑丈な洗濯バサミだなぁと見入ってしまいました。袋も丈夫なのを使わないといけないらしく、残念ながらゴミの多さが伺えますね。
 受付で案内された通り、大通り(国道317号線)で北西のファミリーマートに向かってからキャンプ場入りすることにしました。コンビニの外には東屋があり、休憩スポットになっていました。コンビニ裏は砂浜で、海を見るのが珍しい子どもにとっては恰好の遊び場でした。


右手の四角い建物がコンビニです。
クサフジ
クサフジの仲間。

キャンプ場方面を眺めて。
 適当なところで切り上げてキャンプ場へ。
多々羅キャンプ場マップ
基本的にオートサイトではないのですが、国際交流広場は車の近くにテントを張ることができます。車が来やすい所を避けたくて、少し登って、管理棟隣の段々サイトを選びました。同志の考えることは皆同じのようで、お二方ほど自転車キャンパーがおられました。海の眺望は第二キャンプ場の上辺りがよさそうでしたが、確かめる時間はありませんでした。
多々羅キャンプ場
多々羅キャンプ場
設営完了。
多々羅キャンプ場料金表
シャワーがあるからと選んだキャンプ場でしたが、シャワーが使えるのは7月からとのこと…。受付で勧められた通り、多々羅しまなみドームの温泉に自転車で向かいます。建物自体は遠くから見えるのですが、徒歩だとやや遠く感じる1kmの距離です。塩分の濃い温泉で、小さな傷にお湯が沁みてちょっと痛かったです。外に出て戻る準備をしていると、徒歩ですがサイクリストっぽい風貌の人に話し掛けられました。案の定サイクリストで、同じくBrompton Lovers Meetingに参加されるとのことでした。宿泊位置としてはやはり定番なんでしょうね。
 戻る途中にコインランドリーがあるので、洗濯物をセットして、まだ外が明るいので子どもの遊びに付き合います。


中央のドーム型の建物が、温泉に入った多々羅しまなみドームです。

コマツヨイグサ
写真は翌朝に撮影したものですが、日中に見たときには咲いていなかった黄色い花を見つけました。マツヨイグサかなと思って調べるとそうらしく、朝に見ると花が赤くしぼんでいたのでコマツヨイグサでしょう。マツヨイグサは初めて見たので感動しましたが、在来種と競合して生態系を崩すことから、要注意外来生物に指定されているそうです。
 洗濯が終わったので、サイトに戻って夕飯にします。
多々羅キャンプ場
ライトが点いているのが自転車道です。ここを通って来たんですね。
 朝、子どもが起きる前に少し散策し、邪魔される前にある程度食事の準備を済ませてしまいます。
朝食
子どもの離乳食で乾燥野菜を使ってみたのが切っ掛けで、キャンプのときにお湯で戻すタイプの保存食に乾燥野菜を入れて線維不足を補うようになりました。

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早朝の気温は13℃くらいで、寒がりの子どもはテントから出て来てくれず、テント内で食べました。
多々羅キャンプ場
ソメイヨシノの実がなっていたのでついでに味見しましたが、熟していても渋めであまりおいしくありませんでした。春はお花見キャンプもできそうですね。
 BROMPTON LOVERS MEETINGの受付は10~11時。コンビニで買い物するため、余裕をもって9:30に出発します。
 後編に続きます。

最後に、キャンプ場情報をまとめます。

<多田羅キャンプ場>
ウェブサイト
予約: ウェブサイト
□特徴
・海が見える
・周辺施設が比較的充実
□利用期間
・通年
・チェックイン 12:00~17:00
・チェックアウト 11:00
□利用料
・基本使用料 中学生以上 310円、小学生 160円
・持ち込みテントまたはタープ 1張り1050円
□その他
・コテージ(バンガロー)あり
・ごみ持ち帰り
□周辺施設
・道の駅 多々羅しまなみ公園(受付)…650m
・ファミリーマート 多々羅大橋前店…250m
・コインランドリー『NAMERA_WASH』…350m
・温泉 多々羅しまなみドーム…約1km

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