
以上2本の記事からの番外編になります。
ブルベは自転車で長距離を制限時間内に走るサイクリングイベントです(レースではありません)。今回1000km・制限時間75時間で東北をざっとめぐるこんなコースを走りました。

これを2泊4日で走る計画を立て、2泊目のキャンプ場として青森県五所川原市の芦野公園オートキャンプ場を選びました(なお1泊目のキャンプ予定地は暗すぎて水場が見つけられず断念)。このキャンプ場を選んだ理由は以下の通り。
・走行するコース沿いにある
・受付・事前連絡不要、夜でも入場できる
・無料
・近くに入浴施設あり
稲垣豊稔温泉 8:00~21:00営業 (当時)
その他特筆することとしては、ゴミ回収なし、トイレは水洗といったところでしょうか。結局時間の都合で温泉には寄らず素泊まりとなりましたが、よく整備されていて、トイレも和式のみではありましたが清潔で、ありがたみを感じました。
グッズ
さて、まずは今回の荷物について。キャンプを目的としたときとは違って、ブルベでは持つ道具を極力減らし、寝るのが主目的となります。それでも自転車キャンプには違いなく、私にとってはブルベ中にキャンプ場で泊まることが大きな楽しみの1つでした。運搬能力が限られている中でも、快適に過ごせるようにグッズを選定しました。
テント: NEMO(ニーモ) BLAZE 1P
当時の製品サイトはこちら(Wayback Machineによる)。雨にも大丈夫なダブルウォールの軽量テント。今回で実践2回目の使用ですが、慣れれば感覚的に立てられて中も広くて気に入っています。雨風にも強いと言われています。しかし、軽量とはいえポール・ペグ込みで940gほど。ブルベでテント泊する人は、雨を避けられる場所を探し出して、より軽量のシングルウォールのテントもしくはツェルトを使用する人がほとんどのようです。私も次回以降これを持って走るかと言われたら、多分やめておくと思います。それでももしこれからこのテントを買おうとしている人がいるなら、あまり性能が変わらずさらに軽量なHORNET STORMをおすすめします。

洗濯グッズ
・スクラバ ウォッシュバッグ (製品サイト)
・液体洗剤
・マイクロファイバータオル
・SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) クローズライン (正規代理店サイト)
・EVERNEW(エバニュー) アルミシェルターポール (廃番)
・NEMO(ニーモ) ガイラインキット (製品サイト)
スクラバ ウォッシュバッグとマイクロファイバータオルを使った洗濯テストについては別記事に記しました。

今回はTシャツ・短パンのみを最低限の着替えとして持って行って、自転車用のジャージなどはキャンプ場で洗濯しようと考えていました。スクラバ ウォッシュバッグを使って洗い、ポールを使って干そうかなぁなんて。実際は風が強くて安全に干せる気がせず、洗うだけになりました。結果、洗濯物をテントの中で足元に広げて、添い寝みたいになりました(苦笑)。
寝具
・Klymit Static V Ultralite SL スリーピングパッド
・アルミブランケット
このマットは空気で膨らませるタイプです。最初はより軽量で穴あきのKlymit INERTIA XFRAME PADを使っていましたが、70g増えても337gと軽量で、なおかつ快適度が全然違うのでこちらを使うようになりました。夏なのでシュラフは持たず、アルミブランケットを掛布団にしました。外気温は17℃で風も強く、寝入りは少し肌寒かったですが、すっぽりかぶれば問題なかったです。この製品は確かにカサカサ音は少なく、ポリエチレンの性質なのかビニールのような感触です。朝にはうっすら結露しました。
身だしなみ・アメニティ
キャンプ用というより旅行グッズですが、自転車で走ってキャンプ場に辿り着いた後すぐ寝ることになるので、さっぱりきれいになれるように持って行ったものです。

・折りたたみ歯ブラシ
普通の旅行コーナーで300円くらいで買いました。折り畳んだ中に小さい歯磨きチューブを入れられるようになっています。
・ドライシャンプー
紙シャンプーの匂いがどうしても嫌で、代用品を探していて見つけたのがオーガニックドライシャンプー AN。とろっさらっとした液体で、紙シャンプーと違って地肌も洗ったようにさっぱりとします。拭き取るだけでOK、水で洗い流してもOK。体にも使ってもよしとのことで、これを塗りたくってからウェットティッシュで体を拭きました。匂いは微香で、私には問題ないレベルでした。
・メリーズ するりんキレイおしりふき トイレに流せるタイプ (製造終了)
ウォシュレットがなくてもすっきり。大のほうの水流で1枚ずつ流します。
・ウェットティッシュ
上のドライシャンプーと組み合わせて体を拭くとかなりすっきり。
・ダイソー コンパクトタオル ラージサイズ(23×35cm) (製品サイト)
水で戻して使うので拭いてもドライにはなりませんし、厳密にはタオルではなく分厚い不織布ですが、パルプ100%で丈夫、直径4.5cm、厚さ8mmのコンパクトさ、6枚で100円(+税)という大変コスパのよいタオルです。1回洗濯してみましたがほつれることなく、少し伸びたものの布巾のようでした。使い捨てにしてももったいなくない値段でおすすめです。
・ファイントラック ナノハンカチ(32cm×38cm) (製品サイト)
水だけで汚れや皮脂・油をすっきり落とせるハンカチで、こういうときに役立つアイテムです。チェーンオイルで手が汚れたときもきれいにしてくれました。ただ後で家で手洗いしてから洗濯しないといけなくなるので、持って行きましたが今回は使いませんでした。
・エージーデオ24 メンズ ボディーシート
体拭きの仕上げに。リニューアルで無香料のがなくなってしまったのが残念。1枚ずつ小さいチャック付きの小さい袋に入れて持って行きました。
・ワークマン ライトスリッポン
必需品ではないけど、ビンディングシューズは歩きにくいし、歩くとインソールの傷みも早くなるので、キャンプ・往復の輪行時はこれに履き替えました。インソールを入れて足にフィットさせて使っていますが、インソールを入れても手持ちの軽量スニーカーより軽く、靴裏同士をつま先・踵逆に合わせてベルトで留めれば薄いまま収納できます。濡れたところでも滑らず、コスパのよい製品です。
これらをパッキングしたのがこちら。

サドルバッグはAPIDURA(アピデュラ) ドライ サドルバッグ ミディアム 14Lを使用。シートポストに近い一番奥にテントが入っています。サドルバッグの上に挟まっているのがライトスリッポン。ポール類は袋に入れて、R250 どこでもホルダーを2つ使ってトップチューブに沿わせるようにして装着。他はバックパックに入れました。その他の装備については「宮城1000準備編」の真ん中あたりに記しています。
キャンピング
私が芦野公園オートキャンプ場に着いたのは、連休の中日の夜遅くでした。道路に出ているキャンプ場の案内に沿って進むと問題なく辿り着くことができました。オートサイトには10張以上のテントが立っていて盛況でした。運よく炊事場近くに自転車を立てかけられそうな木があり、その周辺の空いている場所にテントを張りました。サイトは平らな草地で、地面はほどよい固さ。ペグハンマーは重いので持って来ていませんが、あれこれ使ってできるだけ打ち込みました。
この日は深夜から早朝にかけて風の強い日で、

寝始める頃からごぉごぉとすごい音が。テントのフライが時折体や頭にかぶさってきて、最初はフライが飛ばされるのではないか、ポールが折れるのではないかと心配でしたが、そのうちに慣れて眠れました。

まだ風の強い早朝の写真です。風でフライが膨らんでいます。散々倒れてかぶさってきましたが、打ち込みが甘かったペグも抜けることもなく無事でした。このテントはインナーテントがメッシュなので風も逃せるのでしょうか。この程度の風なら大丈夫なことが分かって、ちょっと収穫でした。
さて眠りについてから数時間も経たない深夜、嘔吐を繰り返すおっさんの音で目が覚めました。かなりひどかったので救急車事案か、とも思いましたが、大丈夫だったようです。炊事場に近いということで選んだ場所でしたが、トイレにも近かったので仕方ないですね。
東北の朝は早い。この季節は4時には明るくなります。なんかたくさんの鳥が朝を告げるべく鳴いていた気がします。
そしてキャンプ場の朝は早い。朝5時過ぎから地元のおじいさん・おばあさんが掃除に回りに来られました。目が覚めてテントの外に出ると、周りの親子連れもぼちぼち起き出してきていました。おじいさん・おばあさん、一家団欒の会話は地元の言葉のようで全く聞き取れませんでした(汗)。そういえば、少し話し掛けられたときに距離を感じるような標準語だったので違和感があったのですが、通じないと思って気を遣ってくださったんですね。すごく遠くに来たことを実感できた出来事でした。
再出発前に少し芦野湖を眺めました。


これだけ開けていたら風が強かったらもろ直撃ですね。日中は湖畔巡りや植物観賞など、キャンプでなくても散策してゆっくりできそうな場所でした。津軽地方にまた来ることがあれば、キャンプの候補地になることでしょう。


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