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6年ぶりの1000kmのブルベはブロンプトンで。
いよいよ走行編・後半。計画はどこまで通用したのか…?!
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<目次>
□ よこはま温泉
□ The long and upward road
□ デジャブ
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□ よこはま温泉
恐山を下ってすぐ、コンビニで昼食とする。13時前。計画より2時間余り押している。ああ空はこんなに青いのに、風は少しだけ寒いけれど、太陽はとっても明るいのに、どうしてこんなに…? カフェラテを投入して陸奥湾沿いを南下する。国道279線は前半で通った盛岡の4号線と違って、反対側に避けて抜かしてもらえないほど交通量がある走りにくい道。嫌気が差してどこかで10分寝た。
510km付近、よこはま温泉に15時前に到着。以前は1000kmブルベでも600kmまでは40時間の制限があり、今でも私は目安にしているので、かろうじてグロス15km/hを維持しており一安心。計画ではコインランドリー→温泉→横浜砂浜海岸海水浴場キャンプ場の予定だったが、近づくにつれ”まずは温泉だ♨!”という気分になっていた。
シャンプーやボディーソープはないが350円と格安。しかも、会議室と呼ばれている部屋が実際には休憩室で、横になって寝られてキャンプ泊を省くことができた。
仮眠後、コインランドリーで洗濯。寝てもよかったが、眠気がなくてTwitter (X)を見る時間に充ててしまった。ローソン横浜町道の駅前店で軽めの夕食を摂る。青森県産のカットりんごはおいしかった。
予定通りの19時頃にリスタート。
この時間には交通量が減って、横浜到着前よりも走りやすかった。概ね平坦基調で順調だった。時々サイコンを見ると平坦では楽に23km/h出せていた。21時前、548km地点のファミリーマート 平内口広店で休憩。まだ目標時刻に対して貯金があることを確認した。
この辺りからの4号線は、猛スピードで車が飛ばしていく区間。もちろん路面はひび割れ・凸凹・ポットフォール(穴)付き。6年前に走ったこともあり、想像よりはストレスではなかったが、多分恐怖の感覚が麻痺している。夜間走行では、前日の雨天でもそうだがヘッドライトに助けられた。
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しかし、たまに穴を見落として「ぐえっ」と声が出る。カーボンのロードバイクに比べたら手の痛みはないに等しいが、ブロンプトンはパンクしたらやっかいだ。
ボーっとした感じがして567km地点、道の駅浅虫温泉で休憩。
慎重を期しての休憩だが20kmしか進んでいない。ちょっとペースやばい…?
青森市街に入ると、次のチェックで借金を抱えそうなことが判明。焦って通過チェックと違うローソンに突撃、しっかり買い物してしまう。サイコンに念のために入れていた快活クラブ付近のアラートを、通過チェックのだと勘違いした。店名を確認したのはよいけど、入店前に見ようよ…orz この先さらにローソンが3件続き、正式な通過チェック13、583.9km地点 ローソン青森妙見三丁目店に予定の25分遅れで到着。これから! 登るのに!!… 借金に焦って早々にコンビニを後にした。
□ The long and upward road
酸ヶ湯(すかゆ)温泉まで20kmという表示を見て、その登りは永遠に続くと思われた。うっすら2泊目が厳しいことが分かっていたのに、荷物を送り返さず登ったことを後悔しつつ、今年は“荷物全部持つ”スタイルで走ろうと決めたのだと気を引き締めた。酸ヶ湯温泉まで気が遠くなりそうだった。ここにはキャンプ場もあり、自転車キャンパーのクチコミもあるが、私のそれなりに厳選された荷物でもこんなにしんどいのに、よくここをキャンプ装備で登ったものだなぁと呆れ尊敬した。酸ヶ湯温泉に近づくにつれ、この荷物で漕ぎ続けるのは”ワイにはムリや”と次のコンビニで荷物を送り返すことに決めた。それなら登る前に送り返せばよかったのに。
時々ハンドルを振って熊鈴を鳴らしつつ、ついに酸ヶ湯温泉に到着。
湧水の辰五郎清水を味わいボトルに補充。
時刻は2時。606.5km地点、通過チェック14 酸ヶ湯温泉トイレ。硫黄臭が好きではないので早々に先へ。
まだしばらく登ってから下りへ。寒さに強い私だが、下りで耐え切れずに防寒対策をする。せっかく持って来たのだからとダウンベストを着て、結局防風機能がないと寒くて、途中でレインウェアをさらに着た。手袋はテムレスを無理矢理重ねてはめた。7~8℃だったらしい。下はそのままで夏用のレッグカバーのみ。ブレーキをかけながら脚を回す方法でしのぐ。後から考えたら、小径車でブレーキ掛けっぱなしは熱でパンクしやすくなるため、問題だったような気がしないでもない。真っ暗な中で奥入瀬(おいらせ)渓流の音を聞く。絶景だと聞いたことがある。写真に撮るのはまたいつかにしよう。
4時半、640.6km地点 子ノ口(ねのくち)駅で予定通り休憩にする。JRバス東北の自動車駅で自販機があるが、案の定温かい物は売り切れていた。小腹が空いてきたので、青森市街で白湯で戻しておいたパスタを食べる。
どうせ冷えるのだから、酸ヶ湯の湧水で作れば軽量化できたな、などと思いながら。
十和田湖に来た頃には明るくなり始めた。

殿だと思っていたが、ロードバイクの参加者を見つけて急に元気が出てきた。

3日目の朝。がんばって登る。
□ デジャブ
675km地点、ようやくファミリーマート 鹿角大湯店に辿り着く。朝食と養生テープ、レジ袋2枚を購入し、マットやビビィ、その他使わなさそうな荷物を送り返す。明るくなったのでもう熊鈴は要らないかなと思ったが、小学生たちが熊鈴を鳴らしながら登校している。そうか今日は月曜日か。熊鈴はもうしばらく使うことにする。
・・・記事はここで途切れている。続きは後日追記予定。



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