和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 3: まだ名もないキャンプ場@橋本市

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 Part 1と2は、2泊3日の和歌山自転車親子キャンプツーリングで、自転車向けモバイルスタンプラリー WAKAYAMA800(ウェブサイト)の「ROUTE2. 紀の川の原風景を走る。」の5ヶ所のポイントをのうち、1ヶ所回り切れなかったところまで。
 1日目↓
 和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 1:
 九度山福山野営キャンプ場
 2日目・3日目↓
 和歌山・紀北自転車+チャイルドトレーラーキャンプツーリング Part 2:
 リバーサイド新城キャンプ場
 ポイントゲットできなかったのは「丹生都比売(にうつひめ)神社」(公式ウェブサイト)。SR600紀伊山地(SR600KW)やReverse(SR600KR)のチェックポイントにもなっているような激坂の先に位置するポイントです。1日目のルートに予定では6km・累積標高440mを組み込んでいましたが、荷物の重さと体力的な問題で距離数100mで到底無理と諦めました。日にちが経つとやはりポイントを回収しておきたいと思うようになり、“1日目で近くに泊まれば2日目に行けるのでは?”と、もう一度2泊3日のキャンプツーリングを計画しました。Google mapとにらめっこして、輪行で体力の温存できそうな駅近のまだ名もないキャンプ場を選択しました。
(追記: 2023/8/15) 借地で営業されていましたが、売却されたため2023年8月末で営業終了となるとインスタグラムで発表がありました。8月の営業は土日営業のみとのことです。
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<目次>
□ 駅近。
□ 原っぱにて
□ お風呂の旅
□ アタックかつらぎ

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□ 駅近。
 まずキャンプ場の情報をまとめておきます。

<まだ名もないキャンプ場> (閉業)
 ウェブサイト
 インスタグラム
 予約・問い合わせ: 電話・SMS・DM
□特徴
・8000坪(2.64ha)の広大な原っぱ
・土日・祝日のイベントが多い
・交通の便がよい
□利用期間・時間
・通年
・宿泊: チェックイン/チェックアウト 11:00
 日帰り(11:00~18:00)
□利用料
・ソロ 2000円、グループ(5人以下) 4000円
・車1台まで無料。追加1台 500円。
・キャンセル: 記載なし
□その他
・通路はグラベル
・フリーサイトと区画サイト(10m×10m)あり。
・電源サイトなし。
・ごみ持ち帰り
・自販機あり(入口のみ)。
・薪販売あり。
・水道なし。流しにポリタンクあり。
・仮設トイレが入口(男性和式、女性洋式)とサイト奥(2つ)にある。
・焚き火サークル(ファイヤーピット)でなら直火可。
※詳細は事前に問い合わせを。
□周辺施設
・買い物・食事処…4km以内
 (御幸辻駅(約2km)、橋本駅(約4km)、国道24号線沿い(約4km))
・温泉: 天然温泉ゆの里…約4km(往路は下り、帰路は登るが激坂なし)
・南海高野野線 御幸辻駅…約2km
・杉村公園…御幸辻駅からすぐ

 1日目は平日。通勤の混雑を避けて早めに出発して、キャンプ場最寄り駅の御幸辻駅すぐの杉村公園で子どもを遊ばせる予定でした。しかし子どもの寝起きが悪く、遅れて出発となりました。あまり混雑していなかったのが幸いでした。なんば駅で南海高野線に乗り換え。いつものようにチャイルドトレーラーの上に輪行袋に入れたロードバイクを載せて、エレベーターを利用しての移動となります。いろいろな駅を利用してきましたが、なんばの乗り換えは距離があるものの、エレベーターの導線や案内はさほど悪くない駅です(梅田・大阪駅が最悪)。南海なんば駅改札内のトイレにはおむつ用ゴミ箱があり、とても助かります。子どもは南海に乗るのは初めてでしたが、「ラピート!らぴ~と~♪」と連呼していました(ラピートとは大阪・なんばと関西国際空港を結ぶ濃紺の特急列車)。教えた覚えはないので、多分保育園で習ってきたのでしょう。

 御幸辻駅到着。遅めの出発だったので杉村公園で遊ぶ時間はなくなっていました。12.5haの広い公園で、春は桜の名所でもあるとのこと。少し寄りたい気持ちはありましたが、直接キャンプ場に向かいました。Google mapに導かれるままに走ると、さつき台というよくある名前の、よくある坂付きの住宅街を抜けることとなり、2kmだからとなめていたら結構登坂がしんどかったです。

 キャンプ場に到着。入口に自動販売機があります。ごみは持ち帰りですが、自販機の飲料用のゴミ箱はありますよ。サイトが離れているので、最初にここで買っておくのがスムーズです。

入口近くのコンテナが受付・売店だそうです。私が行ったときは次の日にライブイベントがあるとのことで、管理人さんたちはステージやイスの準備中でした。

敷地の広さを利用してコンスタントにイベントが開催されていて、キャンプ以外でも集客に力を入れておられます。
 準備中の管理人さんに挨拶し、奥の方のサイトをどこでも使ってもよいとのことで、砂利道を押し歩きして進みました。平坦で深くない砂利なので23Cのタイヤでも漕げなくはなかったのですが、低速過ぎで不安定なのと後方のトレーラーの揺れで動きが読めず、ちょっと怖かったです。奥の方のサイトまでは見に行っていませんが、入口から見て右側(西)は区画サイトで土成分多め、左側(東)はフリーサイトで草成分多めでした。フリーサイトの地面は凸凹に固まってはいましたが、草があるだけ軟らかい気がしてフリーサイトを選びました。

所どころに写真のような焚き火サークル(ファイヤーピット)があり、ここでのみですが、直火可能になっています。

□ 原っぱにて

 この日は山の方(北)から少し風があり、一応風下が入口になるようにテントを張りました。風を遮るもののない原っぱなので、強風のときは大変かもしれません。また日を遮る木もないので、夏場はタープ必須ではないでしょうか。

テントはアライテントのカヤライズ2のDXフライシートバージョン。自立式で立ててからも動かせるので、幼児との親子キャンプでも楽だなぁと思います。

 この日は日差しの暑い日で、外でご飯を食べるにはもってこいでした。この日は試しに水でモンベルのリゾットを戻してみました。軟らかくはなりましたが、湯で食べるほうが断然おいしい…(´~`) 今回はお湯で戻して食べるドライフードを主として持って行ったので炊事場は使いませんでしたが、オートサイト近くに炊事場があってポリタンク入りの水が備えられています。

飲用ではないし、負荷が掛かるコック付近が傷んで穴が開いていたので、一応GRAYL(グレイル)の浄水器 ウルトラプレスピュリファイヤーを使って飲水の足しにしました。

(楽天市場)
(Amazon)
 日中はショベルカーで何やら造成作業が行われていました。発展途上のキャンプ場おなじみの光景です。乗り物好きの子どもが興味津々で見ていました。ガタゴトする音を子守歌に子どもと一緒にお昼寝。起きてからテント内でおやつを食べていると、管理人さんが車に乗って注意事項の書かれたファイルを持って来られました。チェックアウト時に、このファイルを入口のコンテナの外にあるポストに入れることになっています。
 フリーサイトはこの季節バッタ天国で、子どもと飛び跳ねるのを追いかけて遊びました。子どもの頃でさえ私の育った地域ではレアだったトノサマバッタ。

ショウリョウバッタはもちろん、イナゴ類もいました。こんなにたくさんいるなら捕まえて佃煮にしたい。
 草っぱらで過ごす時間はのどかでゆっくりと流れていきました。

□ お風呂の旅
 まだ日が完全に落ちていないうちに、4km離れた天然温泉ゆの里に行くことにしました。途中で少しだけ交通量の多い国道24号線を通らねばなりませんが、往路は下りで楽々、帰路もそれほど勾配はきつくなくてロードバイクでなら負担のない距離です。後で地図を見て気づきましたが、神野々緑地(こののりょくち)キャンプ場にも近い場所にありました。

駐輪場のスペースが限られているので、自転車とトレーラーを分離して停めました。
 通常料金は大人1100円のところクーポンで990円、幼児は無料でしたが、バスタオルとフェイスタオルのセットをなんと2人分貸してもらえてありがたかったです。県を越えて定期的に来るお客さんもいるという人気の温泉で、親子連れも多くいました。脱衣所にキッズコーナーがあるという子どもにも優しい施設でした。おむつ用のゴミ箱まではありませんでしたが、ベビーベッドももちろんありました。外風呂からは立つと山が見え、”明日はあれを登っていくのか~”と思いながら眺めました(実際の方向とは多分ちょっと違う)。
 十分温まった後、3階の食事処に行ってメニューを見てみると、2人で食べられそうな物があったのでここで食べることにしました。キャンプに来てまで外食するのかと思われるかもしれませんが、軽量化重視で食事を持って来ると内容が偏るのと、少し荷物を減らしたいのとで、親子キャンプのときはよくします。今回のツーリングは特に、翌日のヒルクライムがメインなので気力・体力を温存したかったのです。

ゆの里丼という野菜と肉がたっぷりのご飯ものにして、デザートとコーヒーを付けました。ここにもキッズコーナーがあり、食事が来るまで遊んで待っていてもらうことができました。親子ともに快適に過ごすことができたように思います。
 帰りもスムーズに戻ることができ、キャンプ場の入口で飲み物を買い足してテントに戻りました。子どもの歯磨き、睡眠も順調にいったところで、外でしばらく夜空を眺めました。広くて遮る物がないので空を見るにはもってこいなのですが、橋本市内と大阪側の光で空が明るくて思ったほど星は見えませんでした。直線距離にして1.5kmほど離れた南海高野線の音が時々聞こえ、雰囲気はよかったです。

□ アタックかつらぎ
 前回のツーリングから2週間経過していて、子どもの服は暖かい物を準備してきたのですが、自分の服はインナーを増やしたのみで、夜は意外と寒くて準備不足でした。着られる物は全部着る作戦で、それでもまあそこそこ眠ることができました。早起きして6:30頃には朝食の準備が完了しましたが、子どもを起こしても寝袋でゴロゴロしてなかなか食べ始めようとしない。うん分かるよ、オフトゥン快適だもんね☆ミ 7時前にようやく一緒に食べ始め、私は子どもより一足先に食べ終えて片付け始めました。

 キャンプを繰り返してようやく気づいたこと。それは、朝食の時間が遅くなると出る物の時間も遅くなるということ。親トイレの直後、子が出している。一旦テントに戻っておむつを交換して、またトイレまで流しに行くという時間のロス。子どもにも早く朝食を食べさせるのが肝なので、若干心苦しいけど結局は早く起きてもらわないといけないんですね…。
 テントの中から荷物を出してトレーラーに載せる作業は、先にフライシートを外せばスムーズにいくことに気づかず、毎回フライシートをのれんのようにくぐっていました(汗) そんなこんなで、出発予定時刻は30分ほど遅くなりました。次は失敗しないぞ!
 次回Part4に続きます。[場所・和歌山]

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