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【ブロンプトンブルベ走行記@韓国】KOREA LRM SHS1200K: 3. 本編① 渡航〜1日目前半:パリパリ

ブルベ
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 初の海外サイクリング、初の1200kmブルベにブロンプトンで行ってきた。前々回・前回は準備についてまとめた。

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 いよいよ本編。渡航から1日目前半。まだ記憶力がしっかりしている頃のレポートである。

離陸

 6/4(木)夜、終電間近で関西空港駅に到着。改札を出て国際線の案内のほうに向かうと、すぐこの日のお宿「カフェラウンジ NODOKA」(Googleマップ)が見えた。

ゴールドカード持ちだと割引があるが、持っていないので6時間4800円でフリースペースで過ごすことにしていた。

フリースペースといっても、芝生エリアでゴロゴロできるのがいい。テントを占有して安眠を享受する。電源は少し取りにくかった。雑魚寝・ハンモック泊も可。シャワーは有料だが、飲み物はフリー。スーツケースや自転車はワイヤーロック付きのスペースに置くことができ、荷物のサイズチェックもできる。

 起きたら目の前のコンビニで朝食を買って食べ、Peachが出発する第2ターミナルにシャトルバスで移動する。

 今回の荷物はこれだけ。輪行袋だけ預けて、他は機内持ち込みにした。青いナップサックは近江八幡1000の参加賞で、指定されたドロップバッグのサイズにピッタリだった。荷物預かりでは自転車の空気を抜いたか聞かれたり(わざわざ抜かないよ…)、従価料金について尋ねると通じなかったりして、自転車の無事を祈りながら免責同意書にサインする。結果的には往復とも大丈夫だったが、頑丈な輪行箱の使用をおすすめしたい。

 保安検査も早めに済ませておく。バッテリー類も、化粧品と一緒にしておいたチェーンオイル代わりのオリーブオイルも難なく通過した。時間に十分余裕があってリラックスでき、離陸前からほぼ寝ていた。

再会

 金浦(キンポ)空港にも順調に着き、入国審査も問題なく通過し、自転車が出てくるまでトイレに行ったりスマホのSIM設定をしたりした。SIM設定に手間取っている間に荷物は全部出ていて、自転車はカートに載せられていた。「Size over」と言われたので驚いたが、輪行袋に入れていたサドルバッグが荷崩れして変な形になったからではないかと推測。詳細は不明だが、追加料金なしで受け取りできた。

 空港まで昨年のフレッシュ(Flèche)でご一緒したソンさんダサロイさんが迎えに来てくださったが、扉から出る瞬間からダサロイさんに撮影され、ソンさんにひょいとブロンプトンを担がれ、なされるがままダサロイさんの車に。スタート地点近くの宿まで、同じソウル市内でも西端から東端まで約40km、送っていただいた。この日は事故渋滞で特に時間が掛かり、ソンさん曰く「自転車のほうが速いです。」とのことだった。漢江(ハンガン)という大きな川沿いに立派なサイクリングロードが整備されているからだ。

 お昼は近くでお肉と冷麺をごちそうになり、

最終日ゴール地点のQ36.5という自転車アパレル店までブロンプトンで。ジャージやドロップバッグ用ナップサックの配布が行われていた模様。

この通りは自転車ショップが立ち並んでいて、スポーツバイクの人気は高そうだった。

 続いて、サイクリングロードに案内いただいて右側通行に慣れつつ、

チャムシル鉄橋からロッテワールドタワーを眺め、

진입금지(進入禁止)の文字を覚え、

橋の上から広い漢江を眺める。利根川より広いと感じたが、実際最大1.2kmの川幅なのだそうだ。

 近くのbb5というブロンプトン・ミニベロショップ併設のカフェへ。自転車の不調があればここで見てもらうつもりだったが、問題なかったのでスイカジュースと海外ブルベで伝説を築き中のPEKOさんの本で休憩。

 夕飯は再びお肉。水キムチの汁を飲むと、箸が進んでお肉がいくらでも食べられてしまう。そしてユッケ。

ごちそうさまでした。「早く寝てください」と早々にホテルまで送り届けていただく。

スタート

 そうはいっても、翌日から自力で何とかしないといけないので、散策してコンビニに朝食と補給食を買いに出る。レジ袋を持参していなくてどうしようかと思ったら、店員さんがジェスチャーで尋ねてくれた。レジ袋は봉투(ポントゥ)。他に마트(マート)に寄ってみると、パンやレトルト食品がたくさんあった。バリエーションを増やすならマートのほうがよさそうだ。アイスクリーム販売所でもスナックを売っていた。コンビニも含め、チェーン店という雰囲気よりも個人商店の色が日本より強い。

300kcal前後ある大きめのプロテインバー、김밥(キンバッ・キンバ、海苔巻き)、クリーム入りそぼろパン(表面がポロポロしたメロンパンみたいなパン)を入手。

 自転車の準備はホテルの自室で行う。韓国では輪行袋に入れず持ち込んでよいらしい。準備がはかどる。

玄関スペースが限られているが、サドルバッグとリアライトの取り付け以外は済ませることができた。

 前日になって1つ問題になっていることがあった。右足親指の爪が皮膚に食い込んで傷ができていた。歩行やペダリングの力加減によっては痛みもある。皮膚科案件だがどうしようもないので、ひとまずブルベでいつも携行しているハイドロコロイド材で保護。

ぶ厚めの絆創膏として1日1回貼り換えできるように、ちょうどいい大きさに切っておいた。結果、日が経つにつれて浸出液は増えていったが、最終日まで痛みの悪化はなく、感染も起こらず済んだ。明らかな感染があるときは不適だが、密着させることで周囲からの傷の汚染を防ぐこともできるらしい。

 6/6(土)朝、4:30起床。韓国は時差がない。お腹にまだお肉の存在を感じながら、何か食べておかないと急激にエネルギー切れを起こすのでキンバを食べておく。5:00にソンさんが迎えに来られて、スタート地点のクァンナル自転車公園へ。

参加人数約190人、大盛況。およそ60人が外国人。

高そうなロードバイクで軽装備な人が多く、荷物てんこ盛りな人はいなくてランドナーっぽい自転車を1台見ただけだった。写真に写っている前の方は、Audax Japanのジャージを着ているが韓国人。このようにジャージと国が必ずしも一致しない。私もAudax Japanジャージを着てはいたが、反射ベストを着ると腕の部分しか見えないし、最初はよく韓国語で話し掛けられた。サドルバッグに韓国の国旗を差したグループを見かけて、いいアイディアだと思った。

 ソンさんに日本人ランドヌール/ズを紹介していただいたり、

私以外1人だけのミニベロ参加者(速い!)を紹介いただいたりして、

ブリーフィングはなく、6時前にスタートの列に並ぶ。6:30・7:00スタートも選べたが、この時間が一番人数が多そうだった。

 ついに4日間にわたる1200kmのブルベがスタート!

サイクリングロード

 最初のCP(チェックポイント)まで79km、ほとんどの区間がサイクリングロードである。最初のうちは混雑していたが、緩い起伏やごくたまに出る一般道で集団がばらけていく。スムーズに抜かしてもらうために自転車レーンの中でも右側に寄らないといけない、ということに慣れるまで時間が掛かった。

 ミニベロは目立つので、韓国人から「파이팅!」(パイティン・ファイト)と頻繁に声を掛けられた。そのまま「파이팅~」と返したり、「고마워요~」(コマウォヨ・ありがとう)と返したり、聞き取れなかったら「일본에서 왔어요.」(日本から来ました)と答えたりした。日本語で声を掛けてくれる人も多かった。韓国のランドヌール/ズは集団走行で速いという噂は聞いていたが、声も大きくて、チームの朝練みたいなペースでかっ飛んで行く。スタートで見たように軽装備で、日中の反射ベストは任意のようで ―日本と違ってルートにトンネルが基本ない― 途中まで一般サイクリストだと思っていた。そして勢いよく集団で穴凹に突っ込んでパンクしていた(°A°`) 韓国は빨리빨리(パリパリ・早く早く)文化だと言われていて、”急がば回らず、石橋も叩かず”なんて表現されることもあるが、まさに。

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流行語、新語、造語、スラング、ネットミーム……人々の間で生き生きと交わされる言葉の数々は、その社会の姿をありのままに映す…

もちろんゆっくりペースの人もいるので、最初から一番後ろということにはならなかった。

 一般道は赤信号でも常時右折可、交差点はラウンドアバウトが多く、幹線道路もさくさく進める。道路は広く、車のスピードは速いがほとんどの車が1.5mほど空けて抜いてくれる。イエローラインを割って対向車線に出ることに躊躇がない。日本よりもカジュアルにクラクションを鳴らされるが、慌てなくても走行位置を守っていれば無理な追い越しはされなかった。自転車が車の仲間だと言うならば、日本でも同様の配慮はされてほしい。

 驚くのは、赤信号の無視がカジュアルであること。車が来ていなかったら進むのが普通。停まっていると ―だいたい停車しているのは外国人なので― 「Go! Go~~~!!」って韓国人から発破が掛かる。パリパリ、了解。停まると逆に危ない気すらする。

 9:40、順調にCP1 여주(ヨジュ)のコンビニ emart24にグロス22km/h以上で到着。

CP通過証明は自撮りである。店の外観全体を含めるのは困難。というか無理。”最後どうやって区別するんやろ?”と思いながら、写真の位置情報を見てもらえばいいか、と開き直る。写真撮影だけでよいので、店に寄らない参加者もいる。韓国はキャッシュレスが進んでいて、レシートは頼まないと渡してくれないし、そのレシートが日本の4倍くらい厚い。もし全部集めたら財布がカチカチになるに違いない。レシートでの通過証明は馴染まないのだろう。

 基本、韓国のコンビニに客が自由に使えるトイレはない。ここでは建物のトイレが暗証番号方式で使えると事前にアナウンスがあった。飲料を買うついでに「화장실 번호…」(トイレの番号)と尋ねて韓国語で4桁を教えてもらったのだが、開かない。もう一度聞いても番号は合っている。「기다리세요.」(待ってください)と言われてしばらく待つも、このタイミングでトイレに行く人が全然いない。待てずにいろいろ押してみて、最終的に”4桁+*(トーンボタン)”でようやく解錠した。…最終的に問題になるのは言葉じゃないね。トイレは水洗だが紙は流せず、備え付けの大きめのごみ箱に捨てる方式。今回のブルベで利用したトイレは、ホテルを除いて全部そうだった。ここでは紙も見当たらず、ブルベのときは必ず携帯しているおしり拭きが役立った。

晴天

 次のCP2までは88km。まだサイクリングロード区間が残っていた。

天気はいいし、草も生い茂っていないし最高!

 ただ27~28℃で日差しがあるので暑い。最近通勤でしか走れていなくて暑熱順化が不十分だった。カラッとしていて自覚的にはしんどくないのだけど、喉はあまり渇かないが口が渇き、なんだか調子はイマイチ。道端に自動販売機は一切ない。トイレの水道で水を足したり体に水を掛けたり、VAAMの粉を溶かしたりして、飲料は一応足りていたが、なんかもう体が勝手に休憩を求めて反対車線のカフェに向かってハンドルを切っていた。

 タングム湖を望む모퉁이(曲がり角)というお店。「아이스 카푸치노랑 orange 주스 주세요」(アイスカプチーノとorangeジュースください)で注文。オレンジはそのまま”オレンジ(오렌지)”でよかったらしい。タングム湖は「愛の不時着」(2019年)というドラマのロケ地だったらしい。景色とカフェインでリフレッシュ。トイレもきれいでありがたい。

 14:59、167km地点、CP2 괴산(ゴェサン) 나드리 김밥(ナドゥリ キンバッ)に到着。グロス18.5km/hちょっと。まだお腹の中に肉を感じていて、海苔巻きを食べる元気はなかったので、隣のコンビニで軽食を買う。途中のサイクリングロードで引いていただいたNさんに再会したので計画を伺ってみたところ、わりと流動的のようだった。昼食は冷麺だったとのこと。

韓国もダイエット志向なのか、この飲料のようにカロリーゼロの商品が多い。油断すると気づかず買ってしまっていて、この写真を見返して初めて気づいた。どうりで…


次回に続く。

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