あと200km一本完走したら今年もSR獲得、SR取ったら気楽にぷらぷらブルベするんだ―(フラグ)
と、初めてDNFとなったBRM321近畿200km 神戸(Granfondo Stage.1)の記録です。
記憶の上書き~晴れの福岡300~で300kmを完走して、本当は近江八幡発200kmもしくは同じくBRM321神戸200のMt.ROKKOのほうを候補にしていましたが、気づいたらどちらもエントリー人数が上限に達していました。
Mt.ROKKOのほうはかなり前向きに検討していたので、予定がぽっかり空いてしまう(°Д°)
しかし200kmで累積標高4700mは今の自分には厳しいだろう。
しかし予定が― のループで、結局エントリーしたのでした。
□事前準備
・エンジン
約1ヶ月で体重をできるだけ絞ること、心肺のトレーニングを重視してローラー練習をすること、六甲山を試走することを計画。
しかし暦は年度末。実際には、前半2週間で1kg減らしたが後半2週間で元通り、前半は練習できたが後半は日課のストレッチすら微妙なほど仕事で疲労困憊、試走に行けるはずもなく、完全に間に合いませんでした。
・行程表
最近やっていたやり方で、登り○km/h、下り△km/hと計算していくとゴールに数時間間に合わないことに(^^;
…そもそもこの数字設定がかなり不正確で、これを正確にしていくことが今後1000km以上やSR600(山岳の600kmブルベ)に向けての課題であります…。宿を決められないんですよね。
下りだヒャッホーイと30km/hで控えめに見積もっていたはずの区間が枝葉だらけで20km/h台前半しか出せなかったり、平地だワーイと25km/hで見積もったところが向かい風で20km/h切ったりと。
経験だけでなく、地形や情報収集で本来もっと予習すべきところなんだと思います。
結局、私は「答え合わせ」の方法を取りました。
このコースのもとは2018年にもBRM321神戸200kmとして開催されており、完走者のタイムを見て、各チェックポイントで一番遅く通過した人の時間をもとにして時刻を割り振りました。
これは振り返ってみてもわりと正確でした。
・車体
2018年のBRM321神戸200kmは雨がひどく悪天候だったようで、参加者のブログやツイッターを見ると、「ブレーキパッドがやばい」というのがあちこちで見つかりました。
今回も1週間前の予報で雨天になりそうと判明。
私のブレーキパッドは通常走行なら問題ない状態でしたが、リアは少し減りが気になったので、念のためにショップで交換してもらいました。
SHIMANOの在庫がなくてSWISS STOP(スイスストップ) FLASH PRO BXPという高いのになったのですが、これはコントロールが効きやすくてSHIMANOの感触よりよかったです。
もうひとつ、このコースには林道っぽい枝葉まみれの道があることが分かっていました。
今年最初のブルベでサイドカットパンクしたタイヤをそのまま使っていましたが、これを機にPanaracerのGRAVELKINGの23Cに交換しました。
慣れるまでは漕ぎ出しが重い感じがしますが、路面が悪くても手に振動が来にくいので普段使いでも恩恵があります。
あとは、GPSサイコンを2台体制にして、片方をルート表示専用、もう1つを勾配・速度・ケイデンス・パワー・心拍モニター用にしました。
これは自分に合ったケイデンス・心拍で無理しすぎないペースに抑えるのにはよかったのですが、後半で心を折る一因にもなりました。
・服と装備
ウェアは春装備(長袖インナー・レッグウォーマー+半袖ジャージ+長袖薄手ジャージ・春夏用ビブ)、雨は序盤だけのようだったのでモンベルのEXライト ウインドバイカーを雨具を兼ねて選択。
薄くて55g程度と非常に軽くて 通称ゴミ袋というらしいですが 雨をある程度はじくすぐれモノです。
登坂中心なので基本暑くなるとは思いつつ、朝や雨の後は冷えるかもしれないと考え、冷えに弱いところにはスポーツバルム イエロー1を塗ることにしました。
荷物はできるだけ減らすことにし、バックパックとしてASSOS/アソス スパイダーバッグに、最低限DNFできるだけのものを入れました。
ちなみにこのバッグ、荷物が多くなりがちな人、小柄な人にはフィットしないので使う人を選びます。基本バックパックを使わない人向けですね。
パンクなどトラブルが起きたら時間的にDNF確定すると思い、チューブは1本のみにして、重いチェーンカッターなども置いていきました。
□前半
最近はネットカフェ泊が多いのですが、今回は始発で輪行にしました。
小雨が降る中、モンベルのウィンドブレーカーを着て出発。参加者のほとんどは登坂が得意な人なのでどんどん抜かされます。
雨はウィンドブレーカーの背面を伝って、ビブの上から腰を濡らして冷たい(^^;; ここにもオイルを塗っておくべきだったか(^^;
練習の甲斐は多少あって、自分としては限界だった勾配15%台の坂が何度も出てきてもくじけずに登っていけたし、足が攣りそうになってもマッサージしたり漕ぎ方を変えたりして進めたのは収穫でした(^^)
しかし、そのうちに10%くらいが続くと蛇行するように(´Д`)
それでも前半は、新調したブレーキパッドのおかげで濡れた路面の下りでもヒャッハーでき、なんとか予定通りのペースで進めました。
□後半、DNF
後半序盤、るり渓ゴルフクラブまで天引ゴルフ場線(あまびき)という林道っぽい枝葉だらけの市道が待ち受けていました。
グラベルキングのおかげで枝葉は苦にならなかったのですが、小石を踏むとハンドルの動きが読めません。
できるだけ石を避けて登っていくわけですが、ガードレールもなくて心理的なプレッシャーも…。
GPSサイコンは時々「ピッ」と鳴って勾配の表示が消え、表示されたらされたで体感より低い値…。
そんなこんなで集中力を使い果たしてしまい、無念の足付き。
ブルベのときは走ることに集中しながらも「チッチャイことは気にするな、それwktk wktk!」のノリで漕ぐようにしていましたが、このときはすっかり忘れていました。考え過ぎるとダメですね。
一度足付きしてしまうと、小休止しても漕いだ方が速いと頭では分かっていても歩いてしまったり、何度も止まってしまったり、途端に進まなくなりました。
るり渓ゴルフクラブには予定より20分遅れで到着。
ここからしばらく下りで稼げると思いきや、木の実が落ちていて減速必至(T_T)
一度切れた集中力は戻らず、その後のアップダウンで徐々に体力を削られて速度がだんだん遅くなり、心拍数が上がらなくなり、10%未満でも蛇行するようになり(ただし今思えば正確に表示されていなかった)、大野山(おおやさん)に登る前にDNFしようと決めました。
実は3日後にわかやまサイクリングフェスタを控えており、無理はしないでおこうという気持ちもありました。
大野山は一度景色を見てみたいと思っていたちょっとした憧れの場所だったので、とりあえず登ることにしました。
足付きしたり歩いたりしながら、調子よければ登れたかもなーとタラレバ振り返りながら猪名川天文台に着くと、

何も見えんやんけ(^^;
DNF連絡を入れ、自走で家まで帰りました。
この日に配られた黄色いブルベカードは家にあり、なにかと目に入って悔しさを思い起こさせます(´Д`)
登坂力は少しずつ向上してはいます。
来年またGranfondoシリーズがあるなら、出て完走したいものです。
[場所・兵庫][場所・京都][場所・大阪]
DNF@BRM321神戸200 GF
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