3年間補修や工夫で延命しつつ使っていたモンベル(montbell)のウィックロン製の長指グローブ、WIC. クール サイクル グローブ(#1130572)がついに寿命を迎えた。レビューして供養しようと思う。
よい点
この製品は現在アウトレットとなっており、後継モデルもある。それについても少し言及したいと思う。

クロスバイクに乗っていた頃からグローブを着用する習慣はあったが、夏場は指切りグローブを使っていた。ロードバイクを乗り込むにつれてグラベルに突っ込むことも出てきて、長指グローブが必要になってきた。できるだけ涼しいグローブを…と探していて、涼しさに定評があるモンベルのウィックロン製のこれを選んだ。
このグローブで一番よかった点は、iPhoneのタッチパネルも操作できることだ。Androidにはグローブモードがあるが、iPhoneにはないので、グローブによっては反応が悪くて外すかタブペンを使わないといけないことも多い。それも親指と人差し指だけ対応している製品が多い中、これはどの指でも反応してくれる。私はiPhoneで写真を撮ることがほとんどで、1200kmのブルベのメイングローブもこれにした。

指の回りがメッシュ生地で、雨に降られた後の水抜けが速く乾きやすい。熱もこもりにくく、汗だくにもならないが、私はもともと手汗が少ない体質なのであまり参考にならないかもしれない。
欠点
欠点は何といってもパッドが弱いこと。


パッドは手のひら2ヶ所と親指と人差し指の間の計3ヶ所。薄めのパッドだが、手の痛みが気にならないくらい乗り慣れた状態であれば、1200kmのブルベにも使える。しかし、手の痛みに悩む人には心もとなくて勧めにくい。そして、へたりやすい。約1ヶ月、400kmくらいの使用で、上の写真のように凹んで筋や線が入ってしまう。もう少し使い込んだ状態で、パッドの縫い目に平行となるようにハサミで切り開いて、パッドを取り出して写真を撮った。パッド自体は縫われていないのですぐ取り出せる。

(左)厚みの残っている部分と(右)へしゃげた部分でこれくらい厚さが変わってしまう。
ふと自宅にあった接着剤に、水に強くショックに強いという説明が書いてあるのに気づき、パッドの補修に使えるのではないかと思いついた。
パッドを戻し、接着剤を注入して盛って厚みを出して、縫い目も接着する。

このセメダイン スーパーXハイパーワイドはいろいろな補修に使ったので、いずれ記事にしたい。通常の洗濯はもちろんのこと、たまに乾燥機に突っ込んでも耐えてくれて、3年間剥がれてきた記憶がない。弾力も残っている。もっとも、補修後はフラットバーのブロンプトン通勤での使用がメインだったので、穏やかな使い方ではあった。別のグローブの補修を請け負ったことがあるが、捻るような持ち方をすると接着だけで縫い目を補うのには無理があり、縫う必要があった。
握るほうの合皮の生地も実は弱め。リピートした2着目は、半年強、多分1500kmくらいで手のひら部分の皮が摩耗してきた。

ただし、これは1着目のサイズがXSだったのに対してSサイズを買ったので、生地の遊びが大きくて擦れやすかった影響もあるかもしれない。100均の合皮シールを貼って補修予定だったが、今回処分するグローブから”皮膚移植”するのもよいかもしれない。
通常使用によるレビューはりくらいまーさんの記事が参考になる。

寿命と判断した理由
上記に書いたように、弱いパッドさえ補修すれば(通常はそこが問題だが…)、快適に使えた。3年近く経って指先の生地が摩耗して、求める機能の上位にあるスマホの操作がうまくいかなくなった。それでも指先に穴を空けて延命していたが、ついに合皮がボロボロと落ちてくるようになった。


左右で比較すると右の摩耗が強く、握り方や役割分担が違うのだろうなと思う。

補修したパッドはまだ使える状態。本当によく使った。
リピートするか?
すでに2着目を購入したが、先ほど書いたように補修が必要になっているので、3着目に同じ製品(アウトレット価格で安い)、4着目に後継品を購入した。
WIC. UVテクト サイクル グローブ (#1130723)


旧製品との違いは、新製品では手首内側にあった反射材がなくなっていること、指回りがメッシュ生地ではなくなっていること。

全体的にスムーズな生地に変わっている。汗抜けがどうなのか気になる。一方でパッドは変わってなさそうだった。
というわけで、夏場も使える長指グローブとしてリピートしている。パッドの脆弱性が改良されればもっとイチオシになるのだが…。



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