特急ゆふいんの森に乗りたい3歳児、鉄成分がなく旅といえば自転車キャンプしか頭にない母の、ブロンプトン+チャイルドトレーラーの輪行親子旅第四弾。これで〆となります。
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<目次>
□ 由布院観光
□ ゆふいんの森
□ まとめ
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□ 由布院観光
最終日のこの日は、由布院駅からゆふいんの森の乗って帰るだけです。緑矢印④で博多に出て、残りは新幹線で帰阪です。

元図はJR九州路線図より拝借。
自転車で移動することとキャンプ自体が好きな私。移動が旅の目的を兼ねているので、一般的に想像されるような観光に対する欲はちょっと薄いのですが、観光地で食べたりお土産を買ったりするのは好きなので、出発まで駅周辺でお店を回ることにしました。
最初のお目当ての店は、フランスのロングライドの祭典PBPでお馴染みのパリブレストがメニューにあった某カフェ。ですが、皮肉なことに駐輪場がなくて萎えました。この店に限らないことですが、由布院駅周辺は自転車での移動を想定されておらず、駐輪スペースを見かけませんでした。なので、ここで連結を外してチャイルドトレーラーをベビーカーモードにして、ブロンプトンとバッグを積んだ状態で移動しました。

パリブレストは売っておらず、その代わりに親子2人分としても豪華な朝間食となりました。
そしてこの日もチャイルドトレーラーあるあるなのですが、あれをテーブルの横に置いているとカフェに来ていたお客さんに話し掛けられました。前日は大阪人のおっちゃんでしたが、この日は兵庫のモンベルおじさんでした。関西人はやはり出先でも距離感が近いですね。私たちが泊って来たキャンプ場の話をして、トレーラーの写真撮影を快諾してお別れです。
朝のおやつ後は駅近くの土産店へ。子どもがどこででも買える乗り物のおもちゃに近づくのをできる限り阻止しながら、大急ぎで大量の買い物をしました。店の外に出たときに子どもが何やら言っていましたが、時間が限られているので返事もそこそこに、今度は車内で食べるための昼食を買いに移動します。豪華な焼きおにぎりを2人で3個注文。作り立てをいただいたので少々時間が掛かりました。
駅に戻って来ると、子どもが「馬がいない」と不機嫌に。そういえば、駅前に辻馬車の乗り場があったのを思い出しました。私は全く馬を見ていないのですが、子どもが言うからにはさっきは馬がいて、見たいと伝えようとしていたのでしょう。申し訳ないことをしました。
□ ゆふいんの森
ホームに入れる時刻は決まっていて、それまでは並んで待ちます。もちろん全席予約なのですが、早くホームに入って写真を撮りたくてスタンバイしました。

ちなみに、ホームには足湯があり、200円で利用することができます。

キタ━━━━。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚━━━━!

デッキはこういう階段になっているので、待ち時間の間にあらかじめトレーラーは畳んでおきました。
ゆふいんの森では、車内の座席をいくつか荷物置き場のためにつぶしていて、乗務員さんが手際よく積んでいっていました。私の乗った車両は女性の乗務員さんで、結構な数と重量をテキパキとこなしておられました。あの荷物の量を見ると、新幹線の特大荷物スペースって全く足りていないなと改めて思います。
席は運転席の真後ろを予約。乗り子鉄にとっての特等席です。
ゆふいんの森の発車動画(音声なし) pic.twitter.com/rRIxHi8Piy
— 門川彩雷(かどかわあいら) (@ayalalmngl) October 23, 2024

由布院駅を出て最初の停車駅は豊後森駅、前日に寄った豊後森機関庫公園のところです。子どもはしっかりと覚えていて、
「豊後森で降りる!降りるの!💢 おもちゃの電車乗りたい!!」
と大騒ぎ。前日の土曜、うっかりミニトレインには日曜日乗れると言ってしまったので(もちろん単に運行日だという意味で)、曜日の概念と順番を覚えつつあったので乗れるという確信を持って訴えてきます。…仕事の段取りをつけて発売前からPC前にスタンバイして、発売直後にもぎ取ったこの特等席で何という酷なことを言うのか…。停車時には運転手さんにも聞こえていたであろう声の大きさだったので、恥ずかしさもありました。
機嫌を損ねた子どもは昼食の焼きおにぎりをボイコット。私が2つ選んで先にいただきます。ゆふいんの森の下り方向(博多→由布院・別府)では時間帯によっては事前予約で弁当が食べられるので、また乗る機会があれば下りで利用したいですね。売店もありますが、子どもを連れて移動する気力はなかったので、車内販売を利用することにします。
天ヶ瀬駅の手前、杉河内駅の辺りで慈恩の滝の案内がありました。


車窓からの写真はこれが限界でした。
車内販売ではドーナツとプラレールを買いました。乗客サービスにキャンディーをいただいたほか、子どもには乗務員なりきりのジャケットと帽子のセットを貸してもらうことができ、記念撮影もできました。ご機嫌も治ったようです。


プラレールはあまり回転率がよくないのか、箱の角が傷んでいました。帰宅してから調べてみると、Amazonでかなり安く販売されていて(꒪⌓꒪)こんな顔になりました。子どもがせがんだというより、私が車内で買ってやりたいと思っていたのでよいのですがね。
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お昼寝をする間もなく、あっという間の2時間18分で博多に到着です。

また乗りたいね。
この後はチャイルドトレーラーを組み立てて新幹線のホームに移動、また畳んで荷物を2回に分けて運んで乗車。子どもは遅めのお昼寝をして、(中略) 無事帰宅できました。
□ まとめ
子どもの乗り鉄欲と私の自転車キャンプ欲を強引にくっつけた、ブロンプトン+チャイルドトレーラーの輪行親子旅でした。関西のJR在来線・私鉄では、混雑さえ避けて多少の時間的余裕を持てば、車椅子と同じ動線で自立してチャイルドトレーラーのベビーカーモードで荷物を積み、さほど苦労せず移動できるくらいに慣れていました。飛行機輪行(JAL)も特に問題ありません。ですが、扉の幅が狭い新幹線や階段状のデッキのある特殊な急行・特急に乗るにはチャイルドトレーラーの折り畳みが必要で、時間と力で解決しなければなりません。指定席を予約していたり、地方で列車の本数が限られていたり、スケジュールの制約が多い応用編の旅でした。自転車をブロンプトンにしたのは正解で、折り畳んで輪行モードになる速さもさることながら、コンパクトで乗り降りの際に運びやすく置き場所の融通が利きやすく、大人が1人の場合は折り畳み自転車が最適ではないかと思います。
チャイルドトレーラーはバーレー(Burley)のハニービー(Honey Bee)の旧型を使っています。取り扱いや過去のキャンプについては、サブカテゴリー <チャイルドトレーラー(キッズトレーラー)関連記事まとめ>に随時リンクしています。興味のある方は参照してください。
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