2025年はブロンプトンでの1000kmブルベを2本走ることにしていた。1本目: BRM920宮城1000km(恐山1000) は完走。
2本目はBRM1031近畿1000km近江八幡 賀の道 (全) (近江八幡1000)。将来的にRandonneur 10000という表彰(R10000・Audax Japanのウェブサイト)を狙っていて、1000kmのBRMが2本必要なので、距離を稼ぐのが目的だ。前編は準備から中間地点で近江八幡に戻ってくるところまで。
準備
9月に1000km、10月前半にSR600(ロードバイクで)を走っていたので、荷物は少しアレンジするだけで済んだ。今回はドロップバッグと仮眠所を主催で準備してくださっている。2025年はできるだけ”荷物全部持つ”スタイルで臨んでいたが、今回はR10000に向けて確実に認定距離を稼いでおきたいので、体力を温存させて完走確率を上げるべくドロップバッグを利用する。節約のため仮眠所も利用する。

タイトルの通り、「賀」を辿るコンセプトのルートだ。スタートの近江八幡は滋賀県。以降、「賀」の地名に注目して読んでいただきたい。
累積標高(獲得標高)は抑えられていて、快走ルートになっている。夜スタートという若干疲労度の計算しにくさはあるが、普通に走れば完走は堅そうだ。完走後は終電で帰りたいので、1番早い22時スタート・71時間45分以内ゴールを目標とした。途中の計画は、300kmまではグロス17km/h、300~378kmのPC兼仮眠所で寝るまでは区間16.5km/h、以降600kmまではグロス15km/hで計算して、600kmまでは普通のブルべの制限時間に合わせる。残りはグロス14km/hになるよう自分用の制限時刻を設定した。
スタート
当日は何とか仕事に目処をつけて早退し、雨の中、職場近くの快活クラブに移動して寝た。移動のときにレインジャケットしか着ていなかったので、下半身は濡れて冷えて寒かった。本番ではきちんと下も着て、冷やさないようにしようと思った。
駅のコンビニで夕食と補給食を買い、乗り換えの間に食べることにする。

近江八幡駅着。雨スタートの22時より、雨が止む24時を選んだ人が多かったのだろうか、思ったより参加者が少ない。2日目の日本海側は雨風が強いという予報でDNSの人も多かったようだ。北陸のこういう天気のことを爆弾低気圧と呼ぶらしいが、太平洋側にしか住んだことがないのでピンと来ない。とりあえずいけるとこまでいく。


ブリーフィングと車検を済ませて順次スタート。
甲賀・雑賀
雨はそれほど降っておらず、防水ソックスまでは要らなかった。最近通勤では雨の日は同じブロンプトンでもT Line(チタン)で走ることが多いが、それと比べるとブレーキが利きにくい。あまり前の人との距離を詰めるわけにはいかないと思いながら、ちゃっかりロードバイクの後ろにつかせてもらった。泥除けを付けている紳士が多く、大いに助かった。熊鈴…は”最初からは要らないんちゃう?”と思う人もいたが、遠くないうちにブルベの推奨装備品になりそうな熊情勢ではある。私もお気に入りのかわいい熊鈴を消音でバッグに付けてはいた。
前半は信楽(しがらき)の登りが唯一のヒルクライム。アセボ峠。ここでロードバイクの人たちから遅れる。短い付き合いであった。激坂はなく、峠を越えると甲賀(こうか)市に入る。どちらかというとブロンプトンは下りが遅いのが難点。
しばらくすると見えてきた最初のコンビニで休憩している人たちが見えた。右側のコンビニのわりに複数台集まっていて意外だった。その先にも人がまとまっているコンビニがあったがスルーし、73.6km地点のセブン-イレブン 奈良般若寺町店で休憩した。誰もいなかった。夜食としてパスタを食べ、走りながら食べられそうな大きさの4個入りのマーラーカオを買う。何かよくわからなかったので蒸しパンって書いてほしい。ひさしぶりのロングライドだからか、体が水分を溜め込もうとして喉が渇き、ポカリスエットも買い足した。
すぐ先に1つ目のフォトコントロールがある。


さらに南下し、明日香村辺りは以前の京都発のブルベで走ったことがあり、雰囲気をなんとなく覚えていた。その後はもう和歌山だ。紀ノ川沿いはアップダウンがあるが、先日SR600KRで走ったので耐性がついていた。と同時に、ロードバイク+チャイルドトレーラーで走ったことも思い出した。自宅付近以外では一番よく走っている道ではなかろうか。


休憩場所は特に決めてはいなかったが、朝が近づいてきてコーヒーが飲みたくなったところで、右側のセブンイレブンかつらぎ町東渋田店に入る。ここもよく寄るところで、何か人を引き寄せる力があるコンビニである。コーヒーが飲みたかったはずなのに、着いたときには頭はすっきりしていたのでデカフェにしておいた。日焼け止めを塗り、朝のライドが始まる。

休憩から1時間半くらいでPCのコンビニへ。余談だが、ブルべカードと一緒に対象物を写真にとる場合、倍率を0.9倍にするとこんな感じではなくて両方にピントが合ってきれいに撮れる。
次のフォトコントロールは雑賀崎(さいかざき)灯台。雑賀崎は「日本のアマルフィ」とも呼ばれる。
ここには数回来たことがあるが、登るイメージが強く、ブロンプトンで来れたことがうれしかった。この日はマラソン大会前で、練習で走っているランナーが数人いた。今回のブルべはここに限らずマラソン大会開催を知らせる看板をたくさん見かけた。11月はそういう時期のようだ。




下って、少し町中を走る。左折専用レーンで左折信号が先に青が出て、そのまま全レーンが青になるパターンで信号待ち1回では渡れなかった交差点あり。噂では聞いたことがあるが経験するのは初めてでプンプンしてしまった。
そして早朝に通った道に戻る。通ったことのある道は、試験勉強でヤマが的中したみたいでテンションが上がることが多いが、直近のSR600で走ったこともあってお腹いっぱいになってしまった。11時にローソン九度山町店で早めの昼食。今回はメインの飲料はペットボトルで、ハンドルに取り付けたフードポーチで運用。ボトルと違って味や匂いが混ざらないのがよい点だ。普段飲まないようなサントリーのきりっとヨグを買ってみた。晴れていてちょっと汗ばむ感じだったのでクーリッシュも買った。
伊賀・甲賀・滋賀
五條市で来た道とは分かれ、宇陀市へ。

八咫烏(やたがらす(Wikipedia)。オダックス近畿のマスコットになっている。)の像があるそうだが、計画から1時間程度の貯金で時間に追われていて参拝はせず。

先を急ぎつつも、墨坂神社の鮮やかな様相に、思わず写真を撮った。

2時間くらいで伊賀に入る。

ここでは結構たくさん参加者がいた。ここから下り基調という噂を聞いた。
この後はマクドナルドで補給予定でコンビニに寄らないため、ここで麦茶を買っておいた。ブルべ中のマクド、最近お気に入りなのである。再び走り出すと、途中でパラっと雨が降る。まだしばらく降らないと思っていたので、焦りつつスマホだけジップ付き袋に入れて様子を見ることにした。その先、地面が結構濡れていたので、マクド休憩して結果的にはよかったようだ。
19時頃、378.4km地点の有人PC兼仮眠所のビルに到着。あまり汗をかかなかったので、コインランドリーには行かず、振る舞われたカレーをいただいて仮眠することにした。
後編に続く。




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