WAKAYAMA800: 自転車キャンプツーリング1日目(紀北・紀中一部)

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 和歌山にはWAKAYAMA800というモバイルスタンプラリーがあり、60個ものポイント(うち5ヶ所は期間限定)があります。去年は全くこなせなかったのですが、今年度はコンプリートを目指しています。
 またキャンプをしたい欲求もあり、両方の目的を果たそうと考えて宿泊場所にキャンプ場を組み込んでキャンプツーリング風にすることにしました。前泊は仕事終わりに行き慣れた海南市でホテル泊、1泊目はルート内のキャンプ場、2泊目は輪行で大阪に戻って府内のキャンプ場に泊まる計画を立てました。
□準備
・ルート作成

 以前いくつかWAKAYAMA800のポイントを回ったときは、場所をGoogleマップで検索しながら走ったのですが、公式ホームページから地名をコピーできなかったり、案内される所とQRコードの位置が離れていたりと出先では手間が掛かり、事前準備の必要性を感じました。というわけで、まずWAKAYAMA800の全ポイントをGoogleマイマップに登録しました。
 2019WAKAYAMA800 ~2nd season~
これをKMZ形式でダウンロードして、ツーリング用のルートのマイマップにインポートしました(公式でこういうのがあると便利なんですけどね…)。ルートは車用で作り、自動車専用道がないかチェックし、台風の影響で通行止めがないかどうかを和歌山県道路情報で調べました。
 ルートができたらKML形式でダウンロードして、KMLからGPXに変換できるサイトでGPX形式のファイルを準備してGPSサイコンにセットしました。またルートラボにインポートしてルートのプロファイルをチェック。132kmで累積標高2984mとなりました。

・荷物
 夏のツーリングでは寝袋不要でウェアも薄手で済みますが、今回は最低気温を8℃と想定、シュラフは必須でした。できるだけ軽量で済ませたかったので、シングルウォールのテントで若干結露が心配でしたが、今回はシュラフカバーはなし。防寒着は春・秋用の薄手ジャケットのみ、走り終わったらファイントラックのL1レイヤーを着ることにしました。
 今回はポイントを巡ることで自動的に補給・休憩ができそうだったので、走行中の補給食は少なめに。その一方で、1日目のルートは山が多く、キャンプ中の食事のための食料を途中で購入するのは難しいと思われたので、食料は2泊4食分持って行くことにしました。
 こうしてサドルバッグは3.1kg、リュックサックは4.4kgとなりました。
□WAKAYAMA800・1日目
 朝5時台、まだ暗いうちに海南を出発。荷物を控えめにしたせいかリュックの上部がスカスカでいまいち安定がよくなく、出だしから立ち漕ぎで左右に振られる感触がありました。…嫌な予感。
 国道42号線はトンネル多め、この時間でも大型車が多めでサイクリングにはあまり適してはいません。推奨ルートは他にありそうでしたが、さっさと通り過ぎることにしました。有田(ありだ)に出て、この日最初の登りを経てレストラン「テスティモーネ アリダ」へ。


有田=みかん=激坂(+いい景色)というイメージがすっかり定着しました。
 ここから方向がよく分からなくなり、元の道に戻ってしまうというミス(^_^; 有田みかん海道という素敵な名前の道があったのですが、体験できませんでした(苦笑) しばらくは海岸沿いに出て海を眺めながら気持ちよく走り、まだ開店前の「湯浅うまいもん蔵」へ。そして「広川町立ふれあい館」と続きました。


広川町立ふれあい館の売店は開店より少し前でしたが、買い物させてもらえたのでみかんスムージーを補給。


 続いて「有田川町鉄道交流館」。こちらも開館前でしたが、見たことのない車両がお出迎え!


 しばらく進むとこの日一番の山場、生石高原(おいしこうげん)への登りが始まりました。リュックの重さが身に堪える…。4食分も食料を詰め込んだことを後悔しかけました。1ヶ所、対向車線にはみ出さないと登れそうにない斜度があったので押し歩きしましたが、それ以外は無理しなければ耐えられる斜度でした。最後のほうは勾配も落ち着き、岩の上に乗る人が見えて頂上が近いと分かると何だかつらくなくなってくるものでした。


「山の家 おいし」で山岳ポイントを獲って早めの昼ごはん。あまり期待せずに鶏肉うどんとあん入りよもぎ餅を食べましたがおいしかったです。
 ご機嫌な下りで少し楽になり「あらぎの里」に。


あらぎ島(有田川町のホームページ)と呼ばれる棚田の近くです。先を急ぐため寄らずに出発。
 次は伊都郡(いとぐん)かつらぎ町方面にまた登ります。WAKAYAMA800の山岳ポイントは5ヶ所だけですが、それ以外もかなり登らされるのです。キャンプツーリングにしたことを若干後悔しました。「はなぞの温泉 花圃(かほ)の里」の手前は14%台でした。何か軽食があるかなと喫茶目的でレストランに入ると、ちょうどランチのラストオーダーの時間でした。軽食はなかったので親子丼をチョイス (さっき鶏肉うどん食べてたやん)。十分量があり、この後50kmは補給なしで済んだので結果よかったのかもしれません。


 まだまだちょくちょく登らされて海草郡(かいそうぐん)紀美野町の「たまゆらの里」。車がたくさん停まっていてにぎわっていました。


 そしてかつらぎ町の「丹生都比売神社」へ。北側からのルートはわかやまサイクリングフェスタで登ったことがある長いしんどい坂なのですが、今回は南側からだったので問題なく着きました。


鳥居をくぐると鳥居と同じく朱色の自転車ラックがありました。スタンプラリー用のQRコードがなければラックと分からず、掛けてよいか戸惑いました(^_^; 装備で重い自転車を段差で持ち上げて運ぶのは大変ですが、ラックがあるのはとてもありがたいことです。トラブルなく来れたことに感謝して参拝しました。
 神社から北に向かってややきつめの坂を登り終えるとだいたい下り基調。高野下駅近くの赤瀬橋の交差点から東に緩やかに登り、伊都郡九度山町のキャンプ場どーむびれっじに向かいました。余談ですが、和歌山の○○町というのはやたらと広く、普段の町の感覚でいると“どこまで行っても○○町、また○○町”とサイクリストの心を動揺させます。
 去年からブルベを始めたおかげもあり、大きなトラブルなく余力のある状態で初日の行程145.8km、獲得標高2202mのツーリングを終えました(つまり約14kmのミスコース+遠回り…)。
 次回に続きます。
(追記) 続き 「自転車キャンプ: どーむびれっじ@和歌山県伊都郡九度山町
[場所・和歌山]

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